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スペーシア・メールマガジン(隔週発行予定) □[第284号]2011/5/23□    □配信数 773□


スペーシア・メールマガジンの第284号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。

<内容・目次>
  ◆まちのトピック◆
  ・Archi-clas 04「selection 2011」
  ・なごや歴史観光魅力発掘事業を募集します!
  ・ひとまち講演会「災害と障害者〜震災現場の体験から〜」
  ◆名古屋まちづくり情報◆
  ・下呂交流会館アクティブ
  ◆図書紹介◆
  ・コミュニティデザイン 人がつながるしくみをつくる
  ◆読者の声◆
  ◆スペーシアのこの頃◆
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◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○ Archi-clas 04「selection 2011」 ○
  http://ikutalab.net/archiclas2011.pdf

Archi-clasでは例年、東海地域在住の建築家によるプロジェクトを模型やパネルで紹
介しています。
本年の selection 2011 は、住宅の実作より4作品と、竣工したばかりの名古屋大学
ES総合館についての展示となります。
いずれも各種建築賞などを受賞した個性豊かな話題作です。作品の写真やパネル、模
型、映像などが展示される予定です。是非足をお運びください。

<展覧会>入場無料

6/1〜6/9 13:00-18:00
第1会場:名古屋大学プロジェクトギャラリー「clas」
第2会場:名古屋大学 ES総合館1階 エントランスホール

展示作品:
第1会場での展示作品
●D.I.G Architects/「M-HOUSE」(第17回愛知まちなみ建築賞)
●AUAU建築研究所/「YSY HAUS」(2010年度グッドデザイン賞、第18回愛知
まちなみ建築賞)
●studio point+ WORK○CUBE/「蒲郡の住宅」(第31回 INAXデザインコンテス
ト 銅賞)
●Ground Design/「Flashback Nostalgia」(2011.5竣工)

第2会場での展示作品
●名古屋大学施設計画推進室+久米設計(デザインアドバイザー CAn)「名古屋大
学 ES総合館」(2011.3竣工)

<講演会>参加無料

6/4 15:15開場 15:30 - 18:40 @名古屋大学 ES総合館1階 ホール
講師:鵜飼昭年 大山圭史 高山正行 吉村昭範 吉村真基 恒川和久 太幡英亮

講演会に参加される方は事前に下記まで御名前・連絡先e-mailを御連絡ください。
email:archiclas@gmail.com

主催: Archi-clas運営委員会
協賛: 総合資格学院

〜名城大学生田京子先生から情報提供いただきました〜
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○ なごや歴史観光魅力発掘事業を募集します! ○
 
  名古屋観光コンベンションビューローでは、名古屋ゆかりの武家文化等、歴史的な魅力を
発掘し、魅力ある観光資源にしようとする取り組みを企画して実施する新しいプロジェクトを、
広く企業・NPO等の皆様から募集いたします。
応募のあったプロジェクトの中から、名古屋の『観光魅力を高める』優れたプロジェクトを
選定し、実施するための財源として助成金を支給いたします。
  この機会にぜひともなごや歴史観光魅力発掘事業への応募をご検討いただきますよう、
ご案内申し上げます。

1 締切日.
  平成23年6月30日(木)午後5時00分必着

2 申請窓口および問合せ先
  財団法人名古屋観光コンベンションビューロー事業部 魅力開発グループ
  〒460−0008 名古屋市中区栄二丁目10番19号 名古屋商工会議所ビル11階
  電話:052−202−1145 FAX:052−231−0922

3 募集対象事業
  名古屋の歴史観光および武家文化等の魅力を発掘し、魅力ある観光資源にしようとする
取り組みのうち、新規に企画・実施するプロジェクトとします。

4 応募対象団体・組織
  企業・NPO等法人格を有する団体、コンソーシアム等法人格のない組織とします。
        *個人は対象外とします。

5 助成対象となる経費
  採択したプロジェクトに対しては、実施に直接必要な経費のうち、会場費、広告宣伝費、
催事費、販売促進費、管理運営費など1件につき100万円を限度に、助成対象経費の
2/3以内を助成します。

6 応募方法
  申請書類をダウンロードし、必要事項を記入の上、平成23年6月30日(木)午後5時00分
必着で財団法人名古屋観光コンベンションビューロー事業部魅力開発グループまで
ご持参もしくはご郵送下さい。

7 選考方法
  7月中旬頃に選定委員会を開催予定。応募者は、事業内容のプレゼンテーションを
行っていただきます。(応募者多数の場合は事前に書類選考をする場合があります)
  選考結果は、7月末頃(予定)に決定します。

http://www.ncvb.or.jp/new/?p=1889

〜(財)名古屋観光コンベンションビューロー・事業部より情報提供いただきました〜
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○ ひとまち講演会「災害と障害者〜震災現場の体験から〜」 ○

講師:菅沼良平さん
    (わだちコンピュータハウス 防災企画グループ)
AJU自立の家では、2000年の東海豪雨をきっかけに各地で被災障害者支援
を行っています。そこから障害当事者参加での防災計画づくりや避難所間仕
切りセットなどのプロジェクトが生まれました。現在、東日本大震災の現場
で支援活動中です。中心メンバーである菅沼さんをお迎えし、震災直後から
避難所生活までの様子をお聞きします。障害者支援のお話から私たちに何が
できるか、共に考えていきましょう。

日時:2011年5月28日(土)午後3時〜5時
会場:あいちNPO交流プラザ 会議コーナー3
    名古屋市東区上堅杉町 ウィルあいち 2階
    地下鉄名城線「市役所」駅 2番出口から徒歩10分
https://www.aichi-npo.jp/1_annai/1_NPO_plaza/4_access/sinplazakoutuannai.html

定員:30名 申込み順で受付けます、必ずお申し込みください
参加費:1000円 (ひとまちネットワーク東海会員無料)
申込先:ひとまちネットワーク東海
     hitomachi@npo-jp.net
     TEL 052-792-1156

〜スペーシア・浅野(健)〜

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◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○ 下呂交流会館アクティブ ○

 愛知住まい・まちづくりコンサルタント協議会の視察会で「下呂交流会館アクティブ」を
訪れた。「下呂交流会館アクティブ」は、平成22年3月にオープンし、下呂市で初の本格的な
文化ホール「泉ホール」、各種コンベンションやスポーツ大会が開催可能な「温(ほっと)
アリーナ」、ホールとアリーナをつなぐ多目的室等からなる「棚田テラス」が一体となった
複合施設である。
  平成16年、市町村合併によって下呂市が誕生し、施設建設が本格的に動き出すことに
なり、基本設計の段階から市民ワークショップなどを重ね計画された。当初、文化ホールは、
花道がある伝統芸能を行うことが考えられていたが、利用しやすいホールということで、
現在の文化ホールの形になっている。基本理念に「下呂をもっと『元気』にする施設」として、
観光資源としてのまちづくりにも取組んでいる。現在、施設利用は、スポーツ合宿、音楽系
合宿の利用が多くみられるとのことである。
  また、下呂交流会館アクティブは、アクティブ・サポーターズとして下呂市民が参加しおり、
「たくみ隊」「もてなし隊」「ささえ隊」の3つがある。「たくみ隊」は、施設での文化・スポーツ
事業やコンベンション事業、交流事業などの企画提案、「もてなし隊」は、会館主催事業
開催時に受付、チケットもぎりなどのイベントボランティア、「ささえ隊」は、舞台・音響・照明
などの専門技術など、舞台スタッフである。「たくみ隊」では、「シナジーナイト」として、
小ホールを利用した100人規模のコンサートやショーなどを開催し、身近に感じてもらうおうと
取組みが行われている。
  施設の運営は、現在は市直営で行っているが、平成25年度を目途に指定管理((財)下呂
ふるさと文化財団)へ移行予定である。現在、市直営であるため、事業は市民のニーズに
沿った企画を実施しているが、指定管理へ移行後、採算を考えた事業に偏らないか
危惧される。そのために、現段階から財団職員がスタッフに入り、移行後を見据えた
事業展開を行っている。
  下呂交流会館アクティブは、スポーツ・音楽の合宿での利用が多いとのことであるが、
下呂のような観光地では、文化施設も観光資源として活用しているよい例となっていくのでは
ないかと感じた。下呂コンベンションビューローが行う助成金を活用して、より多くの団体を
呼び込むことで、下呂の活性化につながっていくことを期待したい。
(朝倉卓也)

→ホームページに写真を掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/2011/gero/index.html

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◆図書紹介◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−
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○ コミュニティデザイン 人がつながるしくみをつくる/著者:山崎 亮 ○
   学芸出版社/2011年5月

 まちづくりに携わる者、誰もが『コミュニティデザイン』の重要性は認識しているだろう、
そのために数々の手法や事例を紹介した本も多い。しかし、情熱を感じるようなものは
数少ない(と思う)。そんな中、とにかく読むと元気が出る、やる気にさせられる本といえる。
少し大げさだが、久々にこのような心を揺さぶられる本に出会った。
  この本の中では、著者が実際に関わったコミュニティデザインの手法・事例が数多く
紹介されている。市民参加型のパークマネジメント、子どもが遊び場を作り続ける公園、
子ども中心で始め大人が後からついてきた離島の振興計画づくり、ダム建設やマンション
建設反対を乗り越えるための対話、将来のまちづくりの担い手を育てることを狙った
イベントやデパートの企画などなど。狙いは一貫して、人と人とのつながり=コミュニティを
形成することだが、手法はケースバイケースでバラエティに富んでいる。その手があったかと
感心させられたものも多々あった。しかし同時に、著者がそのときにコミュニティデザインの
あり方をどのように捉え、その手法を選択し、展開してきたのかが、思考を辿りつつ詳しく
理解することができ、一様に納得させられる。同業者として、その豊富なアイデア力に
驚かされるとともに、ぶれない信念には非常に共感できた。
  社会には人口減少や中心市街地の衰退、無縁社会など様々な課題があるが、著者曰く、
その解決に「重要なのは課題に直面している本人たちが力を合わせること」、そのためには
「無理なく人々が協働する機会をどう生み出すか」「何をどう組み合わせれば地域に住む
人たち自身が課題を乗り越えるような力を発揮するようになるのか」「それをどう持続させて
いけばいいのか」を考えるのがコミュニティデザインだと訴えている。まさにその通りである。
それを徹底的に突き詰める姿勢や試行錯誤があったからこそ、面白いアイデアも理に
かない、成功につながっているのだと理解できる。
  果たして私自身はどうだったか?これまでを振り返り、反省とやる気を与えてくれた本で
ある。是非、ご一読下さい。
(櫻井高志)

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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)

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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・震災以降「節電」「計画停電」が話題となっていますが、暑い名古屋で「節電」にどこまで
  対応できるのか今から思いやられます。先週末に関西と名古屋を往復した時に、
  道中の列車ではいずれも冷房が入っていて、ふとそんなことを感じました。(T.Asano)

・発行日が1日遅くなってしまいました。申し訳ありません。

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  を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成できれ
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(株)都市研究所スペーシア 編集:浅野 健
  〒460-0008 名古屋市中区栄5-1-32 久屋ワイエスビル8階
   TEL 052-242-3262 FAX 052-242-3261
   URL h ttp://www.spacia.co.jp/
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