大阪市南港に位置する当博物館は、海上交通の要所として発展してきた大阪の「海の交流史」や世界の海洋交流に触れながら、人が海、船、港とどのように関わってきたかをわかりやすく展示しています。
直径70mガラスドームは非常にインパクトがあり、ガラスの建築家の異名を持つポール・アンドール氏による設計です。このガラスのドームとメイン展示の巨大な木船が、海との関わりの雰囲気を漂わせてくれます。
単なる展示物だけのスタイルを極力抑え、シアターや体験展示が比較的多いのも特徴です。私が唯一入った「海の映像館」では、イタリアのベネチュアのゴンドラ(船)に乗った気分を立体的に味わえ、入場料とは別にお金がかりますが、見る価値は充分にあります。
私が訪れたのが平日ということもあり、インフォメーションに人がおらず、何かあれば電話で呼び出すようになっていました。また各フロアーにガイドブックがあり、必要であれば各自がそれを見て展示内容を理解するようになっています。その一方で、各フロアーには昔の衣装をまとい、ちょんまげをした若いお兄ちゃんを配置し、パフォーマンスをしながら説明してくれました。恥ずかしがらずに芸を見せてくれるところはさすが大阪人!といった感じです。
今、何かと話題のUSJも良いですが、GWに海を眺めながらのんびりと過ごすには、当施設はお勧めです(名古屋からだと少し遠いですが)。
問い合わせ先:なにわの海の時空間 06−4703−2900
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