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◆ ■◆ ◆ ■ ■ ◆ 都市研究所スペーシア
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◆ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ □[第130号]2005/6/27
◆ ■ ■ ■■ ◆ ■ ■ ■■ □−−配信数 681−−□
スペーシア・メールマガジンの第130号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
<内容・目次>
◆名古屋まちづくり情報◆
・愛・地球博にはレンタサイクルで
◆図書紹介◆
・にぎわい文化と地域ビジネス
◆読者の声◆
◆スペーシアのこの頃◆
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◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○ 愛・地球博にはレンタサイクルで ○
皆さんは折り返し地点を迎えた愛・地球博に足を運ばれたでしょうか。磁気浮上式リニ
アモーターカーとしては国内初の営業路線リニモを始め、エキスポシャトル、シャトル
バス、 パーク&ライドなど様々なアクセス方法が用意されている。それらの中でお勧め
したいのがレンタサイクルである。
地下鉄藤が丘駅を降り、リニモの乗り場を横目に100mほど進んだところにある「藤が
丘レンタサイクルポート」でレンタサイクルを利用することができる。片道利用と往復
利用の2種類のレンタサイクルが用意されている。片道利用の場合は300円(1,000円
の保証金を預ける)でママチャリを借り、長久手会場の西ゲート付近にあるサイクルポ
ートで乗り捨てが可能である。往復利用の場合はママチャリ以外にも小径車やスポー
ツタイプ、寝そべって乗るリカンベントタイプのものなど様々な自転車を選ぶことがで
きる。一番人気はタンデム車と呼ばれる2人乗りの自転車だそうだ。
今回は往復利用で小径車(利用料金1,000円、保証金1,000円)を借りた。「自転車マッ
プ」を使っておすすめルートを紹介してもらった。この「自転車マップ」は会場周辺を実際に
自転車で走った市民が得た情報をWebサイト上の地図に入力し、その蓄積をもとに作成
されたものである。4色のラインやアイコンによって、車道の交通量や路面状況などの自
転車での走りやすさに関することが表示されている。ラインやアイコンを見ることで自分
の体力や意識にあわせて走るルートを計画することもできる。紹介してもらったおすすめ
ルートにはところどころの道路脇にのぼり旗が立てられ道に迷うこともない。香流川沿い
の豊かな自然を体で感じながら、途中自転車を止めて周りを眺めたりしてのんびりと走る
ことができた。
このレンタサイクルは片道利用が「NPOサイクル・エコ」、往復利用が「市民・自転車
フォーラム」という異なる市民団体によって運営されている。それぞれのスタッフは丁寧
な応対をしているので非常に好感が持てた。また、利用者の待時間を減らすために貸
し出しの準備などで協力しているので、別々の団体が運営していることに気づく人は
少ないだろう。
レンタサイクル用の自転車は自転車メーカーから借りている最新モデルのものや、走
っているとタイヤの空気が自動で補充されるシステムがついたものなど普段あまり目に
することができない自転車を見たり、乗ったりするという貴重な経験もできる。
藤が丘駅からリニモに乗れば15分前後で会場に行くことができるのになぜ自転車と
思われるかもしれない。しかし、21世紀のキーワードである「スローライフ」、「エコロ
ジー」を実感するという意味でも是非、レンタサイクルでのアクセスを候補に入れても
らいたいものである。(山崎崇)
→ホームページに写真を掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/expo2/index.htm
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◆図書紹介◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−
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○ にぎわい文化と地域ビジネス ○
相原憲一 編著 2004年11月25日発行
「ばか者(瞬発力)、わか者(柔軟性)、よそ者(多様性)によるオンリーワンの地域づくり」本書
の帯見出しの一文である。この「○○者」は、近年様々なものが都市部へ集中したことで
地方都市(地域)の衰退が進んできたが、そうした中でも地域へにぎわいをもたらせ、
ビジネスの成果を収めた人物のことを表現している。
本書では、「にぎわい」と「地域ビジネス」を創りだす際に重要となる「人」のかかわり方を
筆者の視点で捉え整理している。にぎわいの創出で大切なのは、価値観を認識する「気づ
き」を持ち合わせ、固定概念に捉われることなくその地域のもつ特性や問題点を把握し、
にぎわい創出への戦略へと導くこと。また地域ビジネスにおいては、にぎわいを地域住民
が潤うだけのビジネスへ結び付けられるかどうかが大切で、主体となる住民と事業の方
向性を見極める事業体、それを支えるために黒子に徹する自治体の存在をあげている。
そして、その考えが実践され成果を収めてきた7つの地域をとりあげ、地域特性や過去の
地域づくりの失敗談、自らの苦悩や地域のにぎわい創出への想いなどを立役者となっ
た人物自らに語ってもらっている。
本書で取り上げられている事例の中で、偶然にも過去、仕事を通じてお会いできた常滑
(やきもの散歩道)の山本氏、長浜(黒壁)の笹原氏の名前があり、ここでの内容やお会い
した時の様子から「○○者」という言葉に妙に納得してしまった。携わってきた人自らが
執筆しているため、よりリアルにその人の今なお抱いている熱意が感じられる。これま
で常滑と長浜へは何度か訪問しその人気の様子はみてきたが、本書を読んで再び足
を運びたくなった。(村井亮治)
→ホームページに表紙の画像を掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Mati/tosyo/nigiwaibunak.htm
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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介− info@spacia.co.jpへ
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(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)
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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・本日まで当社の社員旅行でしたが、私は残念ながら日程があわず参加できません
でした。おかげで隔週月曜発行のメルマガを遅刊しないですみました。社員旅行の
話題については、次号で誰かに報告してもらいましょう。
・カラーコピーを交換しました。リース4年目です。性能がアップし、価格も安くなりました。
よいタイミングでの交換が重要だと改めて思いました。(ishida)
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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
ジンに掲載させていただきます。
メールマガジン投稿用アドレス info@spacia.co.jp
◎バックナンバーはホームページに公開しています。
http://www.spacia.co.jp/mm/index.htm
◎今後の配信を希望されない場合は、このまま返信して下さい。
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(株)都市研究所スペーシア 編集:石田
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