メールマガジン第419(2016/8/1)号において、「高島屋南地区第一種市街地再開発事業は、平成28年7月26日付で事業計画の変更認可を得て、拡大した事業区域での新たな事業計画がスタートした」ことを報告した。
その後、高島屋南市街地再開発組合では、実施設計や権利変換計画作成業務を発注し、借家人も加わった計画建設部会や権利変換部会での検討を通じて、各種調整課題への対応を積み重ねてきた。
平成29年3月30日に開催された臨時総会(通称:予算総会)において、平成30年8月をもって移転を完了させ、同年10月から現存する建物の取り壊しに着手することを目標とする事業予定案を議決し、平成29年度の組合の活動計画(事業計画)と収支予算を決定した。
これに基づき、今年度内での権利変換計画に関する権利者の合意形成を図るべく、精力的な活動が続けられている。円滑な移転が可能となるように、特定業務代行者の戸田建設鰍フ支援・協力を得て、地区外移転を希望する権利者に対する物件紹介を開始している。また、権利者の最終的な評価額を確定させるために、準備組合段階に建物の立入調査ができなかった権利 者の建物調査を順次進めるとともに、過去の建物調査結果の見直しも行うこととしている。事業の進展に伴い、権利者の問い合わせや組合事務所への来訪も増えてきている。
これらの活動が実を結び、関係権利者200人弱(現時点)の合意が一刻も早く整うことが期待されている。 |