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子ども達が昔ながらの遊びを体験しながら新しい公園を考える
〜愛知県春日井市〜
 区画整理が進行中である勝川駅南口周辺地区では今年度、新しいまちづくりの中に住民の方々の声を取り入れていくため、地区内に整備予定の公園の1箇所について、ワークショップによる計画づくりを行っています。新しいマンションなどが次々に建設される中、新しく引っ越してくる方が日々増加しており、そういった方々にも計画づくりに参加してもらおうという狙いから、イベントを開催しました。子どものいる若い世帯を主なターゲットに、「みんなで遊びながら新しい公園を考えよう!」というタイトルで、子ども達が昔ながらの遊びを屋外で楽しみながら、新しい公園のイメージをふくらませられるような内容にしようと企画しました。

 9月の土曜日の午前中、公園予定地に近い神社・八幡社の境内を会場として開催し、前半は新しい公園についてイメージをふくらませるための簡単な作業などを行い、後半は「遊び大会」としました。参加してくれたのは、子ども16人、大人15人で、子どもはうち11人が小学生未満の幼児でした。前半は、公園予定地の周囲を歩いてだいたいの大きさをつかんだり、欲しいと思う遊具の人気投票などを行いました。後半のために準備した遊びは6種類で、「紙飛行機づくり」「竹とんぼづくり」「水鉄砲づくり」「コマまわし」「缶ポックリ」「樹木当てクイズ」です。準備の段階では、小学生くらいの子ども達の参加を想定していたので、竹とんぼづくりなどはちょっと難しかったようでした。しかし、親御さんや、他の大人の参加者の方々が子どもの工作を手伝ってあげたり、遊び方を教えたりしながらわきあいあいと時間が経ち、参加者の皆さんには好評だったようです。

 今年度はこの後、公園の具体的な計画を考えるワークショップを開催していく予定であり、今回参加してくれた方に引き続き来てもらえるようにするのが課題です。

樹木当てクイズ

水鉄砲づくり

缶ポックリ

つくった紙飛行機を飛ばしてみる


(2006.10.26/伊藤彩子)