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勝川駅前通り商店街 弘法宵市 」 /愛知県春日井市

 春日井市JR中央線勝川駅前に延びる「勝川駅前通り商店街(勝川大弘法通り商店街)」では、毎月第三土曜日に商店街を車輛通行止めにして道路の中央にテントブースを並べる「市(勝川弘法市)」が開催されている。弘法市は、不用品を販売するフリーマーケットではなく、商品を販売するお店として出店している点が特徴的で、回を重ねるごとに出店者が増えている。来訪者も近隣住民だけでなく市内各所からあるようで周辺駐車場はほぼ満車に近い状態になるという。
 今回紹介する弘法宵市は、通常は昼間に開催されている弘法市をこの7月と8月には午後から夜にかけて行うもので、夕方には提灯が灯され下町の落ち着いた商店街の雰囲気を醸し出している。今回の宵市には、これまでにない約90ブースが出店し、有機野菜、産地直送品、拘りの味・自慢の味、雑貨・小物・衣料・陶器、手作りアート・クラフト、占い、ネイル、ハンドマッサージなどのショップが、商店街の端からはしまで並んでいる。
 また、かつて商店主らが企画運営していた「お化け屋敷」を、愛知県立芸術大学の学生が空きビルを活用して完全復活させた。商店街関係者からも、当時より格段にリアルで怖いと評価も高く、学生の柔軟な発想とパワーにより繰り広げられるお化け屋敷には、前日の新聞報道等もあり多くの人が訪れ、子供から大人まで悲鳴をあげていた。この他にも、お馴染みの大道芸パフォーマンスやTVでも取り上げられている人気のネオ屋台(移動販売車)も出店し、心とお腹を満たしてくれる。
 商店街の組織力と学生パワーが融合した今回の弘法宵市は、これまで以上に充実したものになっている。商店街活性化には、こうした取り組みで得られた集客成果を商店主らが自身の商いにどうつなげていくか、商店主の知恵と努力も必要となる。
 次回の弘法宵市は8月21日(土)午後3時から午後9時の予定。


お化け屋敷を待つ行列


ネオ屋台が並んだ商店街
(2009.7.31/村井亮治)