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スペーシア・メールマガジン(隔週発行予定)   □[第398号]2015/10/15□  □配信数 733□


スペーシア・メールマガジンの第398号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。

<内容・目次>
 ◆まちのトピック◆
 ・四間道・円頓寺・那古野界隈で4つのイベントが同時開催 11月7日(土)、8日(日)
 ◆名古屋まちづくり情報◆
 ・みんなの森 ぎふメディアコスモス 〜見学レポート〜
 ◆読者の声◆
 ◆スペーシアのこの頃◆

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◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○四間道・円頓寺・那古野界隈で4つのイベントが同時開催 11月7日(土)、8日(日)○

◎円頓寺秋のパリ祭2015
 今春にアーケードが一新された円頓寺商店街で今年で3回目の秋のパリ祭を開催。
主 催 那古野下町衆・秋のパリ祭実行委員会、円頓寺商店街振興組合
URL http://endoji-paris.net/

◎クラフトマルシェ イン 円頓寺本町
 西区はものづくり文化を有するエリア。円頓寺本町商店街でクラフトマルシェを開催。
主 催 クラフトマルシェin円頓寺本町実行委員会
URL http://endojihonmachi.com/

◎第3回 四間道・美濃路秋祭り
 四間道・美濃路界隈で飲食や音楽などが楽しめる秋まつりを開催。
主 催 四間道界隈ショップコミュニティ
URL https://www.facebook.com/shikemichi.akimatsuri

◎第13回堀川ウォーターマジックフェスティバル「堀川水上バスdeスタンプラリー」
 納屋橋発 堀川で船に、乗ろう!”船の祭典”。今年は10月10日から11月8日まで、
7つのクルーズを実施。その1つとして、納屋橋と五条橋(四間道・那古野界隈)を結ぶ
水上バスを運行。
主 催 堀川ウォーターマジックフェスティバル実行委員会
URL http://horikawa-wmf.com/ 

〜スペーシア・浅野〜

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◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○みんなの森 ぎふメディアコスモス 〜見学レポート〜○

 この施設は弊社のメールマガジンで何度か紹介しているが、今回は建築について
レポートする。この建築の一番の魅力は居心地の良さであろう。伊東豊雄氏が近年
手がけた図書館建築、せんだいメディアテークや多摩美術大学図書館と比較しても、
最も快適な環境を生み出しているように感じた。それは、例えるなら、朝もやのかかる
静かな森の中にいるようなすがすがしさである。
 この建物、1階は市民ギャラリー、スタジオ、ホールの他、事務所や書庫などの管理部門が
入り、2階がまるごと閲覧室となっている。1階からエスカレーターで2階に上がって行くと
空気が一変することに驚かされる。
 まず気付くのは香りである。東濃ヒノキの薄い木材を何層にも編むことで作られた木造
格子屋根が、2階全体をヒノキの香りで包んでいる。ヒノキの香りには「フィトンチッド」という
消臭、浄化作用がある物質が含まれており、それが人の精神を安定させるそうで、訪れた人は
2階に上がった瞬間、このすがすがしい香りに迎えられる。
 次に気付くのは風である。この建物は空気の流れを実感できるような自然通風をコンセプトに
設計されており、そのための重要な装置が、天井から吊るされたグローブと呼ばれるポリエステルで
織られた巨大な傘である。このグローブ内で上下の温度差を利用した自然換気を行っている他、
外部サッシからも積極的に通風を行い、自然な空気の流れを生み出している。その微細な
空気の流れがとても心地良いのだ。
 さらに、光の演出も見せ場だ。トップライトからの光は、一部はグローブの表面で拡散され、
一部はグローブを透過し、館内にやわらかく広がっている。また、館内は天井の白木の色、
グローブの白、床や書棚のグレーなど、淡い色調で統一されていて、グローブのメッシュの
半透明な感じと相まって、もやのかかったようなやさしい光を演出している。
 建物の平面形は四角であるが、館内を歩いているとそれを忘れさせるような広がりを
感じるとともに、森の中を散策しているような楽しい気分になる。それは、建築構造がまばらに
立つ細い柱のみで、規則的な構成を意識させるものが無いこと、また、普通の建物のような
出入り口や廊下を意識させる物が無いこと、書棚などの家具は螺旋状に配置され、常に
曲線的な動線になることなど、近年、伊東氏が手掛けた図書館建築の集大成と言える
要素の蓄積から表現できた空間であろう。
 中間期の昼間、ここで過ごす時間は最高なので、岐阜市民がうらやましい限りである。
(堀内研自)

→ホームページに写真を掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/2015/gifumc2/

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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)

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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・前号でも紹介した「愛知登文会 国登録有形文化財特別公開」の申込が連日スペーシアに
 届いています。既に定員に達したコースが一部出てきていますので、お早めにお申込下さい。
 よろしくお願いします。

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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
 を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成できれ
 ばと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガジンに掲
 載させていただきます。(このメールへの返信でお願いします)
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(株)都市研究所スペーシア 編集:浅野 健
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