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岐阜駅西地区市街地再開発事業−グランドオープンにむけて

 1983年に再開発準備会が設立されてからほぼ1/4世紀を経た今年、市民の熱い期待が寄せられている岐阜駅西地区市街地再開発事業(岐阜シティ・タワー43)が10月中旬にグランドオープンする。
 現在、本体工事はほぼ完了し、ゼットン(レストラン)の出店が決まった43階のスカイラウンジや各種テナントが入店する1・2階の商業・業務施設の内装工事が急ピッチで進められている。9月上旬には、施設建築物の工事完了が公告され、順次、高齢者向け優良賃貸住宅や243戸の分譲住宅の入居が始まる。
 岐阜駅西地区再開発組合では、事業の収束と今後のビル管理体制確立のため、工事の変更に伴う権利変換計画の変更や都市再開発法に基づく管理規約等の認可の手続きを進めている。管理規約の縦覧手続きを経て岐阜県の認可を得た上で、8月上旬には全体管理組合と3部会構成による管理組合を設立する。また、権利者7名が共有する商業床では、既に、不動産の管理・運営のための地権者法人として、滑阜シティ・タワー開発43が設立されている。会社では、管理受託会社(森ビル都市企画)と協力・協調して、テナントとの契約や開業・オープニングイベント等の準備を急ぎ進めている。
 再開発ビルのオープンに合わせ、ビルの東側に建設中の広場デッキも完成する予定であり、グランドオープンには、広場デッキと再開発ビルが一体となった各種セレモニーが実施される予定である。また、9月27日には、岐阜新聞・岐阜放送主催、再開発組合特別協賛の岐阜シティ・タワー43竣工記念事業「歌劇椿姫」が上演される。
 長年、苦労を共にしてきた権利者及び事業関係者は、その結晶が輝かしくスタートできるよう、事業終盤の調整を精力的に進めている。








(2007.5.28/浅野泰樹)