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 ◆  ■   ■  ■  ■  ■ ■  ■  □[第110号]2004/9/20
◆   ■  ■  ■■  ◆ ■ ■  ■■ □−−配信数 628−−□

 スペーシア・メールマガジンの第110号をお送りします。
 名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
 
<内容・目次>
  ◆まちのトピック◆
   ・岐阜駅西・再開発ビルの名称募集
   ・名古屋市都市景観セミナー(10/30)
  ◆名古屋まちづくり情報◆
   ・小原村矢作地区のとりくみ
  ◆図書紹介◆
   ・年金で豊かに暮らせる日本の町ガイド
  ◆読者の声◆  
  ◆スペーシアのこの頃◆ 

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 ◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○ 岐阜駅西・再開発ビルの名称募集 ○

 岐阜駅西地区市街地再開発組合では、岐阜市のJR岐阜駅西に2007年春完成予定の再開発
ビルの名称を募集しています。
 高さ160m超の同ビルは住宅系高層ビルとしては中部圏一の高さ。岐阜放送、医療福祉
施設、商業施設、住宅などが入る複合タワーです。同ビルに親しみをもってもらおうと広
く名称を募集することとしました。

【応募資格】 特になし
【審査ポイント】ビルの特徴を親しみやすく表現しているか
【締め切り】10月29日
【発表】 11月下旬頃の予定
【懸賞】 「最優秀賞1点」
        旅行ギフト券と長良川温泉・鵜飼宿泊パック(ペア)、20万円相当
   「協賛企業賞5点」 各5万円相当の賞品
「参加賞」 応募者の中から抽選で10名に5000円相当のギフトカード
【応募方法】名称とその意味・理由、住所、氏名、年齢、性別、職業、電話番号を明記
        し、はがきかFAXで。
【あて先】500-8856 岐阜氏橋本町2-1 同組合事務局「名称募集」係
        FAX 058-265-0282
 ホームページからの応募も可
http://www.gifu-ekinishi-tower.jp/

〜スペーシア・浅野泰樹〜

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○ 名古屋市都市景観セミナー ○

都市の景観―その手法と今後の展望―
景観条例20年・景観法元年 「これまでとこれから」

1984年、名古屋市では全国に先駆けて都市景観条例を制定し、市民のみなさんととも
に各地域にふさわしい都市景観の形成を進めてきました。そして2004年、景観に関す
る総合的な法律である景観法が成立・公布され、新たな仕組みが動き出そうとしてい
ます。
魅力ある都市の景観づくりに向けて私たちは何が出来るのでしょうか。
「これまで」の名古屋の景観づくりを振返り、「これから」の景観づくりの仕組みや
取り組みのあり方をみなさんと一緒に考えます。

第1部 基調講演
「美しい都市風景づくりと景観法の役割」
講師:西村 幸夫 氏/東京大学大学院工学系研究科都市工学 教授

第2部 パネルディスカッション
コーディネーター:木村 一男 氏/名古屋学芸大学メディア造形学部長
パネリスト:(50音順)
淺野 彰 氏/名古屋中央大通連合発展会 会長
佐藤 久美 氏/英文情報誌「アベニューズ」編集長
瀬口 哲夫 氏/名古屋市立大学芸術工学部長
西村 幸夫 氏/東京大学教授(基調講演講師)

日時 平成16年10月30日(土)
開場13:00
第1部 13:30〜14:40 基調講演
第2部 15:00〜16:30 パネルディスカッション
会場 金山南ビル11階 名古屋都市センター大研修室
(名古屋市中区金山町一丁目1−1)

参加費 無料
申し込み 往復はがき(行事名、住所、氏名、電話番号を記入)で
住宅都市局都市景観室あて申込してください。後日、参加票をお送りします。
定員120名(多数の場合は抽選となります。)
受付締切 10月5日(火)必着
問合・申込先 名古屋市住宅都市局都市景観室
電話972-2732 〒460-8508 名古屋市中区三の丸三丁目1−1
メールアドレス a2732@jutakutoshi.city.nagoya.lg.jp
主催 名古屋市

同時開催 パネル展「名古屋市都市景観賞の20年」
(10月20日〜31日 11階 都市センターまちづくり広場)

〜名古屋市住宅都市局の越野さんから情報提供いただきました〜

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 ◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○ 小原村矢作地区のとりくみ
 〜みんなでチャレンジ!!花も実もなる矢作地区〜 ○

 愛知県西加茂郡小原村は12の行政区に分かれており、村の南東部の矢作川沿いに位置し
ているのが矢作地区である。ここで2002年度に2回のワークショップが行われ、矢作地区
内で今後どんな活動が必要であるか、住民同士で知恵を出し合った。これ以前に村内の大
平地区、中区でワークショップによる計画づくりが行われており、矢作地区でも実施した
いという要望があったため、村(農林課)が実施することになったのである。企画・運営
には地元でまちづくり活動に取り組んでいる「どうしよう会」や「小原清流会」のメン
バーも積極的に関わり、スペーシアもお手伝いした。

 第1回ワークショップ(2002年10月5日)では地区内を歩いて点検、第2回(2003年2月
9日)では目標や活動内容を話し合った。できるだけたくさんの人に参加してもらうた
め、各回にはキノコ汁や秋刀魚、五平餅などを味わう「味覚バトル」が地元の人達の準備
によって組み込まれ、話し合いをすると同時に味覚を楽しんだ。2回のワークショップの
結果、自然を生かす「四季部会」、河川敷を利用する「かわ坊主部会」、史跡や信仰を伝
える「昔むかし部会」という3つの部会に分かれて活動をしていくという方向性が決まっ
た。また、矢作地区のキャッチフレーズは「みんなでチャレンジ!!花も実もなる矢作地
区〜世代を越えて心のふれあい〜」とすることになった。
 2003年度から各部会の活動がはじまり、現在も継続されている。ワークショップによる
計画づくりをした行政区に対しては、活動を実施していくための補助金が村から支給され
る。2004年8月21日には、「かわ坊主部会」によるイベント『矢作川を知ろうand釣り大
会』が実施された。矢作川に住む魚の説明を聞いた後釣り大会を実施し、釣った魚を揚げ
て食べたりした。地元の別のイベントと重なってしまったため参加人数は少なめであった
が、子ども達の参加もあってにぎやかに行われた。
 「四季部会」では道路沿いの植樹やベンチづくり、「昔むかし部会」では史跡に案内板
を設置する活動などを行っている。私は2003年のワークショップ以来、1年半ぶりくらい
に訪れたのだが、ワークショップで考えたことがきちんと実施に移されていることに驚い
た。「自分達の地域は自分達の手で作る」という気持ちを持っている人が多いのではない
かと感じる。
 小原村は豊田市に編入合併することが決まっているが、行政区の活動の支援は合併後も
続けていきたいと村では考えているそうである。 (伊藤彩子)

参考:
小原村農林課のホームページ
  http://www.vill.obara.aichi.jp/gyousei/nourin/workshop/yahagiku/index.htm

 →ホームページに写真を掲載しています。 
  http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/obara/index.html 

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 ◆図書紹介◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−  
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○ 年金で豊かに暮らせる日本の町ガイド ○

 人口減少を間近に控え、各自治体は住民獲得のため、魅力向上を求められている。それ
は「子育てしやすいまち」であったり「大学との連携が進んだまち」であったり、ものさ
しは様々である。
 本書は、「年金で豊かに暮らせるか」というものさしで全国の自治体を測っている。本
書が生まれたきっかけは、女性会員5000名の投稿誌「わいふ」を発行してきた女性グルー
プによる全国の老人ホームの調査だった。地方のホームは、入居金や月々の納入金が都市
部に比べ、相当安いことに気づき、同時に総合的な「安心」を得ようとすると、田舎より
地方、地方よりある程度都会の方が有利であるとの結論に至ったという。
 具体的な条件は「便利な交通機関が通っていること」「安くて豊富な食料品が手に入る
こと」「温暖な気候であること」「移住者がとけ込みやすいこと」「いざというとき、子
どもや親戚が駆けつけられる手段があること」「老人ホームが近くにあること」「医療機
関が複数あること」で、その結果セレクトされた42の自治体は人口5万人以上、平均家賃
が東京の50%以下の地方都市となっている。
 ちなみに名古屋近郊では愛知県一宮市が選ばれており、名古屋に12分、岐阜に10分の便
利な大都会近くの田舎町で神社の参道にもなっている商店街が大きな魅力であるとされて
いる。
 来る年金生活に向けて、読者が42の自治体を下見に行くことも考慮して自然景勝地や観
光名所も紹介され、さながらガイドブックのようだが、巻末に「自由契約の福祉老人ホー
ム利用法」「知っておきたい介護保険の利用方法」というレポートがある。実際に自由契
約の福祉老人ホームに入居するとなったらどれくらいの広さの部屋にいくらで入居し、生
活費はいくらになるのかなど、極具体的にモデルケースが紹介され、またその延長上に介
護保険を利用するとなったらどのようなことに留意すべきかをまとめている。様々な警告
を発しているが、そこに悲壮感は全くなく、「正しい知識と知恵で長い老後を楽しく過ご
そうよ」という前向きなメッセージが伝わってくる。
 まだまだ現役の人、引退した人、そして引退後のシミュレーションをしてみようかと
思っている人などライフスタイルの各段階で読むことを勧めたい。(竹内 郁)
 
 →ホームページに表紙の写真を掲載しています。 
  http://www.spacia.co.jp/Mati/tosyo/nenkin.htm  
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 ◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介− info@spacia.co.jpへ
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 (みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします) 

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 ◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・前号の巻頭文をミスしてしまいました。前々号の文章とともに何故か特定の方の
 アドレスを表示してしまいました。申し訳ありません。

・大学卒業以来、8年半勤めたスペーシアを今月いっぱいで退職することとなりました。
 「文化祭準備期間のようなわくわくする仕事をしたい」がスペーシアへの就職希望
 理由でしたが、8年半、期待以上に充実したすばらしい出会いと経験の毎日でした。
 しばらく家庭に入りますが数年後、ご縁があれば、またみなさまと仕事をさせていた
 だきたいと思っています。本当にありがとうございました。(竹内)

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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
 を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
 できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
 ジンに掲載させていただきます。
   メールマガジン投稿用アドレス info@spacia.co.jp
◎バックナンバーはホームページに公開しています。
   http://www.spacia.co.jp/mm/index.htm
◎今後の配信を希望されない場合は、このまま返信して下さい。
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(株)都市研究所スペーシア  編集:石田
 〒460-0008 名古屋市中区栄5-1-32 久屋ワイエスビル5階
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