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大須301ビル華道展/名古屋市中区
  大須301ビルでは、「ぶらり大須 草月いけばな加藤都志江グループ展」が11月22日(土)から3日間にわたって行われる。
 今年から、大須301ビルの活性化・再生のため、健康フェアー、デザインコンテスト、夏休み子ども工作教室などを企画し、支援・協力している。今回は、5周年記念祭のプレイベントとして、商業ビルと「いけばな」とのコラボレーションの試みである。
 商業ビルの一部を華道展や書道展に活用できないかと模索していた時、草月流の加藤さんの紹介を受けた。加藤さんは、大須は若者のまちというイメージが強く、グループ内に多い年配者が少し訪れにくい環境にあることから、年配者にも足を運びやすくするため、以前から大須商店街で華道展を試みたいと考えていた。偶然にも加藤さんの考えは、大須301ビルがその受け皿として空き店舗や共用部分を提供することで実現につながることとなった。
 加藤さんをはじめグループの人々が何度も301ビル内を確認、事務局と協議して場所を選定。商業ビルという猥雑な空間での展示方法を検討し、ユニークな華道展をめざしている。期間中は、3階の中華街の店舗となるメイン会場のほか、万松寺通メインエントランスに巨大な花のオブジェが設置され、2階店舗、3階広場も多くの花で彩られることになろう。メイン会場には、3日間とも午前10時から午後6時まで来場できる。

(2008.11.10/浅野泰樹)