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デザインの間/名古屋市千種区
  先月22日、名古屋市千種区星が丘にe-生活情報センター「デザインの間」がオープンした。この施設は、新しいライフスタイルを提案する中部電力のショールームである。中部電力では、「暮らしの安心と笑顔のある生活を創る」をコンセプトにした生活提案「HeartBridge」をウェブサイトや情報誌で展開しているが、この施設もその「HeartBridge」の一環として、3年間の期限付きで開設された。「デザインの間」では、住宅設備や総合家電、家具メーカーなどの企業が約70社参加し、企業間のコラボレーションも行いながら、様々な生活提案、情報発信が行われている。
 ショールーム内には、家具や照明が実際に展示されているギャラリースペース、参加企業のパンフレットやホームページが閲覧できるデザインライブラリー、最新のキッチンが設置されているデザインキッチンスタジオなど、多彩なブースが設けられている。また、展示されているキッチンで実際に料理を行ったり、照明器具の使い方などのセミナーで学んだりするなどというイベントも土日を中心に実施している。様々な企業の商品が一度に展示され、実際に目で見て試すことができ、消費者の選択肢の幅も広がる。また、気軽に立ち寄れるようにとカフェも併設され、ショールーム内で作られたスイーツとドリンクをショールーム内のどこでも好きな場所で飲食することができる。そのため、様々な種類の椅子やソファが数多く展示されており、私が訪れた際も多くの方が利用していた。
 期間限定のショールームということで、建物に使用されている木材は取り壊す際に分割できるよう工夫されていたり、屋上緑化も行われ地球環境にも配慮された作りとなっている。3年間という期限付きは残念な気もするが、今後は、季節ごとに趣向を変えた提案や、体験型のイベントも増えていくそうである。どのような形のライフスタイルが新しく展開されていくか、今後も楽しみである。

大通りからも目立つ「デザインの間」外観




様々な「灯り」が提案されているブース

参加企業のパンフレットが並ぶデザインライブラリー

屋根の形状も変わっている
(2008.12.22/喜田祥子)