昨今のマラソンブームに伴い、「ランニングステーション」や「ランナーズステーション(ランステ)」と呼ばれる、ロッカーやシャワー室が利用できたり、ランニング情報が得られたり、ランナー同士が交流できる施設が増えている。東京ではランナーの多い皇居周辺を中心に、スポーツメーカーなどの企業が相次いで出店しており、最近では横浜の弁天通や大阪の淀屋橋など全国的にも広まりをみせている。ここ愛知ではというと、もう間もなく名古屋市東区の久屋大通沿いに市内初の「ランナーサポートステーション」が開設されるそうだが、実は既に岩倉市に一足早くオープンしていた。おそらく、こちらは県内初の「ランニングステーション」ではないだろうか。
岩倉市の「ランニングステーション」の特徴は、東京や大阪のとは異なり、企業ではなくNPO法人が運営している点にある。岩倉駅前にある岩倉市の情報発信やイベント開催などが行われる活動拠点「人の駅 いわくら」を開設したNPO法人が、新たに「人の駅 いわくら」内に開設したのだ。もともと「人の駅いわくら」は岩倉市緊急雇用対策事業により開設され、現在は、ふるさと雇用再生特別交付金事業で運営されているようだが、こうした自治体・NPO法人主導での「ランニングステーション」の設置・運営はなかなか珍しく、興味深い試みである。
岩倉市では毎年3月に五条川マラソンが開催され、すでに多くのランナーがまちを訪れているが、これからは普段からランナーが訪れランナーで賑わいをみせるまちになるかもしれない。興味のある方は、ぜひ一度「人の駅 いわくら・ランニングステーション」を訪れてみては。現在シャワー設備はないが、更衣室、荷物預かり、GPS貸出しが利用でき、ランニングマップも提供されている。
人の駅 いわくらHP http://www.lww.ne.jp/hitonoeki/index.html
名古屋ランニングジャーナル
(名古屋のランニング情報が掲載されています。間もなくオープン予定の久屋大通
沿いのランナーサポートステーションに関する記事も掲載されています。)
http://ingweb.seesaa.net/ |
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