スペーシア・メールマガジン(隔週発行予定)  □[第355号]2014/2/18□    □配信数 735□
    
  スペーシア・メールマガジンの第355号をお送りします。
    名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
    今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
        <内容・目次>
           
          ◆まちのトピック◆
           
          ・第19回人にやさしい街づくり賞表彰式及びシンポジウムの開催
           
          ◆図書紹介◆
           
          ・「自転車”道交法”BOOK」/疋田 智・小林 成基 著
            
          竢o版社/2014年2月20日発行
           
          ◆読者の声◆
           
          ◆スペーシアのこの頃◆
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          ◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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          ○第19回人にやさしい街づくり賞表彰式及びシンポジウムの開催○
        平成7年度に創設され、今回で19回目となる人にやさしい街づくり賞の表彰と
          シンポジウムが行われます。
        日時:平成26年3月1日(土)13:15〜16:00(開場13:00)
          場所:吹上ホール9階展望ホール(名古屋市千種区吹上2丁目6番3号)
        ●第19回人にやさしい街づくり賞●
          特別賞 
          大口町立大口南小学校(もの)
          賞
          豊田市立四郷小学校・豊田福寿園地域包括支援センター
          岡崎市医師会はるさき健診センター
        関連ホームページ
          http://www.pref.aichi.jp/0000025611.html
        〜スペーシア・浅野〜
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          ◆図書紹介◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−
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          ○「自転車”道交法”BOOK」/疋田 智・小林 成基 著○
           
          竢o版社/2014年2月20日発行
         昨年2013年12月の改正道路交通法の施行による自転車の「路側帯の右側通行禁止」
          は、テレビや新聞等でも大きく報道されたので、ご存知の方も多いと思う。しかし、報道を
          ご覧になって、自転車は車道や歩道のどこを走るのが法律的に正しいのか、どのように
          走るのが安全なのか、明確にお分かりになった方は少ないと思われる。原則車道左側が
          十分に理解されず微妙にズレた報道もあったようだが、法改正自体は「日本の道路行政に
          とっても長足の進歩」と、自転車活用に真剣に取り組む著者の疋田氏と小林氏が高く評価
          している。
           
          しかしながら、今回の改正で全ての法律上の課題が解決されたわけではなく、また
          自転車が安全に走ることのできる車道・自転車レーンや自転車用信号機などの整備も
          残念ながらまだ十分ではない。欧州とは異なり、法律と道路が整備されていない日本では
          法律どおりでは安全で合理的な自転車走行はできないという著者の見識は、実際に
          自転車に乗る者であれば納得できるものだと思う。この本では、左折レーンのある交差点の
          直進、駐車車両や停車中のバスの脇の通過など、様々なケースが実際の写真や道路
          イラストを用いながら、現実的で安全に自転車で走る方法が丁寧に解説されている。
           
          また、自転車の基本的なルールや自転車保険についても紹介されている。自転車の
          基本的な走り方を一つだけ紹介しておきたい。『車道が怖くて走れない人は歩道を
          「遠慮しつつ、緊張して」通行する』というものだ。自転車で歩道を通る場合は徐行、
          歩道は交通弱者である歩行者最優先、歩道上の事故は原則歩行者に過失はない
          という四大地方裁判所の基準など様々な現状を踏まえた、簡潔でわかりやすい走り方
          だと思う。
           
          法改正以外にも国土交通省のガイドライン公表など、自転車の状況は激変し、一昨年
          発行した「自転車はここを走る!」に大幅な加筆修正を加え、2014年時点の自転車を
          取り巻く状況を伝えるべきだという著者の気持ちが十分にわかる内容である。多くの
          人に手に取っていただきたいが、自転車に乗った子どもが歩行者に大きなけがをさせて
          しまい、事故による高額賠償判決も増えているので、特にお子さんが自転車に乗る方には
          ぜひ活用いただきたいと思う。
          (山崎 崇)
        <関連ページ>
          「自転車の安全鉄則/疋田 智 著」
          http://www.spacia.co.jp/Mati/tosyo/zitensyanoannzentessoku.html
        「それでも自転車に乗り続ける7つの理由/疋田智 著」
          http://www.spacia.co.jp/Mati/tosyo/soredemozitensya.html
        「自転車ツーキニスト/疋田智 著」
          http://www.spacia.co.jp/Mati/tosyo/tukin.htm
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          ◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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          (みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)
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          ◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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          ・スペーシアでは久しぶりですが、2015年度採用に向けて研究員1名を募集します。
           
          詳しくはホームページで記載します。意欲的な学生さんの訪問を期待しています。
           
          http://www.spacia.co.jp/rec.html
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          ◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
           
          を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成できれ
           
          ばと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガジンに掲
           
          載させていただきます。(このメールへの返信でお願いします)
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          (株)都市研究所スペーシア 編集:浅野 健
           
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