津島市では、平成13年度に「歴史を活かしたまちづくり計画」を作成し、平成14年度には地域の人達と一緒により具体的な計画づくりをするためのワークショップを開催している。10月から2月にかけて1ヶ月おきに5回開催される予定であり、これまでに3回が終了した。第1回は、地域の魅力を再発見する町並みウォッチング、第2回は歴史的な街道である本町筋の将来イメージについての意見交換、第3回は駅と津島神社をつなぐ天王通りの将来イメージについての意見交換を行った。参加してくれているのは、地域にお住まいの方、商業者の方など約20人で、意見交換は10名程度のグループに分かれて行い、最後に各グループの結果を発表しあうというスタイルで行っている。
このようなワークショップのよいところは、ひとりひとりが知っている地域の情報を交換することができることで、これによって、よいところや問題点などについての思いを広げていくことができる。私自身の一番の発見は、「巨木」であった。これまで何本かの大木があることは気づいていたが、ワークショップの中で、少なくともこの地域に6本の重要な「巨木」があることがわかった。「巨木」という呼び方は、ワークショップの中で聞いたものである。このように、参加者ひとりひとりが、それぞれ違う発見をしていることと思う。
残り2回のワークショップでは、本町筋、天王通りの将来イメージを実現するための具体的な方法について話し合う予定になっている。計5回のワークショップの中で集約された意見は、これから津島の中心部のまちづくりを考えるうえで、基礎になっていくものだと思っている。
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津島神社の巨木
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ワークショップの様子(発表風景) |
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