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 ◆  ■   ■  ■  ■  ■ ■  ■  □[第76号]2003/6/2
◆   ■  ■  ■■  ◆ ■ ■  ■■ □−−配信数 562−−□

 スペーシア・メールマガジンの第76号をお送りします。
 名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
 
<内容・目次>
  ◆名古屋まちづくり紹介◆
   ・岐阜市 「川原町まちづくり会」の取組み 
  ◆図書紹介◆
   ・外断熱は日本のマンションをどこまで変えるか 
  ◆読者の声◆  
  ◆スペーシアのこの頃◆ 

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 ◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○ 岐阜市 「川原町まちづくり会」の取組み ○

 川原町とは現在の岐阜市湊町、玉井町、元浜町にあたる所で、金華山を望む長良川の堤
外地にある。江戸時代には長良川の船運の重要な湊であり、特に木材や和紙の陸揚げが多
く、それらを扱う問屋町として発展していった。戦時中も空襲を免れたため、この地区で
は多くの家屋敷が昔ながらのまま残っており、趣ある町並みをとどめている。

 こうした歴史的な景観を後世に残していこうと、地区住民が中心となって「川原町まち
づくり会」は発足した。平成13年に岐阜市から「都市景観形成市民団体」の認定を受け、
本格的なまちづくりがスタートしたばかりではあるが、その活動はすでに実を結びつつあ
る。統一された門灯の設置や昔の円筒形ポストの設置をはじめ、今年はまちなみ形成の
ルールを定めた「まちづくり協定」を作っていくそうだ。また、町の中ほどに、かつて和
紙問屋だった町屋を改修した、「川原町屋」という喫茶兼雑貨屋がオープンし、平日でも
100人以上の人が訪れる人気スポットになっている。会長の後藤さんは「生活の場として
誇りの持てるまちにしたい。」と語っており、単なる商業開発ではない、本物のまちなみ
をめざしていくそうだ。事務局長の玉井さんは「めざせ伝建地区!(伝統的建造物群保存
地区)」とやる気に満ち溢れていた。

 川原町には、岐阜市でただ一軒となったうちわ屋や鵜飼の観覧船乗り場、材木問屋な
ど、まだまだまちづくりに発展する要素はたくさんある。また、岐阜市の職員の方も会合
には必ず出席し熱心に活動をサポートしているそうで、今後の展開がとても楽しみであ
る。 (堀内 研自)

→ホームページに写真を掲載しています。
 http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/kawaramati/index.html

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 ◆図書紹介◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−  
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○ 外断熱は日本のマンションをどこまで変えるか ○
     山岡淳一郎著 日本実業出版社

 区分所有法の改正、マンション管理適正化法及びマンション建替え円滑化法の制定な
ど、マンションをとりまく環境は、近年大きく変化してきている。その発端には阪神大震
災による被災マンションの復旧があるが、法制度がされたことで、マンションの良好な管
理やスムーズな建替えといった既存マンションが抱える課題に対処していく仕組みは構築
されつつある。しかし、果たしてそれだけでいいのか?

 本書は、そんな疑問の一つとなる構造的な問題「内断熱」に着目し、その問題を解決す
ることで、マンションは大きく変わることができると記している。国内マンションの99.9
%が内断熱により施工されている。これによる様々な弊害、人体への影響、ランニングコ
ストの増加、マンション寿命の低下…etcがあることを統計資料等を基に解説している。
現実にマンションに住む者として大きな不安となぜ外断熱が普及しないのかという疑問が
膨らむ。その答えとして施工上の問題や規制(国の見解)など、様々な視点で書かれてい
る。だが、外断熱にも当然一長一短があることも示した上で、近年ではその問題を克服
し、実際に外断熱によるマンションや福祉施設、病院などが施工され始め、今後の普及に
光が見え初めてきたことも紹介している。
 これからのマンションには「外断熱」が普及し、近い将来、外断熱のマンションで快適
な生活ができることに期待したい。(村井亮治)

→ホームページに表紙の画像を掲載しています。
  http://www.spacia.co.jp/Mati/tosyo/sotodannetu.htm

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 ◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介− mm@spacia.co.jpへ
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 (みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします) 

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 ◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・今年の社員旅行は6/6〜8で山形・銀山温泉となりました。以前から候補にあがって
 いたところですが、飛行機が1日1便しかありません。6/6は朝仕事をした後、午後
 出発の予定です。

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 を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
 できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
 ジンに掲載させていただきます。
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(株)都市研究所スペーシア  編集:石田
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