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動き始めるJR岐阜駅東地区市街地再開発事業

 岐阜駅東地区は、JR岐阜駅北口の東側、JR岐阜駅と名鉄岐阜駅のほぼ中間に位置し、交通の利便性が高い地区である。当地区は、国道157号線の整備等のため土地区画整理事業が先行して施行され、当該事業当初より土地の有効利用と駅前に相応しい機能整備が期待されてきた。こうしたことから長くまちづくりの検討が重ねられ、駅周辺での再開発事業が進展する中で、特定業務代行方式による市街地再開発事業の実施を前提に、平成18年7月に準備組合、平成21年3月に都市計画決定がなされた。特定業務代行者については、平成19年9月に1グループを含む5社を候補者として選定していたが、リーマンショックの影響から、平成21年11月に実施した最終選定段階で候補者全てが辞退するという結果となった。出口を失った準備組合は、組合員の離脱という事態にも陥り、事業が低迷することとなった。準備組合では、新たな事業構築の途を見いだすため、平成23年度に広く企業に対して需要調査を実施した結果、駅前の利便性を活かした福祉施設の需要が見込まれた。これを受け、本格的に商業、業務、福祉、住宅による複合施設計画を構想し、事業化の可能性について検討してきた。
  現在、準備組合は、平成26年度の市街地再開発組合設立をめざし、それに必要な諸条件の整備をはかるとともに、今年度中に特定業務代行者及び参加組合員の選定手続きに入りたいと考えている。
  9月に完了した問屋町西部南街区に続く地区として、新たな事業構築の進展に期待したい。

(2012.10.24/浅野泰樹)