以前、なばなの里を紹介した事もあり、話題の長島のアウトレットモールを報告する。
東海地区では、今春三大スポットがオープンした。ラグーナ蒲郡、ブルーポネット、そして東海地区最大のアウトレットモール、「ジャズドリーム長島」である。
三井不動産と長島観光開発が共同開発し、平成14年3月28日「ナガシマスパーランド」(三重県長島町)の隣接地にオープンさせた。東海三県最大のアウトレットモールとして、メーカー直送のブランド品直営店77店舗(479ブランド)とレストランなど飲食店8店の計85店が出店しており、東海地方初のアウトレットショップも約60店舗に上る。店舗面積は14,000平方メートル。
若者や家族層向けのファッションやスポーツ用品に加え、温泉など周辺の観光施設を訪れる中高年の女性を対象としたブランドも充実させた。この地域で盛んな陶磁器や真珠の店も出店している。ユナイテッドアローズ、シップスなどは、入店規制をするほど人気を成している。客の方もアウトレットに対する目が肥えてきたというところだろう。
三井不動産としては全国六番目(鶴見・横浜・神戸・多摩・幕張)、東海三県では初の進出となるが、『わたし達がアウトレットの基準』なるパンフを見ると自信のほどが見受けられる。長島観光としても、遊園地「ナガシマスパーランド」、高級温泉旅館「ホテル花水木」、花と食のパーク「なばなの里」等の観光集客施設に、「ジャズドリーム長島」を併設させることにより、より一層魅力的なレジャーゾーンの形成が期待できる。ナガシマスパーランド(駐車場約一万千台)との相乗効果で、年間入場者300万人、売上高120億円を見込んでいるとのことである。
ジャズドリーム長島は、木曽三川の河口部にある立地を生かして、約38000平方メートルの敷地に、総二階建ての回廊付き建物で構成されており、ニューオリンズに住むジャズミュージシャン「バディ」の見た不思議な夢というコンセプトストーリーに基づいて作られている・・・というのでストーリーを読んでみたら、「ジャズトランペッターがニューオリンズの街を歩いていたら、突然長島町に居た・・・」という、結構無理やりなストーリーだった。ともあれ、そのストーリーの中に登場する、ジャズクラブやミュージックホール、世界3大カーニバルの1つである「マルディグラ」やミシシッピ川を往来するスチームボート等をモチーフにして、買い物以外にも「楽しさ」や「賑わい」のある街並を演出し、テーマパークのようなアウトレットモールを目指している。
伊勢湾岸道路も、(この施設に先行してか)弥富から三重郡川越町まで8.3kmが延長された。ジャズドリームは湾岸長島ICを降りてすぐにある。東名阪長島ICは、今はとにかく混雑しているため、是非伊勢湾岸道路を利用されることを特にお勧めする。
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