名古屋駅前では、スパイラルタワーズがようやく完成し、5本の超高層ビルが揃い踏みとなった。ほかにも名古屋ビルディング、愛知産業労働センターなどが建設中、先週には中央郵便局駅前分室を含めた再開発も公表され、ハードのまちづくりが益々印象を強めている。
そんな中、既に報道等でご存知の人も多いでしょうが、名駅に新たなまちづくりの流れを生み出そうと、「名古屋駅地区街づくり協議会」なるものが3月21日、駅周辺地権者が結束して設立された。参加企業数は29社(設立時)、ミッドランドスクエアを運営する東和不動産などが中心となっている。協議会はソフト面を含め、今後のまちづくりのあり方を多方面から考え、実践していくエリアマネジメントに向けた組織である。環境、駐輪、防災など様々な課題が横たわっている名駅周辺だが、まちづくりの主体となる組織が立ち上がったことで、改善の実現性が大きく高まったといえる。今後どのように変わっていくのか私の中でも期待は大きく膨らんでいる。
蛇足ですが、情報提供を。
・以前、視察レポート(第199号、2008/2/19発行)でお伝えした福岡は博多駅前のエリアマネジメント組織「博多まちづくり推進協議会」が4月23日に、それまでの準備会から発展し、正式に設立された。(http://www.hakatan.jp/)
・4月25日、全国各地でじわじわと広まるエリアマネジメントの動きを受けて、国交省が「エリアマネジメント推進マニュアル」を公表。(http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha08/03/030425_.html) |