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スペーシア・メールマガジン(隔週発行予定)   □[第417号]2016/7/6□    □配信数 733□


スペーシア・メールマガジンの第417号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。

<内容・目次>
 ◆まちのトピック◆
 ・ぎふ市民活動 大茶会(ワールドカフェ)
 ◆名古屋まちづくり情報◆
 ・岐阜駅東地区第一種市街地再開発事業 再開発ビル工事進む
 ◆住まい・まちづくりコラム◆
 ・日本遺産―点在する遺産を「面」として活用・発信−
 ◆読者の声◆
 ◆スペーシアのこの頃◆

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◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○ぎふ市民活動 大茶会(ワールドカフェ)○

日時:2016年7月16日(土)13:30〜15:30
場所:みんなの森 ぎふメディアコスモス かんがえるスタジオ
参加できる人:「面白そう!」と思った人なら、子どもからお年寄りまでどなたでも。
        準備の都合もあり、事前申込みがおすすめ。

情報:メディコスクラブ(仮称)設立準備会について
 メディアコスモスで活動する市民の有志が集まって「市民の立場で考え、語り合い、
 実践をする」を念頭に、全館イベントへの協力や情報交換および発信、館内ツアー、
 まちと施設をつなぐツアーなど、さまざまな企画を考え、取り組んでいます。
 9月の全館イベント『メディコスまつりフム・ドキ・ワイワイ』での設立に向けて準備を
 進めています。

問い合わせ先:
みんなの森 ぎふメディアコスモス 市民活動交流センター
Tel.(058) 264−0011
e-mail comm-act@city.gifu.gifu.jp

→みんなの森 ぎふメディアコスモスのホームページ
http://g-mediacosmos.jp/

〜スペーシア・浅野健〜

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◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○岐阜駅東地区第一種市街地再開発事業 再開発ビル工事進む○

 今年の3月末に工事着工を果たした「岐阜駅東地区第一種市街地再開発事業」は、
大凡3ヶ月が経ち、現場では仮囲いが外周を覆い、その上部からは敷地内で稼動している
大型重機の姿の一部を見ることができる。施行者である組合関係者の話では、固い
地盤と地下水の克服が当面のポイントになるという。
 本事業は、20年以上に亘り検討が重ねられ、その間、世界規模での経済環境の変化に
のまれ、また、当初から組立ててきた事業スキームの変更を余儀なくされ、紆余曲折の
中で必要な手続きを経て権利変換計画の認可を得て工事着手に至った。
 現地では、行政によりJR岐阜駅周辺ビルの回遊性向上につなげるペデストリアンデッキが
計画され、本再開発ビルへも接続されることからその工事も隣接地で並行して進められて
おり、準民間的な市街地再開発組合施行による再開発事業と公共事業との連携は、
駅西エリアで施行されてきたこれまでの再開発事業の工事の際にもみられた光景であり、
駅を基点として駅前広場を囲む形で東西の拠点施設が一つにつながる一連の事業により、
駅周辺の賑わいと魅力向上に期待が高まる。
 また、現地の様子が徐々に変わってきたことで、市民の関心にも触れられてきているようで、
ビルの工事の完成時期はもとより、計画されている共同住宅や福祉施設への入居、さらには
福祉施設でのスタッフ募集など、施設利用や雇用創出の面からも新たな拠点施設の誕生と
事業効果にも期待が高まる。
 本事業は、長期間に亘る工事へとその事業の進捗段階は移ったが、今後は並行して
権利者の資産活用において重要なテナント誘致への取組みや一部で設定されている
保留床の処分目途、さらには、ビル全体の管理運営に関する検討が予定されている。
それらは、事業の内面に関わり重要な部分でもあり、工事の進捗との整合をとりながらの
事業構築が求められてくる。”長期に亘る工事”としつつも、工事完成まで待ったなしである。
(村井亮治)

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◆住まい・まちづくりコラム◆
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○日本遺産―点在する遺産を「面」として活用・発信−○

 文化庁が2020年の東京オリンピックまでに100件程度の認定をめざし、平成27、28年度の
2年間で37件を認定した「日本遺産」。残念ながら、愛知県の認定はまだないが、これまでの
文化財行政が個々の遺産を「点」として指定・保存し、保存を重視していたものが、点在する
遺産を「面」として活用・発信していくという「活用」を重視した取り組みとして注目している。
 訪日外国人旅行者数2000万人を達成するという政府の方針を受けたもので、観光という
側面は大きいが、文化財を指定にこだわらず、幅広く捉え、それらを取り巻く自然や景観
などの周辺環境まで含めて総合的に捉えるということは、これまで見過ごされてきた新しい
価値の発見につながり、地域の人たちによる多様な取り組みに繋がっていく可能性が
あるように思う。
 近県では岐阜市、明和町が地域型で認定されている。複数の自治体で申請するシリアル
型と異なり、単独の市町村で申請するもので、よりその自治体の個性が明確となる。岐阜市は
「信長」、明和町は「皇女斎王」だ。地域型で申請するには条件があり、その1つが歴史文化
基本構想だ。平成19年にその策定が提唱され、モデル事業での策定も含め、40程度が
策定済みで現在策定に取り組んでいる市町村も多い。スペーシアでも瀬戸市の構想策定の
お手伝いをさせていただいている。
 瀬戸市といえば「せともの」がやきものの代名詞になっているように、やきもの関連の
文化財が多く、それがまちの個性を作っている。様々な視点からの捉え方ができ、知れば
知るほど興味深い。あまりにもやきもの関連のものが多い故にそれだけのようにも思って
しまうが、それだけではない。6月に馬ヶ城浄水場の見学会に参加したが、コンクリートダムを
流れ落ちる水の姿は美しく、そのすぐ近くにある近代建築物の管理棟とあわせて緑の中に
たたずむ景観は魅力的だった。他にも地域の個性的な祭りなど、まだ体験していないが、
いろいろな要素がありそうだ。このような多様な魅力を日本遺産として発信できればと思う。
 平成28年度は67件の申請に対して認定は19件。ハードルは高い。いかに魅力的にその
価値を情報発信できるかが重要だろう。瀬戸の魅力を肌で感じるようにしたいと思う。
(石田富男)

→ホームページに写真を掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Topic/column/nihonisan/

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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)

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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・「まちのトピック」で紹介したイベントの会場、みんなの森 ぎふメディアコスモスは、
 早いもので昨年7月18日のオープンから間もなく1周年となります。
 開館1周年記念イベントが予定されており、期間は7月9日(土)〜8月21日(日)、
 メインは7月16、17、18日の3日間です。
 詳しい情報は、ぎふメディアコスモスのホームページでご確認ください。
 http://g-mediacosmos.jp/

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を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成できれ
ばと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガジンに掲
載させていただきます。(このメールへの返信でお願いします)
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(株)都市研究所スペーシア 編集:浅野 健
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