去る6月28日(土)、29日(日)の2日間、金城ふ頭にあるポートメッセなごや2号館で「クリアーターズマーケットvol.8」(略してクリマ)が開催された。いわゆる「つくるひとの祭典」と呼んでいるクリマは、プロ・アマを問わず、多様なジャンル*の「つくるひと」が約600(延1200)のブースで作品を展示・販売・上演するものである。
常々私は、「ものづくり」を標榜する当地域では、クリマのような活動は「ものづくり」の裾野を広げるうえで大きな役割を担っていると考えているので、開催されるたびに足を運んでいるし、弊所が発行している「ラバダブ2003」でも、クリマの主催者である相羽寿郎氏との対談を行ったところである。
これまで1日間開催であったが、今回初めて2日間開催になった。実際訪れてみると、これまでより来場者が多いと感じた。実際、想定来場者の1.8倍になったようだ。プロの出展も増え、また関西からの出展者(ネットワークがあるようだ)が増加していると聞く。ジャンルの好き嫌いは今人によるが、興味あるジャンルでは少なくとも3〜4のブースで思わず立ち止まることになる。そして手にとって購入することになる。今回私は自動車のデザイナーが描いたイラストはがき(名古屋の町並み絵はがきが気に入っている)と印刷会社が作成した透明シートにプリントした栞を購入した(安いモノばかりで恐縮です)。
ここでは「つくるひと」と気軽に話ができる雰囲気がある。「つくるひと」にとって、消費者の生の励ましは生きる力を生み出す。また「つくるひと」同士の交流も生まれ、創作意欲を刺激することもあろう。「名古屋と言えばクリマ、クリマと言えば名古屋」といわれるように成長することを期待したい。次回は2003年12月14日(日)に1日だけ開催される。ちなみに入場券は前売り500円、当日券800円である。安いか高いかは入場してみて判断して下さい。さらに出展の1ブース(間口1.8m×奥行2.0m)は8,000円/日で、複数ブースも可である。
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*ジャンル:ファッション&雑貨、アクセサリー、ビューティ、ハンドクラフト、装飾雑貨、生活雑貨、ライフスタイル&工芸、イラスト&アート、写真・グラフィック、コミックオブジェ
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