北海道を除く日本全国で梅雨明けが気象庁から発表された。梅雨明けを喜ぶ人の中には、私も含めて自転車利用者が多くいると思う。梅雨明けを記念し、名古屋市栄地区にあるお客様駐輪場を再びご紹介したい。以前紹介した百貨店によるお客様駐輪場もぜひご一読いただきたい(下記参照)。地価の高い都心部において駐輪場の面積を確保し、整備することには大きな苦労もあると思うが、自転車利用者にとっては貴重なものであり敬意もこめてお客様駐輪場と表現する。
今回紹介するお客様駐輪場は錦通と大津通が交わる交差点に程近い、1、2階にインテリアショップが入っているビルに設けられたものである。店舗入口の右側には屋内のお客様駐輪場が設けられており、奥行きがあり30台以上の自転車が止められていた。通勤用の自転車を置かないで欲しいという内容の看板が掲示されていたことは、自転車利用者のモラル向上が必要であると感じさせるものである。この屋内駐輪場以外にもうひとつお客様駐輪場が用意されている。店舗入口の左側、地階に降りるための階段と歩道との間にちょうど自転車が止めることのできるスペースが提供され、「来客用駐輪場」と書かれた看板がきちんと置かれている。この建物、特に1階の店舗を利用する者にとっては、屋内のスペースよりも歩道に面したスペースの方が簡易に駐輪できて使い勝手が良い。
お客様駐輪場が今後も増えていくことを期待するとともに、自転車利用者はその価値を理解し、お客様駐輪場がある施設を積極的に利用するなどという応援をしていく必要性を感じる。さらに発展すると、駐輪時に建物の外観やまちの景観を損ねないようなデザイン性の高い自転車に乗ることも求められていくのではないかと思う。 |
屋内にあるお客様駐輪場
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歩道に面したお客様駐輪場
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お客様駐輪場のある通り |
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