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中部国際空港「セントレア」 まもなく開港1周年

 穏やかに晴れた日曜日、実家へ行ったのを機に久しぶりに中部国際空港を訪ねてみた。ランチも兼ねて出かけてみたら、ターミナルビル隣接の立体駐車場はほぼ満車状態で入口ゲートは渋滞中。幸い臨時駐車場があったのでそちらに駐車。駐車場がこれほど混んでいるとは全くの想定外で、ターミナルビル内に入っても搭乗カウンターのある3Fは閑散としていたが、飲食・イベントスペースの4Fは人で溢れていた。イベントスペースでは、「知多半島物産と観光展」が催されており、特産のお菓子や地酒、山車から繰り人形の上演などを楽しむ人が多くいた。そんな人々に圧倒されつつ空腹を満たすため飲食店に向かうとそちらもほとんどの店で行列があり、空席獲りのし烈な争いを制してようやくランチを済ませる頃にはお昼時を随分過ぎていた。その後に訪れた展望デッキでも100m近くあるデッキの先の方まで多くの家族連れなどが連なり、フェンス越しから空港の景色を楽しんでいた。

 中部国際空港は、来月開港1周年を迎える。開港当時は、商業施設を備えたこれまでにはない空港として話題になり多すぎる見物人が問題となったが、最近では万博も閉幕し空港本来の姿に戻りつつある中で、採算ベースにあわせた集客力が課題となっているようだ。今回訪れた日に限ってみれば4F飲食フロアやイベントスペース、スカイデッキの人出はあのオープン当時を思わせるが、前島の開発計画もあまり進んでおらず空港内施設だけで集客を維持するのは依然厳しそうだ。これから春の行楽シーズンともなれば特に知多半島南部への人出は相当見込まれるため、そうした観光客が立ち寄りたくなるようなテナント、イベント等の仕掛けに期待したい。例えば、スイーツも含めた限定品の充実、整備格納庫やバックヤードの見学、豊かな漁場になりつつある空港島周辺での海釣りなどはどうだろうか(セキュリティ上の問題はある)。

セントレア」HP
 


 (2006.1.31/村井亮治)