近年、「国宝・彦根城築城400年祭」のイメージキャラクター「ひこにゃん」をはじめ、自治体の活性化や町おこしのPRを推進するため全国でイメージキャラクターが相次いで出現している。2008年10月と2009年10月には滋賀県彦根で「ゆるキャラまつり」が開催されており、そのムーブメントの大きさをうかがわせる。こうした「ゆるキャラ」の他には、テレビやアニメなどで子ども達に人気の「ヒーローものの」を模した、「ローカルヒーロー」といわれているキャラクターも各地で生まれている。愛知県内でいえば、「合併新市キタナゴレンジャー」「530戦隊カニレンジャー」「環境戦隊たはらエコレンジャー」などがそれである。
愛知県が進める環境にやさしい交通行動「エコモビリティライフ」を
実践する日「エコモビの日(毎月第一水曜日)」を10月3日(土)、4日(日)に名古屋
まつりの会場で、3日にはアピタ長久手店でもPRするキャンペーンのお手伝いをした。その際、赤、青、黄、桃、緑と5色の「エコモビレンジャー」
たちが出現し、訪れた人々への「エコモビ」のPRに一役買った。「「環境にやさしい交通行動」や「エコモビ」というと少々堅いイメージもするが、エコモビレンジャーの出現により、会場に来ていた親子連れ、カップル、ギャル、旅行に来た外国人など様々な人たちに「エコモビの日」が親しみやすく伝わったと思う。ちなみに、この日「エコモビレンジャー」として登場したのは、名古屋駅周辺でゴミ拾い活動を展開するローカルヒーロー「ア∞ス戦隊ゴミ拾いレンジャー」のメンバーであるが、この日は「エコモビレンジャー」として活躍していた。
最近、まちづくりの現場に出ていると、様々なまちづくりや町おこしの活動に参加・
参画する市民がますます増えていると感じる一方、このような活動に関心が薄い人への
理解を広めることも重要であるとも感じている。そこで、今回経験した取り組みの
ように「堅苦しくなく」「わかりやすく」「オモシロく」伝えていくことも一つの
方法になると思う。
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