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◆ ■◆ ◆ ■ ■ ◆ 都市研究所スペーシア
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◆ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ □[第125号]2005/4/18
◆ ■ ■ ■■ ◆ ■ ■ ■■ □−−配信数 676−−□
スペーシア・メールマガジンの第125号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
<内容・目次>
◆まちのトピック◆
・OECD愛知名古屋国際シンポジウムの開催について
◆名古屋まちづくり情報◆
・岐阜駅西地区市街地再開発事業 超高層マンションの分譲はじまる
◆図書紹介◆
・痛快!ケンチク雑学王
◆読者の声◆
◆スペーシアのこの頃◆
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◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○ OECD愛知名古屋国際シンポジウムの開催について ○
国境を越えた都市間競争が進み、人材や投資を惹きつけるための「都市の魅力」を
高めていくことが世界各国で重要な政策課題となっています。
このような「都市の魅力」を高めるための先進的取組や経験を共有するとともに、共通
課題の解決のための意見交換等を行うため、OECD、愛知名古屋国際シンポジウム
協議会(国、愛知県、名古屋市等)の共催により、「OECD愛知名古屋国際シンポジ
ウム」を開催します。
※OECD(経済協力開発機構)は、経済成長の維持、世界経済の発展への貢献、開発
途上国への援助、多角的な自由貿易の拡大、を目的とする組織。現在、日本を含め
先進国30カ国が加盟。
→詳細はこちら
http://www.cbr.mlit.go.jp/kensei/topics/oecd/index.htm
1.日程
平成17年6月2日(木)〜3日(金)
2.会場
名古屋国際会議場(名古屋市熱田区熱田西町1-1)
3.テーマ
将来に向けた都市の魅力
4.概要
基調講演1
木村尚三郎 静岡文化芸術大学学長、東京大学名誉教授
基調講演2
Leo van den BERG エラスムス大学教授(オランダ)
セッション1
都市の魅力向上のための戦略
セッション2
都市の魅力を持続的に確保していく方策
セッション3
魅力向上のためのパートナーシップ
クロージングセッション
議論のとりまとめ
5.主催
OECD
OECD愛知名古屋国際シンポジウム協議会
(国土交通省中部地方整備局、愛知県、名古屋市、都市再生機構、(社)中部
経済連合会、 名古屋商工会議所)
〜名古屋市の中園さんより情報提供いただきました〜
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◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○ 岐阜駅西地区市街地再開発事業 超高層マンションの分譲はじまる ○
第112号で紹介した岐阜駅西地区市街地再開発事業は、昨年12月27日に岐阜県
知事より権利変換計画が認可され、本年1月8日、権利者はじめ事業関係者約200人
の出席のもと、起工式が執り行われた。工事は、平成19年8月の竣工を目標に順調に
進んでいる。
大和システム(株)と(株)セイキョウホームが参加組組合員として取得した15階から42階まで
の高層分譲マンション243戸が「スカイアークス」の名称でいよいよ販売される。40階
からの3層はエグゼクティブステージとして専有面積約110u〜約150u(2LDK〜4LDKの
5タイプ)の大きめの住宅15戸、29階から39階はプレミアムステージとして専有面積
約50u〜約80u(2LDK〜3LDKの8タイプ)の住宅88戸、15階から28階はスーペリア
ステージとして専有面積約70u〜約100u(2LDK〜4LDKの10タイプ)の住宅140戸が
販売対象となっている。
先月末には本事業地区の西側香蘭地区にモデルルームがオープンした。そこを訪れる
人は、まずシアタールームに案内される。岐阜の市街地や建物の概要のわかるショート
ムービーを見終えると、スクリーンが開き、次の部屋に誘導される。そこには、1/70
サイズで制作された高さ2.3mの高層タワーの模型が設置されている。来訪者は、一様
に、高さ163mの超高層の持つ圧倒的なスケール感を実感するという。そこから2階に
上がると、100u・4LDKと70u・2LDKの2タイプのモデルルームをスタッフが案内して
くれる。
岐阜駅に隣接し利便性が高く、市内初の高層マンションという話題性から、着工前
より、1,200件を越える問い合わせがあったという。モデルルームでは、すでに多くの
人々が訪れ、申し込みの受付がなされ、ゴールデンウィーク頃から本格的な販売
契約活動が開始されると聞いている。本地区の目玉事業である高層分譲マンション
の順調な処分は、事業関係者の望むところであるが、引き続き予定されている駅周辺
地区再開発事業における住宅保留床の処分計画にも大きく影響する。他の事業地区
の事業推進に弾みをつけるためにも、反響の大きさがそのまま販売契約の締結に結び
つくことを期待したい。 (浅野泰樹)
超高層分譲マンション「スカイアークス」ホームページ:http://www.skyarcs.jp/
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◆図書紹介◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−
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○ 痛快!ケンチク雑学王/建築うんちく隊 著 ○
彰国社/2004年11月出版
「浅草寺には…… 1万人もの人が住んでいた。」、「『きちょうめん』は…… 柱の角の
ことである。」、「正倉院の校倉造りに…… 夏冬の調湿機能はない。」、「エッフェル塔の
てっぺんには…… エッフェルさんのオフィスがあった。」、「クローゼットは
もともと…… 用を足す場所だった。」など、建築に関する113種類のうんちくが解説付
きで紹介されている。思わず「へぇ〜」と感銘の声をあげてしまう。
このように簡単にこの本の紹介をすると、感銘度を表現する単位である「へぇ〜」を流
行語にしたテレビのバラエティ番組に影響されて書かれた軽い本だと思ってしまうかも
しれないが、そうではない。大学教授など建築研究者6人によって構成された「建築うん
ちく隊」は、見るに耐えない日本の街の風景をつくっている原因のひとつを一般人の
建築に対する無関心さであると考えた。そして、気楽な気持ちで専門的な知識に触れ
ながら、一般の人々が建築や建築家に対して文化や歴史という観点から関心を持つ糸口
になれたら、という願いをこめて建築のうんちくをこの一冊の本にまとめたのである。
昨年成立した景観法には協議会への住民参加や住民主体の景観整備機構、計画へ
の提案などの新たな制度が盛り込まれている。しかし、住民の関心が低い地域では
景観法は有効に働かず、景観は崩れ続けていくことが予想される。この本によって建築
やまちの景観への関心が高まり、魅力的な景観になっていくことを期待したい。
(山崎 崇)
→ホームページに写真を掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Mati/tosyo/zatugaku.htm
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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介− info@spacia.co.jpへ
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○メールマガジンありがとうございます。
今回、初めて投稿します。
若宮大通の高架下にあるランの館を案内する
オブジェが見えるようになっていました。
このオブジェにお目にかかるのは何年ぶりのことでしょうか。
もう姿を忘れかけていました。
こんなかわいいものだったんですね。
橋脚の補強工事が実施されるにあたって
橋脚まわりにあったホームレスの住居が撤去され
工事が終わった今、見えるようになったようです。
ここで昔を思い出したんですが若宮大通沿いはランの館が
できたこと以外は大きく変わっていないような気がします。
逆に昔、遊んだ冒険砦はなくなってしまいました。
若宮大通には”若宮大通アメニティ下水道”
ということで処理水による池や噴水があります。
しかし、水辺を楽しむこどもの姿を見ることはありません。
若宮大通は車がたくさん流れているだけで堀川と同じように
存在があるのに存在がないように人々が感じている、
そう感じます。
名古屋駅と栄の間の堀川
栄と大須の間の若宮大通
名古屋駅、栄、大須
このにぎわいがどんどん膨張している3地域の間を流れる
2つの流れのまわりに人が集まってきたときが
名古屋が全国規模の魅力をもつときではないかと思います。
ここまで若宮大通について書いてみましたが
実は井澤先生の講義の最後のレポートとして
若宮大通について書いていたりします。
そのときは最後だったためコメントがいただけなかったので
上の文章について少しのコメントでももらえればと思います。
この前、名古屋に自転車タクシーが登場したというので見てきました。
(写真は⇒http://www13.ocn.ne.jp/~leisure/velotaxi.html)
この自転車タクシーを使えば地下鉄や車と違い
流れの遅い車窓とともに流れる空気を感じることができます。
ただの移動が楽しい移動になります。
文化のみちに自転車タクシーとかどうでしょうか?
→Kさん。メールありがとうございます。
若宮大通は1989年の市制百周年を記念して、歩道の拡幅と
公園内の整備が行われました。彫刻広場、水の広場、花の広場、
子供広場等々、相当な投資が行われました。そんなかの一つに
冒険広場の木製の砦が登場しましたが、ホームレスの生活空間
となったり、ボヤを出したりして、取り壊された経緯があった
と聞いております。
現状はまさに栄ミナミと大須を分断する「車の川」となってい
るのは事実です。そこで、大通の公園内に「にぎわいの中州」
を造ったらどうかと2年前に提案したことがあります。大津通
から本町通までの間で、ライトスポーツやライブイベントを行
い、仮設店舗も営業されて、というイメージです。丁度、地下
駐車場の若宮パーク(505台)の上で展開すれば、駐車場の利用
率も上がり、地下を通じて栄ミナミと大須が繋がりやすくなる
と考えたからです。ある学生の団体がそこでフットサルのコート
をつくろうと市に働きかけたこともあります。
人々が若宮大通の公園に集まるようになれば、いろんな仕掛けが
できるし、仕掛けができれば人々も集まるという、好循環を作り
出したいものです。
名古屋にとって久屋大通だけでなく、若宮大通も20世紀の遺産とし
て、うまく使いこなしていきたい。Kさん、もっと提案を、そして
行動を (izawa)
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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・仕事の方はまだまだ2004年度が続いていますが、気分だけは新年度。万博を契機に
この地域の街が変化してきているので、いろいろと見にまわらねばというところです。
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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
ジンに掲載させていただきます。
メールマガジン投稿用アドレス info@spacia.co.jp
◎バックナンバーはホームページに公開しています。
http://www.spacia.co.jp/mm/index.htm
◎今後の配信を希望されない場合は、このまま返信して下さい。
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(株)都市研究所スペーシア 編集:石田
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