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栄の中心に観覧車出現!
 愛・地球博を1ヵ月後に控えた2005年2月25日、名古屋市栄に商業施設「サンシャイン栄」がオープンした。目玉のひとつは、全国のラーメンを集めたフードテーマパーク「名古屋麺屋横丁」である。ラーメンが登場し始めた昭和30年代のレトロな町並みを再現し、その中に7つのラーメン屋が軒を連ねている。

 目玉のもう一つは、広告に「栄の景色を変える!」と書かれている観覧車「スカイボート」である。錦通と大津通が交わる交差点の南西という都心の真中に観覧車が現れたのである。シースルーのゴンドラを持った観覧車は新たなランドマークとして栄の景色を変えているし、観覧車が動いている姿はまちの楽しさを向上させている。夜が早いと言われている名古屋であるが、「スカイボート」は23時まで営業しており、新たな名古屋名物になると思う。

 1893年のシカゴ万博で世界初の観覧車が建造され、その後日本でも博覧会会場や遊園地、百貨店の屋上に観覧車がつくられるようになった。最近名古屋周辺では、リバーサイドモールやラグーナ蒲郡などのショッピングセンター、刈谷ハイウェイオアシスなどの高速道路のパーキングエリアで続々と観覧車が建造された。また、愛・地球博会場内に2つ、笹島のサテライト会場内に1つの観覧車がオープンを控えている。最初の国産観覧車は名古屋生まれであるとか、三越名古屋栄本店の屋上にある観覧車は日本で最も古いという話もある。今後も名古屋と観覧車の関係に注目していきたい。


大津通北側から見る「サンシャイン栄」


「スカイボート」から見える夜の大津通




(2005.3.7/山崎 崇)