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スペーシア・メールマガジン(隔週発行予定)   □[第401号]2015/11/25□  □配信数 732□


スペーシア・メールマガジンの第401号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。

<内容・目次>
 ◆まちのトピック◆
 ・NAGOYAアカリナイト
 ◆名古屋まちづくり情報◆
 ・愛知登文会 国登録有形文化財特別公開
 ◆読者の声◆
 ◆スペーシアのこの頃◆

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◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○NAGOYAアカリナイト○

 今年で6年目を迎える「NAGOYAアカリナイト」では、リニューアルした名古屋テレビ塔の
ライトアップ演出に加え、久屋大通公園を大きな花の庭園に見立て、各所に「花のアカリ」を
灯します。
 
日時:2015年11月20日〜2016年2月14日
場所:名古屋・栄、久屋大通 もちのき広場〜テレビ塔、エンゼルパーク駐車場、フラリエ等
点灯時間:17時〜23時
主催:NAGOYAアカリナイト実行委員会 久屋大通発展会

詳しくは以下のホームページをご覧ください。
URL http://www.akarinight.jp/

〜久屋大通発展会より情報提供いただきました〜

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◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○愛知登文会 国登録有形文化財特別公開○

 10/25、11/3(一部11/1)、11/15、11/22の4日間にわたり、愛知県内の40箇所で、愛知
登文会主催の秋の一大イベント「建物特別公開」が実施された。今年は昨年に引き続き
2回目の開催だったが、各会場で多くの人々が足を運び、盛り上がりを見せた。今回
イベントのスタッフとして自身が関わった建物のいくつかについてレポートしたい。

■10/25:旧今泉医院、トヨテック本社社屋(豊川市)
 旧今泉医院は、前面中央に洋風の車寄せが張り出した左右対称の洋風意匠を取り
入れた病院建築である。診療室は、診療を行っていた当時使われていた、どこか懐かしい
医療設備や薬のビンなどが置かれ、室内全体が大きな窓から差し込む光に照らされて、
落ち着きがあり温かみの感じる場所であった。公開が始まると同時に若い男性から
近所に住むお年寄りまでたくさんの人が詰めかけ、「近所に住んでいるが、中には入った
ことがなくてどうなっているのだろうといつも不思議に思っていた」という喜びの声を聞く
ことができた。
 トヨテック本社社屋は旧豊川電話中継所本屋であった建物をトヨテック社が買い取り、
現在も本社社屋として使用されている、縦長の窓が特徴的なRC造の建物である。訪れた
人の中に、昭和初期、建物がまだ電話中継所であった時に働いていたという方々が
当時の貴重な写真を手に訪れ、変わりない建物を見て懐かしんでいた。
■11/3:日本陶磁器センター(名古屋市)
 日本陶磁器センターで実施された建物解説は、建物中をくまなく見学できて、とても
内容の濃い解説となった。玄関から始まった建物解説は、建物外周、地下室、1階の
レストラン、レストラン地下のワインセラー、3階の大会議室などへと場所を変え、ところ
どころで熱い解説が行われた。最後の回は日が暮れる時間帯ということもあり、時間も
少々長くなってしまったが、解説者の熱意がよく伝わる面白い解説だった。とても熱心な
様子だった参加者の方々も、充実した時間だったに違いない。
■11/15:鈴木家住宅(愛西市)
 鈴木家住宅は佐屋地方での名士で、国会議員を務めた経歴を持つ鈴木仙太郎氏が
建てた住宅で、建物公開では1階の豪華な仏間や2階の大広間など、貴重な内部を
見学することができた。参加者の中には、所有者ご親族の古い知り合いの方々も来られ、
所有者の方や、ボランティアスタッフの方々を交えての交流の場にもなっていた。
■11/22:墨会館(一宮市)
 現在は公民館として市民に開かれている墨会館では、午前中に地域の小学生が
建物を解説するという「こどもガイド」が実施された。こどもの中には「(解説を)延長したい」
と言う子もおり、皆楽しそうにガイドを行っていた。参加者からは「解説の組み立てが
しっかりしていた」「解説に子どもらしさが感じられてかわいかった」「非常に良い取り組み
だと思う」などの声を聞くことができた。当日自習室に勉強目的で来た中学生達が関心を
示し、解説に参加する場面もあった。

 今回参加した会場で「近所に住んでいるにも関わらず今まで中に入ったことがない」
「歴史について知らなかった」ということを実際に耳にした。それ自体は珍しいことでは
ないだろうが、それだけに建物を公開する取り組みが貴重であり意味のあることだと
改めて実感した。また、古い写真を手に、個人的な思いを持ってトヨテックに来られた
参加者が印象深かった。古い建物は、関わった人が自身の記憶をたどる際に重要な
手がかりとなる。遺された建物にはそんな大切な役割もあるのだと思う。
(大河原章介)

→ホームページに写真を掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/2015/tobunkai2/

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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)

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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・弊社が関わった事業で10月から11月にかけて予定されたものがほぼ終わりつつあります。
 事前の天気予報では雨天が予想された日もありましたが、まずまずの天候に恵まれ
 予定通り開催できました。関係者のみなさんやご協力いただいたボランティアの方々に
 お礼申し上げます。
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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
 を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成できれ
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(株)都市研究所スペーシア 編集:浅野 健
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