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◆ ■◆ ◆ ■ ■ ◆ 都市研究所スペーシア
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◆ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ □[第100号]2004/5/5
◆ ■ ■ ■■ ◆ ■ ■ ■■ □−−配信数 627−−□
スペーシア・メールマガジンの第100号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
<内容・目次>
◆まちのトピック◆
・愛知まちコン講演会(5/14)
◆名古屋まちづくり情報◆
・外国人在住者の目から見た愛知県の産業観光資源
◆図書紹介◆
・東京遺産 -保存から再生・活用へ-
◆読者の声◆
◆スペーシアのこの頃◆
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◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○ 愛知まちコン講演会 ○
愛知住まい・まちづくりコンサルタント協議会では、総会にあわせて下記のように講演
会を開催します。無料でどなたでもご参加いただけます。講師の松井先生には様々な市民
活動の経験をふまえてお話いただく予定です。みなさんのご参加をお待ちします。
【日 時】5月14日(金)15:00〜16:45
【場 所】名古屋都市センター 大研修室
【講 師】松井 真理子 氏(四日市大学総合政策学部助教授)
【テーマ】市民セクターについて考える
【内 容】
1 政府セクター(特に自治体)の問題点
2 市民セクターの価値(なぜ私は市民セクターに惹かれているか)
3 市民セクターの実情
4 イギリスの市民セクターと政府の関係
5 市民セクターを発展させるために必要な条件(特に資金問題を中心に)
【申し込み】
愛知まちコン事務局((株)ランドブレイン 宮地)
E-mail miyachi@landbrains.co.jp
fax
052-971-7254
〜スペーシア・石田富男〜
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◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○ 外国人在住者の目から見た愛知県の産業観光資源 ○
これまで愛知県といえば工業都市のイメージが強く、観光についてはあまり取り組まれ
てこなかったが、来年には中部国際空港が開港し、2005年日本国際博覧会(愛・地球博)
が開催されるため、国内外からの訪問客を受け入れる体制づくりが急ピッチで進められて
いる。そのような中、今年の3月に、愛知県内の産業観光資源に、県内在住の外国人の
方々(英米系・中国・韓国)を案内する機会があった。訪れた先は、2000年の歴史がある
と言われる熱田神宮、絞りで有名な有松、やきもの産地である常滑・瀬戸、トヨタ自動車
の関連施設など。
人気のあったところは、常滑、有松、ものづくり文化の道(名古屋市西区)など日本の
生活や文化が感じられるところ。観光ボランティアガイドや現地住民の方などに案内をお
願いしたため、外国人の方々に知られていない一面を見せることができた。トヨタ自動車
関連の産業観光施設も人気が高く、特にトヨタ博物館では4ヶ国語対応の携帯式音声ガイ
ドなど対応が充実しており、車に興味がない人でも楽しめたようである。
外国人の方の不満としては、案内板やパンフレットなどで外国語表記がされていない場
合が多い、飲食店・買い物できる店・休憩施設などが不足している、といった指摘が多く
聞かれた。また、神社での手の洗い方や参拝の仕方、日本の家屋を見るときに脱ぎやすい
靴を用意するなど日本独特の文化の説明や歴史背景なども合わせて伝えてほしいといった
意見もあった。
外国人に限らず観光客が訪れたくなる地域は、住んでいる人々にとっても暮らしやすい
まちであるといえ、観光面の課題を地域のまちづくりの中で解決する動きも出てきてい
る。在住外国人の方々が増えてきており、今後は地域のまちづくりにこれらの方々が参画
し、課題を解決する場づくりが必要になってくると思う。 (浅野 健)
→ホームページに写真を掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Topic/topic/gaikoku/index.html
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◆図書紹介◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−
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○ 東京遺産 -保存から再生・活用へ- /森まゆみ著 ○
岩波新書/2003.10.21発行
森まゆみ氏は地域雑誌「谷中・根津・千駄木」を発行しながら、「谷根千(やねせ
ん)」をはじめとした様々なまちづくりに関わり、まちづくりの世界では有名人だ。作家
としての著作も多い。
本書はそんな著者が“かかわってきた”東京における様々な保存運動がとりあげられて
いる。その中には、有名な東京駅や上野奏楽堂のような成功事例もあれば、丸ビルや同潤
会アパートのような失敗事例もある。それぞれの取り組みが様々なドラマを持っており、
読み物としても興味深
い。何故、安田邸は保存に成功したのにサトーハチロー邸は保存に失敗してしまったの
か。東京にある建築物は「歴史的建築物」として第一級のものが多く、地方都市での取り
組みの参考にはならないと思う人がいるかもしれないが、本書に記録されている様々な経
験は、全国各地で進められている近代建築物の保存・活用の取り組みに示唆を与えてくれ
るだろう。
著者はこの20年、たえず、「なぜ古い建物を残すのか」と自問自答してきたという。20
年で状況は驚くほど変化し、近年では古い建築物を活用することがブームになりつつあ
る。この地域でも「残したい建築物」は多い。著者のように、古い建て問の保存や再生、
それを活用することを通じて、多くの人と出会い、仲間をつくり、人生を豊かにしていき
たいものである。(石田 富男)
→ホームページに表紙の写真を掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Mati/tosyo/tokyoisan.htm
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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介− info@spacia.co.jpへ
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(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)
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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・スペーシアの10周年を期に発行を始めたこのメールマガジンが100号を迎えました。
2週間に1度、皆が原稿を持ちまわり、「もう周ってきたの」と毎回思いながら、原稿を
書いてきました。この記事をHPに掲載するというスタイルをとったこともあって、HPは
結構バラエティに富んだ内容になってきたと思います。
従来型のスタイルで、なかなか新しい形への脱皮ができないという課題もありますが、
今後ともよろしくお願いいたします。
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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
ジンに掲載させていただきます。
メールマガジン投稿用アドレス info@spacia.co.jp
◎バックナンバーはホームページに公開しています。
http://www.spacia.co.jp/mm/index.htm
◎今後の配信を希望されない場合は、このまま返信して下さい。
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(株)都市研究所スペーシア 編集:石田
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