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問屋町西部南街区第一種市街地再開発事業 新築工事 起工式
2010年1月12日、問屋町西部南街区第一種市街地再開発事業 新築工事の起工式が盛大に行われた。当日は、朝から雨が降り出しそうな空模様であったがさほどの雨にもならず、次の日の大雪に比べれば上々の滑り出しといえるだろう。会場は既存建物の取り壊しが進む計画敷地に、大きなテントが張られ立派な祭壇が設けられた。
起工式には岐阜市長 細江氏、岐阜県副知事 西藤氏をはじめ、約140名の出席があり、また、NHKをはじめ多くの報道関係者も詰めかけた。再開発組合の山内理事長のインタビューの模様はその日のニュースで放送され、次の日からは、組合にテレビを見たという人から電話が掛ってくるようになったそうで、市民の関心の高さがうかがえる。
続く直会は、じゅうろくプラザで開催され、無事ここまで来られたことをみんなでお祝いした。再開発組合の山内理事長は冒頭のあいさつで、こう話された。
「平成2年より研究会を設立し、20年を経て着工を迎えたことは万感の思いがあります。本地区は関係権利者が176名と多く全国的に見ても大変な事業であるが、今日を迎えられたことを多くの関係者の方々に大変感謝をしています。問屋町にかつての賑わいを取り戻し、未来へ誇れるまちに再生するために今後も全力で取り組んでいきます。今後ともご支援、ご協力をお願いします。」
また、多くの来賓の方々からお祝いの言葉を頂いた。その中で細江岐阜市長は、
「世の中はたいへん厳しい状況ですが、こういう開発が着実に完成していくことは、我々には心強いことです。活性化というのは、人、もの、情報などが活発に行き来しすることが必要で、再開発のような社会基盤を整備することで、岐阜市民や訪れた方々がいきいきと活動していただける、そんな街を作っていきたい。さらに、駅前は西側が先行して開発が進んでいますが、東側も取り組んでいきたい。」と、岐阜のまちづくりへの思いを語られた。
問屋町の再開発事業は着工という大きな山場を越えた。竣工は平成24年度の予定であるが、新しい再開発施設にどのような店舗を入れ、どのように運営、管理を行っていくかという検討をすでに始めている。
起工式の様子
インタビューに答える山内理事長
細江岐阜市長もご出席された
H24年にはツインタワーが完成する
(2010.1.18/浅野泰樹、堀内 研自)