JR岐阜駅西に建つ、超高層再開発ビル「岐阜シティ・タワー43」の最上階にある、無料展望室のキャッチフレーズがこの程決定された。この秋、全国的な懸賞情報誌に掲載され、北は北海道、南は鹿児島県から約1,500作品もの応募があり、その反響の高さに驚いた。「一般の部」、「小学生の部」の2部門で厳正なる審査の結果、以下の作品が選ばれた。
一般の部 『希望と未来がみえてくる、天空のステージ』
小学生の部 『ようこそ!岐阜のてっぺんへ!』
どちらも岐阜のランドマークとなる施設の展望室のネーミングには相応しく、親しみやすい。これだけ多くの作品からの選定は、選考委員の方もさぞ御苦労があったことと思われる。
今回のイベントは、市街地再開発事業により建設された2つの超高層ビル岐阜シティ・タワー43と隣接する岐阜スカイウイング37の共同イベントで、昨年度のイラスト・フォトコンテストに続く第二弾として実施された。双方の管理組織による「ツインタワーのあるまち岐阜 共同イベント実行委員会」が企画したイベントで、連携してJR岐阜駅周辺の活性化、賑わいづくりに取り組んだものである。
キャッチフレーズは、最優秀賞や優秀賞を含め、魅力的な100の作品が「スカイラウンジ百文(フレーズ)」として選ばれ、今後様々な場面でPRのために活用される。岐阜市HPでもそれらをまとめた作品集が公開されており、どの作品も展望室のみならず、岐阜のまちへの親しみや愛着が込められた温かく、ユーモア溢れる作品ばかりである。
これまで岐阜市では、岐阜駅前広場、今回のツインタワーなど、ハードなまちづくりは目に見えて進み、そのまちの変化を多くの人が驚きと期待をもって見守ってきた。昨年度に続き今回のイベントは、市民はもとより、県外からの人々の参加を得ながら実施されたわけであるが、これにより進化を遂げる岐阜駅前のPRと市民参加のソフトなまちづくりの取組みを全国に発信できたのではないだろうか。
岐阜シティ・タワー43展望室では、毎年元旦に初日の出観覧イベントが実施されるが、来年の来場者はより親しみのある空間となった“岐阜のてっぺん”から“岐阜の未来”へ何を願うのか。2014年の岐阜の未来に期待したい。
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