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 ◆  ■◆   ◆    ■  ■  ◆   都市研究所スペーシア
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 ◆  ■ ■ ■■  ■    ■  ■■    (隔週発行予定)
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 ◆  ■   ■  ■  ■  ■ ■  ■  □[第12号]2000/12/18
◆   ■  ■  ■■  ◆ ■ ■  ■■ □−−配信数 340−−□

 スペーシア・メールマガジンの第12号をお送りします。名古屋からの情報発信とともに
まちづくりのネットワーク形成をめざしています。今回、はじめて送信させていただいた
方もよろしくお願いいたします。
 メールマガジン投稿用アドレス mm@spacia.co.jp を作りました。まちのトピックへの
情報や読者の声は、このアドレスにお送り下さい。

<内容・目次>
  ◆まちのトピック ◆
    ・あいち☆すまい・まちづくり広場3年目に
    ・SPACIAリンク集へ掲載するホームページを大募集! 
  ◆名古屋まちづくり情報◆ 
    ・安住の会(あんきにくらすじゆうの会)  
  ◆視察レポート◆
    ・(財)自転車産業技術振興協会技術研究所(自振研) 
  ◆読者の声◆ 
  ◆スペーシアのこの頃◆ 

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 ◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○ あいち☆すまい・まちづくり広場3年目に ○

 愛知県を中心とした住まい・まちづくりの情報リンク集である「あいち☆すまい・まち
づくり広場」ができて2周年をむかえました。運営スタッフがもちまわりで更新作業を
行っており、リンク先も徐々に増え、アクセス数も月1500件を越えており、利用の輪
が広がっています。
 この度、3年目に入るにあたり、内容充実のためのアンケート調査及び新しく増えたイ
メージキャラクターの名前募集を行っています。1年目は「すまいるくん」1人だった
キャラクターが2年目に「まちこちゃん」と結婚し、3年目で子供が生まれたというス
トーリーです。応募者全員にテレカがプレゼントされます。
 http://www.smile-aichi.or.jp/

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○ SPACIAリンク集へ掲載するホームページを大募集! ○

 スペーシアホームページではSPACIAリンク集として、SPACIAにかかわりのある方のホー
ムページへのリンクを設定しています。(勝手にリンクさせていただいている方もいま
す。連絡しなければと思いながらそのままになっていて申しわけありません。)
 貴方のページもSPACIAリンク集からリンクできるようにしてみませんか。リンクしても
よいという方は下記アドレスまでURLをお伝え下さい。また、貴方のページからもリンク
を設定していただければ幸いです。SPACIAリンク集から新しいネットワークが生まれるこ
とを期待しています。
   mm@spacia.co.jp

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 ◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○ 安住の会(あんきにくらすじゆうの会) ○

 「あんき」とは、名古屋地域でいう「安心して住み続けられる」ことをさし、「じゆ
う」とは「独りになれる自由」や「トモニイキル自由」と共に、「あんき」と「自由」を
実現できる「すみか」としての「住」を意味している。

 発足は1996年の9月。1995年に完成した愛知県春日井市の長屋型コーポラティブ住宅
「木附(きづき)の里」がきっかけとなり、当時名城大の延藤先生ら20名の呼びかけによ
りはじまった。
 当初は、具体的なプロジェクトの実現を目指して、京都にあるコーポラティブ住宅
「ユーコート」「あじろぎ横丁」の見学会や建設候補地の見学会などが矢継ぎ早に行われ
たが、住み手が集まらなかったりして、実現には至らなかった。
 その後、パソコンに詳しい人が新しく会員となり、オンラインネットワークの企画が提
案され、パソコン通信NIFTYのパティオを開設(のちに、メーリングリストに発展)
したり、ホームページも作成されるようになり、新しい会員の輪が広がっている。月1回
行われる例会の模様は、メーリングリストで公開され、参加していない会員にも情報が伝
えられている。一方で、インターネットを活用できない会員も念頭にいれ、ニュースレ
ターが2カ月に1回のペースで発行されている。これらは会員の中で中心となるメンバー
がそれぞれ得意な分野を担当することで運営されており、いろいろな個性をもった人達が
自然と集まってきているのがおもしろい。

 ここ3年ぐらいは、住まいに関するセミナー・見学会が活動の中心となっており、木材
市場の見学や三河杉見学会などが開催されてきた。今年になってから、具体的なプロジェ
クトの話しがもちあがっており、プロジェクトごとにリーダーを決め、実現にむけて動き
始めている。しかし、コーポラティブ住宅の実現には、土地、人、資金の3要素が不可欠
であり、これらのタイミングがうまくあわないと実現が難しいのが現状である。
 かくいう私もコーポラティブ住宅に魅力を感じ、会員となっているが、子供が小学生と
なり、学童保育のつきあいが生まれる中で、同じ学区内で住み替えられないかと考えてい
る状況であり、提案されるプロジェクトには加わりがたい状況である。
 とはいえ、これからの住み方としてコーポラティブ住宅に対する関心は確実に高まって
いる。昨日、安住の会の総会が開かれたが、そこではコーポラティブ啓発キャラバンを行
うという方針も打ち出された。春日井市、日進市でプロジェクトが進行しているが、木附
の里に続く次のコーポラティブ住宅の実現を期待したい。    (石田)

→安住の会のホームページ 
  http://member.nifty.ne.jp/anki/
→ホームページに住まいのセミナーに参加した時の写真を掲載しています。
  http://www.spacia.co.jp/Nagoya/simin/anzyu.htm

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 ◆視察レポート◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−  
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○ (財)自転車産業技術振興協会技術研究所(自振研) ○

 私が名古屋の都心にほど近い今池の民間賃貸マンションに住むようになって3年半。雨
の日以外は自転車で20分ほどかけて都心にあるスペーシアの事務所まで通勤していま
す。
 この自転車という乗り物は、最近は、全国的にも自動車を抑制する目的の1つとして注
目されており、まちづくりに活用した事例が増えてきています。
 そんな中で今回、業務の関係で(財)自転車産業技術振興協会技術研究所(以下、自振
研)という興味深い施設を見学することができたので、紹介します。
 (財)自転車産業振興協会は、自転車産業全般の振興を図るため、業界や関連団体との
連携のもとに各種事業を実施する機関として1964(S39)年4月に設立された団体
で、東京に本部、愛知県犬山市に唯一の研究所(自振研)があります。
 自振研では、自転車に関する生産技術、品質性能評価、化学・材料などを行っており、
最近では車いすなどの福祉機器に関する研究も行っています。所内で特に目を引いたの
が、肢体障害者でも利用できる自転車や年代物の車いすです。この他にも様々な自転車や
車いすを見ることができます。
 自振研では自転車を活用したまちづくりについても取り組んできており、名古屋市守山
区および春日井市周辺での調査・提案や、地元の犬山市でのマウンテンバイク大会、研究
所内のコースを開放してのイベントなど行われています。
 また、自振研のホームページ<http://www.jbtc.or.jp/current/index.html>にはデー
タベースがあります。自転車そのものの技術や特許情報等のデータが中心ですが、まちづ
くりに関する文研や新聞記事も幾つか確認することができます。
 最近、折りたたみの新車(自転車)を購入して、ますます自転車なしには生活できなく
なった私にとっては興味深い施設でした。              (浅野 健)

→ホームページに自振研にあった自転車と車いすの写真を掲載しています。
 http://www.spacia.co.jp/Mati/sisatu/jisinken.htm
 
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 ◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−mm@spacia.co.jp へ
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西陣の町家倶楽部ネットワークの佐野です。
実験的オープンカフェは、夏に大阪御堂筋大丸前にて竹中工務店が行いました。
御堂筋は、昔のにぎわいがなく、閉鎖店鋪なども多くて、元気のないただの通路と化して
いるので、道路をオープンカフェに転用して、実験したようですが、同じように人気が高
かったようです。あれを実施するには、交通量調査など大変な努力が必要ですが、面白い
試みだと思います。ただ、いつでも比較される「ヨーロッパの建築美やオープンカフェ」
が日本に必要なら、さっさと実現すればいいのですが、行政も住民もどうして動かないの
でしょうか。分析すればその理由は容易に想像できますが。。。
もう一つ、見習うべき景観先進地がヨーロッパなら、日本の建築家や都市計画者は、自ら
の創造力を必要としないという皮肉な結果になります。ものまねでいいのだろうか。他国
で流行っているものをどう実現するかというプロセスに奔走すればいいという結果になり
ます。
今までアメリカで流行したものは必ず日本で流行るというラッキージンクスがあって、日
本の商売人は、自らの創造力なしでも資本さえあれば儲かるという構造がありました。今
もその徴候はありますね。
衣食住がこんなに高いと、アメリカ人と同じ収入でも大きな家には住めないし、コストダ
ウンを狙ってアジアで生産させて、それをまた高く売るという利鞘主義が大はやりで、建
築業界でもアメリカの3倍以上の就業人口があるというし、繊維関係でも消費者にわたる
までにものすごい問屋の数があって、寄生虫に食われて、痩せ細っているようなのが日本
の現状です。
経済構造そのものが自らの首を絞めています。
日本人には豊かさがない。なんでもコストが高いから、一生懸命働いても、どんどん支出
が増えてゆく。こんなにあくせく働いて貧乏なままなら、働かないほうがいいかも。
日本から発信できるものってないのだろうか。アジア諸国から日本に視察に来る人は多い
ですが、ヨーロッパやアメリカから日本に視察に来るとか留学に来るというのは、本当に
少ないのが現実です。東洋の神秘も東洋思想も日本から駆逐されてしまったように思えて
なりません。
まちづくりも大切ですが、経済構造にふりまわされてる現状をなんとかしないと、いい知
恵もまちづくりもできないような気がします。

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いつもメールマガジンありがとうございます。
第10号のメールマガジンの中の読者の声で
日進市のハッピーマップについておっしゃっていた方がいらっしゃいましたが、
私も日進に住んでいて、最近クリスマスのイルミネーションが個人も含めて
すごく増え、近所の人どうしでイルミネーションツアーをくんだりしています。
そういうイルミネーションマップをつくって他の市に住んでいる友達にも
教えてあげたいと思っていた矢先なので、
ハッピーマップと関連できるかなと思い、メールしました。
ハッピーマップとはどんなものですか?

→ハッピーマップとは、
 もともとは、5年前に日進市内の市民グループが市内の主要施設のバリアフリー情報
 を調査し、
 障害者が携帯できるマップとしてとりまとめたものです。
 この市民グループそのものの名前も「ハッピーマップ」といいます。
 5年経過して施設が増えたり、施設そのものが改善されたりしてマップの更新が必要
 になったことと、
 5年前のマップは地域の核となる学校の情報がなかった、
 などの理由で今年度改訂することとなりました。
 今回は市の協力が得られ、市のホームページにも調査状況が掲載されています。
 下記のアドレスにアクセスしてみて下さい。
 http://www.city.nisshin.aichi.jp/frames/fukushi/happy/happymaptop_frm.htm

 イルミネーションマップということで、クリスマスシーズン限定ということでしょう
 か?
 ハッピーマップの調査と直接関連できるかどうかはわかりませんが、
 元気なメンバーの方々とお知り合いになってマップの作り方など意見交換できると、
 面白いかもしれません。

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 ◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・gooで「ワークショップ」を検索すると64,000件もヒットします。「まちづくり」との
絞り込みで5,000件、「公園」との絞り込みで6,100件。全国各地でワークショップが
展開されているようで、ホームページにも多くの情報が掲載されていました。
「全国ユニークまちづくりリンク集」にはそんな中からみつけたページをリンクしてみ
ました。
  http://www.spacia.co.jp/Rink/zenkoku-rink.htm

・隔週発行のメールマガジンは今号が20世紀最後の号となり、次号はちょうど1月1日
発行ということに。自宅から発送する予定ですが、ちゃんと記事が集まるかな…。

・スペーシアの年末年始は例年どおり、12月27日に大掃除、忘年会で仕事納め、
1月5日が仕事はじめです。

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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
 を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
 できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
 ジンに掲載させていただきます。
   メールマガジン投稿用アドレス mm@spacia.co.jp
◎バックナンバーはホームページに公開しています。
   http://www.spacia.co.jp/mm/index.htm
◎今後の配信を希望されない場合は、このまま返信して下さい。
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(株)都市研究所スペーシア  編集:石田
 〒460-0034 名古屋市中区栄5-16-14 新東陽ビル5F
  TEL 052-242-3262 FAX 052-242-3261
   URL    http://www.spacia.co.jp/
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