先日4月24日に、JR岐阜駅構内の駅ナカ施設「アスティ岐阜」の東側エリアがリニューアルオープンした。翌日、岐阜を訪れる機会があったため、施設内を一回りした。JR岐阜駅とアスティ岐阜の階高が異なっているために以前はその先に商業施設や公益施設があることが認識しづらかったが、今回のリニューアルにより、岐阜駅2階にある改札からアスティ岐阜2・3階への視認性は大きく改善されていた。アスティ岐阜3階から店舗を見ていくと、従来2階にあった「三省堂書店」が移転し、その奥には「スターバックスコーヒー」が新規出店していた。2階には10店舗の飲食店が配置され、ほとんどが新規出店のようで、広くとられた通路にはベンチも置かれていた。1階に降りていくと、オープニングセールやバスターミナルに面する位置関係のためか、2・3階以上に多くの人で溢れていた。1階の半分近くは既存店舗のリニューアルであるような印象を受けた。
運営会社のプレスリリースなどによると、東エリア23店舗のうち18店舗が新規出店で、「成城石井」など6店舗は岐阜市初出店である。また、「三省堂書店」など既存5店舗は売り場面積を広げており、駅利用者が日常的に立ち寄りやすい店舗を揃えたフロア構成を目指したそうである。
12年前の2002年にアスティ岐阜がオープンした後に、大岐阜ビル(2005年)、岐阜シティ・タワー43(2007年)、岐阜駅北口駅前広場完成(2009年)、岐阜スカイウイング37(2012年)の完成など、JR岐阜駅周辺の整備が進み、商業集積が高まったことも、今回のリニューアルの要因だと思われる。今回のリニューアルにより、岐阜駅からアスティ岐阜、さらにその東にある公益施設「ハートフルスクエアーG」への動線も改善され、また岐阜駅1階とバスターミナルとの連携も良くなり、駅周辺の賑わいが高まりそうである。岐阜駅東地区の再開発や名鉄岐阜駅との連携強化などの今後期待される展開にも大きな影響を与えることになりそうだ。
|