美濃焼産地で取り組まれている陶磁器食器の再生「器から器へ」はかなり周知されるようになり、全国に回収拠点も増加しつつあります。そんな中でこの再生粘土を利用し食器だけでなく、手づくりの楽器をつくる活動が始まっています。消費者から回収した不用食器を再資源化した粘土で、子どもたちが土の楽器をつくり、演奏家とともに合奏をするという、楽しい取り組み「土弾き(つちはじき)」は、企業と学校・地域・行政のコラボレーションとして、また、やきもののまちならではの新しいコミュニケーションの創造として、注目されています。
製品化はまだされていませんが、たじみ創造館を会場に、今年8月に楽器製作イベントを行い、10月には焼成イベントと、演奏ワークショップを行いました。土を練る楽しさ、やわらかな土の響きに子どもたちは興味津々でイベントは大盛況となりました。
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この活動は、第9回国際陶磁器フェスティバルで、見事、陶磁器デザイン部門審査賞特別賞(タピオ・ウリヴィーカリ)を受賞しました。「不用食器の役立ち・・・REPRODUCTION 土はじき」が作品名です。 |
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