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スペーシア・メールマガジン(隔週発行予定)  □[第353号]2014/1/22□    □配信数 735□

スペーシア・メールマガジンの第353号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。

<内容・目次>
  ◆まちのトピック◆
  ・「ライン湯と南まちを 見る・知る・語る」
   〜犬山・ライン湯の保存と利用を願う展示とトークショー〜
  ・THE 討論! 「ナゴヤ版」減災まちづくりを考える
  ◆名古屋まちづくり情報◆
  ・「せせらぎの並木 テニテオ」開通式・記念イベント
  ◆視察レポート◆
  ・金沢のちょい乗りシステム
  ◆読者の声◆
  ◆スペーシアのこの頃◆

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◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○「ライン湯と南まちを 見る・知る・語る」○ 
〜犬山・ライン湯の保存と利用を願う展示とトークショー〜

ねらい
犬山・ライン湯(昨年5月に廃業、築90年、城下町地区内)の保存と活用を願って、
名城大学の教員・学生と地域の人たちが、この数ヶ月取り組んできた活動の成果を
広く知ってもらい、前に進めるための交流の場にしたい。

■パネルと模型の展示
2014年2月8日(土) 13:30〜15:00 (会場:外町山車蔵)
2014年2月9日(日) 10:00〜17:00 (会場:外町山車蔵)
2014年2月10日(月) 10:00〜13:00 (会場:外町山車蔵)
  パネル:銭湯の普及と危機、愛知県地域別営業中銭湯分布図
       銭湯の利活用の事例とライン湯の利活用提案
       住民アンケート調査結果
       城下町地区南まちの歴史・文化・資源調査

建築模型など:ライン湯の実測図面、ライン湯の建築模型、
ライン湯のリノベーション提案他

■まちあるき+トークショー+ワークショップ
2014年2月8日(土)
  13:30〜14:00 オームニングセレモニー (会場:外町山車蔵)
    引き続き お茶しておしゃべり  (会場:外町山車蔵)
  15:00〜15:40 ライン湯見学会

2014年2月9日(日)
  10:30〜12:00 まち歩き (集合場所:山車蔵前)
  13:30〜16:00 トークショー:ライン湯と南まちの今とこれからを語ろう
            (会場:犬山市南地区学習等供用施設)
   ゲストトーク(各15〜20分)
    ・愛知県公衆浴場組合「公衆浴場を取り巻く現状とこれから」
    ・鹿野陽子教授(岐阜県立国際園芸アカデミー)「東京・おとめ湯の保存運動の経験から」
    ・多治見市役所タイル博物館担当「ライン湯のタイルとタイル絵について」
   関係者・地域住民トーク(各5〜10分)

2014年2月10日(月)
  10:00〜12:00 ライン湯と南のまちづくりを考えるワークショップ(会場:黄檗宗先聖寺本堂)
  (1)ライン湯の保存と活用:学生提案と参加者の意見
  (2)ライン湯を活かした南まちのまちづくりとの連携
   ファシリテーター:海道清信教授(名城大学)

*申込は不要です。ワークショップを含めどなたでもご参加ください。駐車場は
  先聖寺境内利用可能。

主催 「犬山・ライン湯の保存と活用を願う会」(略称:ライン湯おせっ会。代表:水野 修)
実施協力
  ライン湯(杉本美代子、杉本安彦)
  名城大学(海道研究室、三浦研究室、大影研究室)、名古屋経済大学(傍島研究室)
  外町町内会、黄檗宗先聖寺、日本紙工業株式会社、南まち本舗株式会社、
  犬山城下町を守る会(長谷川良夫代表)、犬山市観光協会、犬山南のまちづくりを
  考える会など

〜名城大学の海道清信先生より情報提供いただきました〜
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○THE 討論! 「ナゴヤ版」減災まちづくりを考える○

 名古屋都市センターが事務局を務める減災まちづくり研究会では、南海トラフ地震などの
巨大災害の発生を見据え 、被災後の復興までを視野に入れた都市圏でのビジョンづくりや、
減災に関する様々なデータを地図上で確認きる情報システムの検討などに取り組んで
きました。今回はビジョンの考え方を踏まえ、港区の築地を対象として、行政、学生、
地元の視点で情報システムを活用しながら行った ワークショップ の成果を交え、
減災まちづくりの今後の展開 などについて討論を行います。

日時:2月11日(火・祝)13:45〜17:30
会場:名古屋都市センター11階ホール

【プログラム】
  討論1 13:45 〜15:30 ワークショップ報告と意見交換
  討論2 15:45 〜17:30 ビジョン紹介と意見交換

 コーディネーター
  ・名古屋大学減災連携研究センター長 教授 福和 伸夫氏(研究会委員長)
 
  ワークショップ報告(研究会メンバー )
  ・名古屋工業大学院研究科 教授  秀島 栄三氏
  ・名古屋大学院環境研究科 准教授 小松 尚氏
  ・名古屋大学院環境研究科 准教授 村山 顕人氏

 コメンテーター
  ・東京大学生産技術研究所 准教授 加藤 孝明氏
  ・名城大学都市情報部   准教授 柄谷 友香氏

その他の討論参加者・機関(研究会メンバー)
  ・名古屋大学減災連携研究センター 准教授 護 雅史
  ・名古屋大学減災連携研究センター 准教授 廣井 悠
  ・レスキューストックヤード 代表理事 栗田 暢之
  ・中部地方整備局、愛知県、名古屋市 など

■申込 FAXあるいはEメールで申込
  ※氏名、所属、連絡先を記入してください。
  名古屋都市センター (担当)調査課 福田
  名古屋市中区金山町一丁目1番1号 金山南ビル
  TEL:052-678-2216(月曜日休館) 
  FAX:052-678-2211
  E-Mail:gensai@nui.or.jp
■定員 80名(参加費無料・先着順)
■締切 平成 26年2月4日(火)

〜名古屋都市センターの福田様より情報提供いただきました〜

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◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○「せせらぎの並木 テニテオ」開通式・記念イベント○

 岐阜市では、中心市街地にある岐阜大学医学部等の跡地において、(仮称)中央
図書館を中心とした複合施設「みんなの森 ぎふメディアコスモス」の建設が進められて
いる。工事に着工したことを記念した「みんなの森フォーラム」(平成25年7月31日実施)
については、スペーシアメルマガ345号で報告したところである。このメディアコスモスと
共に(仮称)憩い・にぎわい広場の整備が進められているが、昨年の暮れ、平成25年12月
7日にその中の並木道の一部をオープンしたことを記念して開通式と記念イベントが
開かれた。
  並木道の名称は「せせらぎの並木 テニテオ」。これは、平成25年8月8日から9月13日に
かけて公募により全国539人から920点の作品が寄せられ、その中から選考したものを
組み合わせたそうで、この開通式典の時にお披露目となった。この名前は、「せせらぎ」が
清流長良川に抱かれた岐阜をイメージし、さらに「手に手を取って」という想いが込められた
ようである。当日は、岐阜市長、メディアコスモスの設計者の伊東豊雄氏、地元自治会を
はじめ多くの関係者が出席・参加された。
  開通式典後に行われた記念イベントでは、グランドオープン後の並木や広場の活用の
仕方をイメージしてもらおうと、地元の音楽や大道芸のパフォーマー、飲食を提供する
移動販売車などを誘致した。この日は肌寒い一日で、暖かい食べ物を食べながら、
並木を歩いたり、パフォーマンスを見たりと楽しまれたようである。また、工事中の壁には、
イベントの周知の為のチラシの真ん中に描かれた「ねがいの葉っぱ」を切り抜き、思い
思いの願いが書かれた「ねがいの葉っぱ」が貼り出された。
  グランドオープンは平成27年度の予定で、地元の人々からの期待度がうかがえる
開通式・記念イベントであった。
(浅野健)

→関連ホームページ
http://www.city.gifu.lg.jp/13422.htm
→ホームページに写真を掲載しています
http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/2014/gifumcnamiki/

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◆視察レポート◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−
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○金沢のちょい乗りシステム○

 年末に家族旅行で金沢を訪れた。特に予定を組まずに気ままにまち歩きを楽しもうと
思っていたのだが、その際におおいに役だったのがまちなかを走るバスだった。2年前に
名古屋のちょい乗りバスの社会実験に関わりその実現を期待しているのだが、金沢では
すでに名古屋で提唱している「ちょい乗りシステム」が実現していることを知り衝撃的だった。
何故、金沢で実現できて名古屋では実現できていないのかと。ヒアリング等をしたわけでは
ないので詳細は不明だが、わかる範囲でその概要を整理し紹介しておきたい。

 一番よく利用したのは「ふらっとバス」。まち中の狭い道路を運行するコミュニティバスとして
1999.3から運行されており、先進事例としてとりあげられたものだが、その後ルートが追加され、
現在は4ルートで毎日運行(100円)されている。始発8:29、終着19:00、15分間隔で運行されて
おり便利だ。市民の足として利用されているようだが、観光客も利用できる。
  観光客むけのちょい乗りバスといえるのが「城下まち金沢周遊バス」。北陸鉄道が毎日運行
(200円)。一方通行なのが難点だが、中心部の北陸鉄道の一般路線バスも利用できる
1日フリー乗車券は500円。これを利用するといろいろと利用が広がる。
  さらに近江市場、香林坊、兼六園と主要観光スポットに重点をおいたのが「まちバス」。
金沢商業活性化センターが西日本JRバスに委託して土日祝日のみ運行。2007.6〜2008.1
試験運行(無料)し、2008.4より本格運行(100円)。赤字の場合は市や商店街が補てんする
こととなっていたが、2008年度は黒字だったようだ。
  しかし、北陸鉄道はこの運行により収益が悪化し、その対抗として2008.7から土日祝日
のみ運行(100円)しはじめたのが「兼六園シャトルバス」。なお、2009.7〜12、2010.7〜11
には「まちなかシャトル運行実験」として同じ路線を平日も運行(200円)。2011年度以降は
年度単位で実証実験として毎年運行している。

 コミニティサイクル「まちのり」もスタートしている。2010.8〜10社会実験。2012.3.24正式
サービス開始。金沢市が実施、株式会社日本海コンサルタントが運営。サイクルポート
19か所。基本料金(1日200円、1カ月1000円、1年9000円)+追加料金(30分を超えると
30分ごとに200円)。

 名古屋と違い地下鉄がなくバスがまちなかの公共交通として重要な役割を占めている
こと、魅力的な観光スポットがまちなかに点在しておりそれを回遊したいというニーズが
高いことなどがちょい乗りシステムがうまく機能している理由だろうか。ただ、道路渋滞で
予想外に時間がかかってしまったことがあったことには辟易した。まちなかへの自動車
流入を減らすという名古屋と同様の課題は抱えていそうだ。
(石田富男)
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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)

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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・近年、地下鉄駅のバリアフリー化が進んでいますが、弊社最寄りの矢場町駅でもホーム
  から松坂屋までのバリアフリールートが確保されています。最近は、老夫婦でどちらかの
  方が車いすという光景も見受けられ、特に地下は方向感覚を見失いがちでたまに
  案内することがあります。案内表示の工夫によりバリアフリールートが表示されていると
  よいと思います。(T.A)

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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
  を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成できれ
  ばと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガジンに掲
  載させていただきます。(このメールへの返信でお願いします)
◎バックナンバーはホームページに公開しています。
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(株)都市研究所スペーシア 編集:浅野 健
  〒460-0008 名古屋市中区栄5-1-32 久屋ワイエスビル8階
   TEL 052-242-3262 FAX 052-242-3261
   URL http://www.spacia.co.jp/
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