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祝 どんぶり会館竣工

 昨年度のやきもの産地ネットワーク研究会でお世話になった、土岐市商工観光課の平野さんが館長に就任した、「どんぶり会館」が7月18日(土)に竣工した。これは、道の駅「土岐市美濃焼街道」の整備に伴い、物産館として土岐市が建設したもので、美濃焼の振興と産地活性化を主な目的としている。

 場所は、主要地方道多治見恵那線沿いで、陶磁器試験場「セラテクノ土岐」の向かい側にある。周囲は豊かな緑に囲まれ、施設からは中央アルプスや御嶽山などの壮大なロケーションが広がる。

 外観は、美濃焼特に、どんぶりの産地らしくどんぶりを形取ったユニークなもので、車で走っていても一目でわかる。館内には、地域の情報コーナーをはじめ、地元窯元等の美濃焼の展示販売コーナーや物産販売コーナー、焼き物に関する情報コーナーなどがある。また、レストランでは、美濃焼の器で出される料理が楽しめる。その他、美濃焼を身近に感じてもらうための作陶体験コーナーも備わっている。

  竣工式当日は、岐阜県知事(代理として副知事が出席)、土岐市長、美濃焼産地の3市一町の首町、地元議員等、そうそうたるメンバーが顔を揃えていた。来賓の挨拶では、口々に窯業界の衰退の中、この施設を起爆剤にして窯業界、地域を発展させたいという言葉が聞かれた。この窯業界が、いかに深刻な状況にきているか、そして、この施設の活用に期待をlかけているかが、うかがえる。

 その他、地元園児の踊りや和太鼓演奏、露天等、地元住民も参加し、式典に華を添えていた。

 地元の夢と期待をのせて出発したどんぶり会館の今後を見守りたい。 

◆道の駅「土岐市美濃焼街道」 物産館 どんぶり会館
○敷地面積:約6,600u
○延床面積:本館管理棟 2,227u
トイレ棟    118u
○駐 車 場:59台
○施設構成
・情報コーナー           ・トイレ
・駅長室               ・売店
・展示室(常設・企画)       ・飲食コーナー
・美濃焼創作教室         ・自動販売機コーナー
・休憩室

(1998.7.29/村井)