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 ◆  ■   ■  ■  ■  ■ ■  ■  □[第73号]2003/4/21
◆   ■  ■  ■■  ◆ ■ ■  ■■ □−−配信数 539−−□

 スペーシア・メールマガジンの第73号をお送りします。
 名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
 
<内容・目次>
  ◆まちのトピック◆
   ・名古屋産業大学公開シンポジウム『次世代産業 環境ビジネスの展望』
   ・安心・安全なまちづくり・住まいづくりセミナー 
   ・(社)都市住宅学会中部支部設立準備総会が開催されました 
  ◆名古屋まちづくり情報◆ 
   ・女城主の町・岐阜県岩村町 
  ◆視察レポート◆
   ・彦根市における中心市街地活性化の取組み 
  ◆読者の声◆  
  ◆スペーシアのこの頃◆ 

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 ◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○ 名古屋産業大学公開シンポジウム『次世代産業 環境ビジネスの展望』 ○

■日 時  平成15年5月22日(木) 13:30〜16:40
■場 所  中電ホール(名古屋市東区東新町1番地)
■プログラム
 13:00  開場・受付
 13:30  主催者挨拶  名古屋産業大学学長 伊藤達雄
 13:40  第1部 基調講演 T
        『環境ビジネスの展望とわが国の環境産業政策』 
         経済産業省中部経済産業局産業企画部長 板谷憲次 
 14:00  基調講演 U
        『自然エネルギー利用と環境ビジネス』
         三重大学工学部教授 清水幸丸
 14:20  基調講演 V
        『環境ビジネス参入事例におけるビジネスモデルを読む』
         エコビジネスネットワーク代表 安藤 眞
 14:40  休憩
 14:50  第2部 パネル・ディスカッション『次世代産業 環境ビジネスの展望』
       【コーディネータ】 
         小川克郎 名古屋産業大学教授
       【パネリスト】 
         安藤 眞 エコビジネスネットワーク代表
         板谷憲次 中部経済産業局産業企画部長
         河本芳光 (社)日本環境アセスメント協会中部支部長
         清水幸丸 三重大学工学部教授
         諏訪亜紀 名古屋産業大学講師
 16:30  閉会挨拶 和泉 潤 名古屋産業大学環境情報ビジネス学部長
 16:40  閉場

■主 催  名古屋産業大学
■後 援  経済産業省中部経済産業局、愛知県、名古屋市、日本環境共生学会、日本計
画行政学会、中部支部、(社)日本環境アセスメント協会、(社)中部経済連合会、(社)中部
開発センター

■申込方法 電話・FAX・ハガキ・電子メールにてお申込み下さい(入場無料/先着順
受付)。なお、FAX・ハガキ・電子メールでのお申込は、住所・氏名・勤務先をお書き
下さい。

■申込先  名古屋産業大学 〒488-8711 尾張旭市新居町3255-5
TEL(0561)55-5101 FAX(0561)52-0515
メールアドレス symposium@nagoya-su.ac.jp
(問合先:名古屋産業大学事務局次長 青木吉貞)

〜名古屋産業大学・大塚俊幸さんからの情報です〜

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○ 安心・安全なまちづくり・住まいづくりセミナー ○

 中部地方における今後の住宅施策の方向性を示すものとして「中部の住宅ビジョン」が
平成14年6月に策定されました。このビジョンの4本柱の一つである「安心・安全な住
まいづくり」の実現に向けたフォローアップ活動の一環として、中部地方整備局管内の地
方公共団体と連携して、都市が抱える密集市街地の問題とまちなか居住の問題を検討する
「安心・安全なまちづくり・すまいづくりワークショップ」が開催されています。
 このたび、このワークショップに関連し、先進事例について学ぶ「安心・安全なまちづ
くり・住まいづくりセミナー」が開催されることになりました。公共団体を対象にしたセ
ミナーですが、一般の参加も可能です。ご関心のある方はぜひ、ご参加ください。

【日 時】 平成15年5月8日(木) 13:30〜16:40
【場 所】 (財)名古屋都市センター11階大研修室(JR中央本線金山駅下車すぐ)
【内 容】
 ○基調報告・まとめ  講 師 中部大学教授 佐藤圭二氏
 ○事例報告1:
    「寝屋川市萱島東地区における密集住宅市街地整備促進事業の取組み」
      講 師 寝屋川市住環境整備課 係長 大野 薫 氏
 ○事例報告2:
    金沢市のまちなかにおける定住促進のとりくみ
      講 師 金沢市住宅政策課 課長 清水 啓紀 氏
【申込方法】
スペーシア・石田までお申し込み下さい。(事務局担当)
     E-mail
【問い合わせ先】
 中部地方整備局建政部住宅整備課 大河内
     TEL 052-953-8574 FAX 052-211-6534

 〜スペーシア・石田〜

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◎ (社)都市住宅学会中部支部設立準備総会が開催されました ◎

 都市住宅学会が設立して10年。関東、関西、中国・四国の3つの支部が活動していまし
たが、中部でも支部をたちあげようということで、その設立準備総会が4月19日に開催さ
れました。都市住宅学会の副会長の大村謙二郎先生(筑波大学社会工学系教授)の記念講
演も行われました。
 設立準備総会の後、行われた常議員会で支部長に三宅醇先生(豊橋技術科学大学教
授)、副支部長に佐藤圭二先生(中部大学教授)が選任され、私も幹事の1人に指名され
ました。まだまだ、中部における会員の数が少ないのが現状ですが、支部活動を通じて会
員を増やしていこうと、様々な活動を計画しています。
 記念講演会の後、行われた交流会では、会員外からの出席もあり、交流を深めるととと
もに、今後の中部支部の活動について、様々な意見が出されました。三宅支部長からは、
他の学会でやっていない取組みをやっていこうという熱い思いが語られました。

 中部の地域性をふまえた都市住宅のあり方について考えていくことにより、この地域の
住まい・まちづくりに貢献していくことが期待されています。今後、都市住宅学会の中部
支部の活動についても、このメールマガジンで紹介させていただきたいと思います。よろ
しくお願いします。    (石田富男)

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 ◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○ 女城主の町・岐阜県岩村町 ○

 女城主の町として知られる岩村町は、岐阜県東濃地方にある人口5,600人余りの小
さな町である。町の中心部の本通りは商家町の町並みとして、平成10年4月に重要伝
統的建造物群保存地区に指定されている。今なお残る町家群と通りに掲げられた大正
期や昭和初期のレトロな看板が、時代の変遷を今に伝えている。町のあちこちには
「まちかどギャラリー」があり、岩村町にまつわる歴史や昔の道具など興味深いもの
が展示してある。

 この岩村のまちづくりを支えてきたのは、「いわむら町まちづくり実行委員会」であ
る。会ができてから既に10年以上経っているが、会は今なお活発のようで、様々なイベン
トを開催してきている。中でも「楽市街道まつり」は毎月開催され、まつりの日には、商
店街通りは自動車を通行止めにして趣向を凝らした催しが開催される。訪れた日は2月中
旬で雨が降る寒い日だったにもかかわらず、街道まつりが行われていたこともあって、地
元の人々や観光客で賑わっていた。またこの日は、町家の軒先に「雛人形」を展示する
「まちかど雛祭り」も行われていた。これは、自宅に眠っている「雛人形」を展示しよう
ということで、商工会や教育委員会が呼びかけて始まったものである。なお、この近辺で
は愛知県の足助町のなどでも同様のイベントが行われている。

 ちなみに、隣町が明智町・日本大正村であり、これに対して岩村町が目指すのは「江戸
村」(岩村町のまちづくりの仕掛け人である西尾精二氏のコメント、間瀬寿夫著「輝く人
きらめく町」より)だそうである。どちらも里山に囲まれた小さな町だが、ボランティア
によりそれぞれ独自の取組が続けられている。次回は晴れた日に訪れて、「江戸村」と
「大正村」をセットでじっくりと見比べてみたい。 (浅野 健)

→岩村町のホームページ
 http://www.town.iwamura.gifu.jp/

→ホームページに表紙の画像を掲載しています。
  http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/iwamura/index.html

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 ◆視察レポート◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−  
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○ 彦根市における中心市街地活性化の取組み ○
〜愛知住まい・まちづくりコンサルタント協議会の視察交流会(2003.4.11)〜

 愛知住まい・まちづくりコンサルタント協議会の視察交流会に参加し、彦根市の中心市
街地活性化に関する事業をいくつか視察した。なお、当日の天気は雨であった。

 彦根市の観光ルートの定番は、国宝彦根城とその周辺の社寺を回るものである。最近で
は、彦根城を観た後に夢京橋キャッスルロードを訪れるという観光ルートが確立されてい
るそうだ。夢京橋キャッスルロードは彦根城の南部に位置する京橋から城下町方向に350
m続く都市計画道路の拡幅・整備に関する事業である。昭和61年から12年間住民と行政が
協働し、伝統的なまちなみの再生を行ったことにより、彦根城観光客の市街地への誘引や
市街地の活性化に成功している。住民と行政の協議の結果である建築物の制限に関する条
例や修景基準が定められ、江戸時代の町屋風の建物が並び、お土産屋や飲食店以外にも
ディスプレイにウェディングドレスが飾ってあるお店など、歩いているだけで楽しい空間
である。事業の原点が都市計画道路の拡幅であるため仕方がないことかもしれないが、幅
員16mの道路が両側の町並みを分断してしまっているように感じた。

 次に、中心市街地にあるその他の商店街の取組みを見て回った。まずは四番町スクエ
アである。この商店街は夢京橋キャッスルロードと隣接していて、彦根城から夢京橋
キャッスルロードへと流れてきた観光客を呼び込むため、「大正ロマンあふれるまち」を
テーマにしたまちづくりを組合施行の区画整理事業の方式を用いて行っている。平成17年
度完成予定のため、工事完了した建物は地区の3分の1ほどであるが、店舗のゾーニング、
パティオ、路地の計画的な配置などの工夫が見られ、完成が楽しみである。

 他の商店街でもそれぞれがファサード整備事業などのハード事業、商品を100円で提供
するナイトバザールを月に1度行うソフト事業など様々な取り組みをしているので、商店
街の取組みを比較しながら歩いているだけでもとても面白い。視察したどの事業も、住民
の方々の努力がまちに表れていることを感じることができた。四番町スクエアの完成後、
天気の良い日にまた訪れてみたいと思う。 (山崎 崇)

→ホームページに写真を掲載しています。
  http://www.spacia.co.jp/Mati/sisatu/hikone/index.html

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 ◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介− mm@spacia.co.jpへ
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 (みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします) 

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 ◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・時々、このメールマガジンの発行について「たいへんでしょう」と声をかけていただき
 ます。掲載記事については、みんなで持ちまわりで書いているのでなんとかなるの
 ですが、一番たいへんなのは、実はここの欄。何も書くことがないと、悩んでしまっ
 て…。ということで今号はなんとか埋まったけど、次号からはまた悩みそうです。

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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
 を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
 できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
 ジンに掲載させていただきます。
   メールマガジン投稿用アドレス mm@spacia.co.jp
◎バックナンバーはホームページに公開しています。
   http://www.spacia.co.jp/mm/index.htm
◎今後の配信を希望されない場合は、このまま返信して下さい。
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(株)都市研究所スペーシア  編集:石田
 〒460-0008 名古屋市中区栄5-1-32 久屋ワイエスビル5階
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   URL    http://www.spacia.co.jp/
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