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(財)自転車産業技術振興協会技術研究所(自振研)
 私が名古屋の都心にほど近い今池の民間賃貸マンションに住むようになって3年半。雨の日以外は自転車で20分ほどかけて都心にあるスペーシアの事務所まで通勤しています。
 この自転車という乗り物は、最近は、全国的にも自動車を抑制する目的の1つとして注目されており、まちづくりに活用した事例が増えてきています。
そんな中で今回、業務の関係で(財)自転車産業技術振興協会技術研究所(以下、自振研)という興味深い施設を見学することができたので、紹介します。
 (財)自転車産業振興協会は、自転車産業全般の振興を図るため、業界や関連団体との連携のもとに各種事業を実施する機関として1964(S39)年4月に設立された団体で、東京に本部、愛知県犬山市に唯一の研究所(自振研)があります。
 自振研では、自転車に関する生産技術、品質性能評価、化学・材料などを行っており、最近では車いすなどの福祉機器に関する研究も行っています。所内で特に目を引いたのが、肢体障害者でも利用できる自転車や年代物の車いすです。この他にも様々な自転車や車いすを見ることができます。
 自振研では自転車を活用したまちづくりについても取り組んできており、名古屋市守山区および春日井市周辺での調査・提案や、地元の犬山市でのマウンテンバイク大会、研究所内のコースを開放してのイベントなど行われています。
 また、自振研のホームページ<http://www.jbtc.or.jp/current/index.html>にはデータベースがあります。自転車そのものの技術や特許情報等のデータが中心ですが、まちづくりに関する文研や新聞記事も幾つか確認することができます。
 最近、折りたたみの新車(自転車)を購入して、ますます自転車なしには生活できなくなった私にとっては興味深い施設でした。       

前が車いすで後ろが自転車。自転車部分は前の車いす部分の下に収納でき、車いすとして店内に入れる。前に足が悪くなった妻が乗り、後ろで元気な夫がペダルをこぐというイメージかな?


年代物の木製の車いす。この他にも様々な車いすがあった。


(2000.12.11/浅野 健)