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スペーシア・メールマガジン(隔週発行予定)  □[第295号]2011/10/24□  □配信数 785□


スペーシア・メールマガジンの第295号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。

<内容・目次>
  ◆まちのトピック◆
  ・まちづくりのステップ・アップ 地区スケールの空間ビジョンを描くために
  ・栄地区の魅力向上のための久屋大通の将来像に対する7大学提案
  ◆名古屋まちづくり情報◆
  ・ちょい乗りバス社会実験/名古屋市中区
  ・サンコート砂田橋・ジョイフル砂田橋を見学
  ◆読者の声◆
  ◆スペーシアのこの頃◆
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◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○まちづくりのステップ・アップ 地区スケールの空間ビジョンを描くために○
                 (社)日本建築学会東海支部シンポジウム

◎趣旨
  まちづくりのプロセスの中で、課題整理や目標・方針策定の段階から空間ビジョン・空間
計画を検討する段階にステップ・アップするための方法・アプローチ、それを支える仕組みや
専門家の役割、さらには、様々なタイプの市街地や集落において描かれつつある空間
ビジョンの内容について、議論します。

◎日時 2011年11月13日(日)13:30 〜 17:00

◎参加無料 

◎定員120 名 

◎申込み不要(先着順)

◎於 名古屋都市センター・ホール
  (名古屋市中区金山町一丁目1-1 金山南ビル11 階)

◎基調講演
  遠藤 新氏(工学院大学建築都市デザイン学科 准教授)
  「エリアを個性化するまちづくり:米国の中心市街地再生の取り組みから」

◎プログラム
  13:30-13:40  開会挨拶:松山 明(日本建築学会東海支部都市計画委員会委員長)
  13:40-14:40  基調講演:遠藤 新 氏(工学院大学建築都市デザイン学科准教授)
  14:40-14:50  休憩
  14:50-15:50
   地区スケールの空間ビジョン・空間計画の取り組み事例の報告
   ・名古屋市中区錦二丁目長者町:堀田 勝彦 氏(堀田商事株式会社代表取締役社長)
   ・田原市中心市街地     :讃岐 俊宣 氏(財団法人崋山会事務局長)
   ・志摩市波切地区      :松村 一 氏(志摩市建設部都市計画課課長補佐)
   ・掛川市倉真地区      :染葉 祐一郎 氏(倉真地区まちづくり委員長)
  15:50-16:50
   パネルディスカッション
   ・パネリスト  :石田 富男 氏(都市研究所スペーシア代表取締役)
            松村 一 氏(志摩市建設部都市計画課課長補佐)
            染葉 祐一郎 氏(倉真地区まちづくり委員長)
            鈴木 英文 氏(名古屋市住宅都市局都市計画部都市計画課主幹)
   ・コーディネータ:村山 顕人 氏(名古屋大学大学院環境学研究科准教授)
  16:50-17:00
   閉会挨拶:浅野 純一郎(日本建築学会東海支部都市計画委員会副委員長)

◎主催:日本建築学会東海支部
◎共催:名古屋市・名古屋都市センター

〜名古屋市役所の石原さんから情報提供いただきました〜

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○栄地区の魅力向上のための久屋大通の将来像に対する7大学提案○

 栄地区の魅力向上に向けて、そのシンボルである久屋大通とその周辺の現状を改めて
様々な角度から見直し、その将来像を考えるため、10月29日に「栄地区の魅力向上の
ための久屋大通ワークショップ」を開催します。このワークショップでは、名古屋周辺の
7つの大学研究室に、久屋大通の将来像についてご提案いただきます。その提案を広く
市民の方々に知っていただくため、約20日間模型の展示を行います。

◎期間:10月30日(日)〜11月9日(水)
  場所:地下鉄名城線栄駅ホーム(左回り・金山方面)
    「サカエ・駅ナカ・学生ひろば」
  展示時間帯:(曜日によって異なります)
    土・日・祝日 10/30、11/3、5、6は10時〜18時
    平日 10/31、11/1、2、7、8、9は11時〜17時
  ※栄駅をご利用または乗り換えの際にお立ち寄りください。
  ※11/4(金)は展示無し。

◎期間:11月10日(木)〜11月20日(日)
  場所:セントラルパーク「パークスクエア」
  展示時間帯:(日によって異なります)
    11/10    11時〜22時
    11/11〜19  7時〜22時
    11/20    7時〜19時
  ※地下鉄久屋大通駅南改札より徒歩1分

◎関連ホームページ
  http://www.hisaya758.com/tenji.html

〜スペーシア・浅野(健)〜

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◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○ちょい乗りバス社会実験/名古屋市中区○

 10/21(金)〜23(日)の3日間、名古屋市でちょい乗りバス社会実験が行われ、当社
((株)都市研究所スペーシア)と(株)ゲインのグループが事業パートナーとして実験に
関わらせていただきました。3日間で4,650人(速報値)の方にご利用いただき、ちょい
乗りバスというものがどんなものかということを実感いただけたのではないかと思います。
実験の結果などは、今後ちょい乗りバスのホームページ  http://www.choinori758.com/
で紹介させていただきますが、速報としてこのメルマガで当日の様子などをお伝えします。
  「ちょい乗りバス」は、“まちと交通”について市民とともに考える場として開催された
「みちまちウィーク2011」の2つの企画のうちの1つとして行われたものです。名古屋市
住宅都市局都市計画部街路計画課が事務局となり実行委員会を設置、実施にあたり
事業パートナーの公募があり、当社のグループが選定されました。
  「歩くにはちょっと・・・」という距離の移動に便利な気軽に乗り降りできるバスを運行する
ことによって、人々がもっとまちを楽しんでもらおうというものです。5年前にイベントとして
栄地区で実施されていますが、今回の大きな違いは、市民にちょい乗りバスを認知して
もらうため、オリジナルデザインのラッピングを行ったことです。さらに専門学校や市民団体と
連携することによってバスそのものを楽しんでもらう仕掛けを行いました。協力いただいた
方々がブログやtwitterでとりあげていただいたことでちょい乗りバスが浸透したという効果も
ありました。多くの方々に関わっていただくことで、実験として多様な取組みが展開でき、
本格運行に向けての種まきができたのではないかと思います。
  予想外だったのが、23日(日)の道路の大渋滞。そのために運行ダイヤが混乱し、
結果としてバスの便数が減って、皆さんにご迷惑をかけてしまいました。初日19人/便、
2日目37人/便、3日目44人/便と利用者が一番多かった日だけに残念です。いくつかの
要因が重なったのが原因ですが、渋滞していると歩いている方が早いというケースも多く、
有効な利用がされません。運行計画において様々な対策を講じるとともに、都心における
交通のあり方をどうするかが大きな課題であることが改めて浮き彫りになったのではないかと
思います。
  ちょい乗りバスのtwitterやfacebookで当日の現場報告なども行っていますので、見て
いただけばと思います。ただ、情報発信担当を専属としていなかったために、十分な報告が
できていません。その他にも反省すべき点は多くありますが、多くの方々のご協力でちょい乗り
バス社会実験を終えることができました。ありがとうございました。この成果を次につなげて
いけるようり、しっかり分析・評価していきたいと思います。
(石田富男)

→ホームページに写真を掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/2011/choinori/
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○サンコート砂田橋・ジョイフル砂田橋を見学○
 
  9月上旬に、都市住宅学会中部支部公共住宅部会の見学会で、サンコート砂田橋と
ジョイフル砂田橋を訪れた。
  愛知県住宅供給公社の賃貸住宅であるサンコート砂田橋は、昭和29年度から33年度に
建てられた住宅団地を平成16年度より3期に渡って建て替えられ、今春ようやく全てが
完成した。以前の住宅団地は、4・5階建てRC造18棟486戸であったが、サンコート砂田橋は、
9・10階建てRC造3棟357戸となっている。賃貸住宅のほか、生活利便施設が誘致され、
第1期、第2期では賃貸住宅と複合商業施設が、第3期では医療施設と住宅・福祉の複合
施設であるジョイフル砂田橋が建設された。
  賃貸住宅357戸のうち130戸が高優賃となっており、バリアフリー仕様のほか、民間の
警備会社と連携して「緊急対応サービス」や「安否確認サービス」が提供されている。この
サービスは1住戸月額735円で受けられ、9割以上が契約しているとのこと。敷地内には
高齢者支援施設や子育て支援施設があり、少子高齢化への配慮がなされている。
  また、環境共生住宅であることも大きな特徴としてあり、敷地内にはビオトープやクライン
ガルテンが、付属施設の屋上にはハーブガーデンが設けられているほか、雨水再生利用や
太陽光発電利用、立体駐車場の壁面緑化など、環境に配慮されたつくりとなっている。
ビオトープエリアでの里山自然環境の部分的回復や野鳥・昆虫等の生物の誘引等の
観点から「生物多様性保全に繋がる企業のみどり100選」(主催:財団法人都市緑化基金)にも
選定されている。
  サンコート砂田橋の南西角に位置するジョイフル砂田橋は、住宅型有料老人ホーム(38戸)、
高優賃(52戸)、特養(定員20名)、女性専用ワンルームマンション(16戸)、ファミリー向け
賃貸マンション(47戸)が併設された住宅・福祉の複合施設で、社会福祉法人サンライフに
よって運営されている。8階建てで1階には内科・整形外科のリハビリクリニック、デイケア、
防災センター、美容院、レストランが設けられ付属施設も充実している。今年3月にオープンした
ばかりだが、高優賃、一般賃貸住宅はすでに満室、住宅型有料老人ホームも残り3室と非常に
好評だ。住宅型有料老人ホームの内部を見学することができたが、室内は開口部が広く、
ナースコールやリズムセンサーが設置され、相談員も2名配置されていて万が一の時でも
安心だ。また、パブリックスペース(廊下)も非常に広く、非常に豪華なつくりであった。多世代
交流をコンセプトに、女性専用ワンルームやファミリー向け賃貸マンションが併設されているが、
高齢者との交流はイベント時に顔を会わせたり、あいさつをする程度にとどまっているようだ。
多世代共生は他でも見られるが、想定していたよりも交流が図られていないケースが多い
ように思う。間取りに工夫が必要なのか、イベントなどソフト面の充実を図るべきなのか、
こういった点もまた一つ課題に感じた。
(喜田祥子)

→ホームページに写真を掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/2011/sunadabashi/

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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)

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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・先週末の10月21〜23日に名古屋都心の栄と大須地区を結ぶちょい乗りバス社会実験が
  無事に終わりました。毎日朝早くにバス乗降所を設置し、夜に撤収するとともに、翌日の
  準備が深夜に及びました。
・今週からは一転、週末に開催する「栄地区の魅力向上のための久屋大通ワークショップ」の
  準備を進めています。

・これらの大きな事業があり、今回も発行が大幅に遅れてしまいました。申し訳ありません。

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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
  を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成できれ
  ばと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガジンに掲
  載させていただきます。(このメールへの返信でお願いします)
◎バックナンバーはホームページに公開しています。
   http://www.spacia.co.jp/mm/
◎今後の配信を希望されない場合は、このまま返信して下さい。
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(株)都市研究所スペーシア 編集:浅野 健
  〒460-0008 名古屋市中区栄5-1-32 久屋ワイエスビル8階
   TEL 052-242-3262 FAX 052-242-3261
   URL http://www.spacia.co.jp/
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