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◆ ■◆ ◆ ■ ■ ◆ 都市研究所スペーシア
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ メールマガジン
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■ ■◆ ■ ■ ■ ■ ■ ■ □[創刊準備号]2000/6/15
◆ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ □ (7/17創刊予定)
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(株)都市研究所スペーシアは今年7月に創立10周年を迎えます。この地域のみなさ
んにささえられながら、10年間続けてこられたことを感謝いたします。
10周年記念事業の一貫として、メールマガジンを発行することといたしました。本
号はその創刊準備号です。これまでいろいろな形で関わらせていただき、メールアド
レスを存じ上げている方々に送信させていただきました。よろしければ、創刊号以降
も引き続き送信させていただきますので、よろしくお願いいたします。
<内容>
◆まちのトピック −スペーシアに関わりのある出来事を紹介します
◆名古屋まちづくり紹介 −名古屋から情報発信を行います
◆図書紹介 −まちづくりに参考になるものを紹介します
(号によっては視察レポートを掲載することもあります)
◆スペーシアのこの頃 −所内の話題をちょっと紹介します
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◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事を紹介します−
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□ 築地地区で防潮壁の修景を考えるワークショップ開催(5月20日) □
名古屋市築地地区の夢塾21(住民のまちづくり活動団体)では、地区内にある防潮
壁の修景にとりくんでいます。古くてきたなくなり、まちを分断する要素になってい
る防潮壁をまちの魅力づくりに生かせないかと、昨年より取り組みを開始。
5月20日の第2回のワークショップには約40人が参加し、いろいろな修景のアイデ
アを出し合いました。単に絵を描くのではなく、毎年手が加わって更新されていくよ
うなもの、トリックアートなど遊びの要素を取り入れたものなどの意見が出されまし
た。次回は10月のワークショップで計画をとりまとめる予定をしています。
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□愛知住まい・まちづくりコンサルタント協議会2000年度総会開催(5月23日)□
愛知県に事務所を置く住まい・まちづくりに関するコンサルタントが集まり、昨年
11月に発足。本格的な活動のスタートとなる200年度の総会が開催され、記念講演で
は森川高行名古屋大学教授による「環境と人にやさしい交通の未来像〜都市交通を対
象として〜」のお話がありました。詳細は愛知まちコンのホームページで紹介してい
ます。
http://www.interq.or.jp/japan/ai-machi/katudou/so-2000/soukai2000.htm
愛知まちコンでは、まちづくりに関する情報提供の場としてホームページを作成し
ています。まちづくりの事例を紹介しながらまちづくりのキーワードを紹介する「ま
ちづくり面白講座」、まちづくりの参考となる「図書紹介」を会員が分担しながら執
筆しています。ぜひ1度ごらん下さい。
http://www.interq.or.jp/japan/ai-machi/index.html
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□ 平成12年度(前期)白壁アカデミア スタート □
平成12年度(前期)の白壁アカデミアが5月よりスタートしています。研究講座6
講座の他、公開講座として単発的に参加できるものもあります。第1回は5月27日
(土)に足助の歴史的町並みと三州足助屋敷に。オプションとしてマリリン書店の
ギャラリーの見学も行われました。
第2回は6月24日(土)に蒲郡プリンスホテルと海辺の文学記念館へ。ご関心のあ
る方は白壁アカデミア事務局までお問い合わせ下さい。(TEL 930-7668)
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◎ 瀬戸市新世紀工芸館 陶による染付の詩 〜鈴木義美 陶展〜 ◎
人材育成、交流、展示・発表といった多機能を有する瀬戸市新世紀工芸館は、開館
から1年が経過し、瀬戸市の観光集客施設の「顔」となりつつあります。その新世紀
工芸館において、地元瀬戸の陶芸家で昨年日本文化振興会設定の国際芸術文化賞を受
賞した鈴木義美氏のフクロウ等の動物を染付手法でデザインした作品を展示していま
す。弊社では当施設の展示プロデュースを関わらせて頂きました。お時間のある方
は、ぜひ足をお運びください。
日時:6月2日(金)〜7月16日(日)、午前10時〜午後6時
休館日:毎週水曜日、毎月第2月曜日午前
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◎ 「やさしさって何?」人にやさしいまちづくり研究会(6月30日) ◎
「人にやさしいまちづくり研究会」で2年かけて調査してきた報告のまとめとして
シンポジウムを開催。人まちアドバイザー調査報告と日本建築協会の調査報告、パネ
ルディスカションを行います。
パネラーとしてを車椅子利用者の立場から、障害児をもつ親の立場から、建物発注
者の立場から、建築設計の立場からと4名で「バリアフリーだけでは創れないやさし
い建物ってなにか?」を話し合っていただきます。また、当日はノーマライゼイショ
ンの紙芝居「風穴一座」の公演も行います。
日時 6月30日(金) 午後6時〜7時50分まで
(風穴一座の公演は5時30分から)
会場 名古屋都市センター 11階 大研修室
参加費 無料(資料代500円)
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◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信を行います−
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○築地地区におけるまちづくりの展開○
まちのトピックでもお知らせしましたが、名古屋市築地地区では住民のまちづくり
活動団体(夢塾21)がまちづくりに取り組んでいます。
夢塾21とは、まちづくり専門委員会の愛称で、当初は1年間のとりくみとして
「福祉・景観」をテーマにタウンウォッチングなどにとりくんできました。
この取り組みを通じて、まちづくりに対する関心がたかまり、具体的なまちづくり
のとりくみとして、稲荷公園の再整備にとりくむことになりました。ちょうど、築地
地区が福祉のまちづくりモデル地区に指定された時であり、モデル地区整備計画にお
いてもバリアフリー型公園の整備があげられました。
計画づくりにあたっては多くの人々の意見を取り入れるため、子供たちからお年寄
りまでが参加するワークショップを4回開催しました。また、子供達に「こんな稲荷
公園だったらいいな」の絵を描いてもらったり、住民の方々に対するアンケート調査
も実施しました。その中で、当初は近所の人が設置に反対していたトイレについて
も、子供達の要望が高いことから設置することになりました。
実施設計の段階では、小学校の授業として「遊具選びワークショップ」を開催。工
事期間中には、絵タイルづくりにとりくみ300枚以上もの絵タイルが、公園の通路や
コンクリートウォールなどにとりつけられました。なお、予算の関係で工事が2年度
にまたがってしまったため、現在は半分ができた段階です。
住民自らが計画づくりに参加し、絵タイルづくりを行った経験はまちづくりに対す
る住民の自信となり、1999年度からはまちづくりの第2弾としてまちのトピックでお
知らせしたような防潮壁の修景にとりくんでいます。このとりくみは新聞でもとりあ
げられるとともに、名古屋都市センターのまちづくり活動団体助成も受けています。
夢塾21の活動に関わって4年目になりますが、関心するのは地元に多才な人材があ
り、それぞれが重要な役割を担いながらまちづくりを推進しているところ。これから
の展開が楽しみです。 (石田富男)
→ホームページでは写真など、より詳細に報告しています。ぜひ、ご覧下さい。
http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/tukizi2.htm
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◆図書紹介◆ −まちづくりに参考になるものを紹介します−
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● 「町おこし」の経営学/三井物産業務部「ニューふぁーむ21」チーム編●
−東洋経済新報社/2000.3.18発行−
三井物産のニューふぁーむ21という町おこしコンサルティングのセクションが
行ったプロジェクトが紹介されている。
1つは岡山県赤坂町の赤坂天然ライス(第3セクター)。過疎化と高齢化が進む中
山間地域に、炊飯加工工場を建設。地元米を100%使用し、地元の農家の主婦を雇用
することで地元に貢献するとともに、工場建設前の倍以上の利益を上げて経済効果も
高める。また、無名米をブランド米に変える、東京の赤坂との交流など多面的に取り
組んでいる。
2つ目は北海道由仁町のハーブのあるまちづくり。札幌から車で約1時間の小さな
町で、プロジェクト総額40億円の日本一のハーブガーデン構想を掲げる。プロジェク
トに先駆けてハーブの会を設立し、町民に啓蒙活動を続けることで会員数を増やして
いる。農家の主婦を中心に、会員それぞれがハーブを育て、直販もする。ハーブは一
見、由仁町に全く関係ないものだが、ガーデニング=作物をつくる=農業との関連
で、ガーデニングの好きな都市生活者とハーブを育てる農村とを結びつける。
商社が全国的な情報網生かして街づくりに乗り込んでくることはまちづくりコンサ
ルタントにとって驚異であるが、都市と農村を結びつけること、複数の省庁からの補
助を得ること、長期的で壮大な計画を掲げつつ天下の三井物産が本気で乗り込んでい
くことで地元の人をその気にさせてしまうこと、地元に人に必ず利益を上げさせて継
続させることなど、そのノウハウは見習うべきものがある。 (浅野 健)
→ホームページに表紙の画像を掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Mati/tosyo/machiokoshi.htm
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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介します−
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・スペーシアに「ネット・コミュニケーター」誕生。聞き慣れない名称ですが、イン
ターネットを活用したまちづくりの展開を模索中。スペーシアの新しい事業展
開になるか、ご期待下さい。
・今年の社員旅行は6月17〜19日、沖縄の石垣島と竹富島。社員旅行に対
する期待がバラバラで昨年は議論もしましたが、今年は今までの中で最も
オーソドックスな旅行に。いかに独自性をだせるか。次号で報告できるとよ
いのですが…。
・少しずつですが、ホームページ更新しています。スペーシアの歩みでは、懐
かしい写真もいくつか掲載いたししました。「VOWスペーシア編」では、ち
ょっと変わった視点からまちを探検しています。ホームページを見た方から
のメールも掲載いたしました。しばらく、ご覧になっておられない方は、ぜひ
アクセスしてみて下さい。
スペーシアの歩み http://www.spacia.co.jp/Pro/ayumi.htm
VOWスペーシア編 http://www.spacia.co.jp/TOPIC.htm#D
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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
ジンに掲載させていただきたいと思います。
◎複数のメールマガジンが届いてしまった方はごめんなさい。ご連絡いただければ
アドレスを整理させていただきますので、よろしくお願いいたします。
◎今後の配信を希望されない場合は、このまま返信して下さい。今後の送信はとりや
めさせていただきます。
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(株)都市研究所スペーシア 編集:石田
〒460-0034 名古屋市中区栄5-16-14 新東陽ビル5F
TEL 052-242-3262 FAX 052-242-3261
URL http://www.spacia.co.jp/
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