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岡崎市図書館交流プラザ「りぶらまつり」

 岡崎市図書館交流プラザ「りぶら」は、愛知県岡崎市の中心市街地に位置し、2008年に開館した施設である。「図書館」「活動支援」「文化創造」「交流」を担う複合施設で、「図書館」「活動支援」「文化創造」の各スペースをつなぐ共用空間として「交流スペース」がある。施設の設計段階から市民参加による検討ワークショップが行われ、市民にとって使いやすい施設として開設された。さらに、開館と同時にワークショップに参加した市民が中心となって「りぶらサポータークラブ(以下、LSC)」を設立し、市民により市民に親しまれる施設にしていくために日々活動していることでも知られている。
 りぶらでは、LSCの主な活動の一つとして開館後の2009年より毎年「りぶらまつり」が行われている。その開催時期は毎年11月中旬の土日2日間で、様々な行事と重なるためなかなか訪れる機会がなかったが、先日、岡崎方面に行く用事がありその合間に初めて「りぶらまつり」を訪れることができた。
 りぶらはりぶらまつりでは「交流スペース」全体と屋外スペースも使ってダンス、マジック、コンサート、健康づくり、学び、手作りや演奏などの体験ものなど様々な催しが市民団体等により行われていた。滞在できる時間が夕方に限られたため催しの一部しか見られなかったが、まつり自体の盛り上がりを感じることはできた。
 りぶらまつりは、市民による市民のための企画であるため、自ずと企画自体や施設側の対応が市民目線になり、施設に入りやすい雰囲気ができていると思う。市民が公共施設をより身近に感じられる取組として、りぶらまつり、さらにはその運営の一翼を担うLSCの活動に今後も注目していきたい。


岡崎市図書館交流プラザ「りぶら」全景

「りぶらまつり」の夕方の様子。イベントも終わりがけだが、まだ多くの人が訪れている

(2016.11.22/浅野健)