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 ◆  ■   ■  ■  ■  ■ ■  ■  □[第24号]2001/6/4
◆   ■  ■  ■■  ◆ ■ ■  ■■ □−−配信数 403−−□

  スペーシア・メールマガジンの第24号をお送りします。
 名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
 
<内容・目次>
  ◆名古屋まちづくり情報◆ 
   ・多治見市の中心市街地のまちづくり 
  ◆視察レポート◆
   ・キャンパスプラザ京都を訪れて  
  ◆読者の声◆  
  ◆スペーシアのこの頃◆ 

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 ◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○ 多治見市の中心市街地のまちづくり ○

 多治見は陶磁器産地として知られていますが、郊外に大規模な団地を有しており、人口
は10万人を超える住宅都市となっています。名古屋市からの移転も多く、高度成長期に人
口が急増し、現在も増加を続けていますが、中心市街地については、他の多くの地方都市
と同様、人口が急減し、空洞化が進行しています。

 こうした中で、全国で80番目の中心市街地活性化基本計画が平成11年3月に策定され、
様々な取り組みが展開されています。
 その1つが駅北の区画整理事業で、機関区跡地を種地に駅前広場の整備など「顔」とし
ての拠点づくりと宅地の再整備が進められています。ここでは、仮換地の指定にむけて
「お試しまちづくりワークショップ」と題して、模型をつかいながら、土地利用の意向に
あわせた換地を行うことが検討されています。現地事務所にその模型が置かれており、検
討の経緯がわかるようになっています。
 また、美濃焼文化を活かすとりくみとして、平成8年度よりオリベストリート事業が行
われており、中心市街地では本町周辺地区において「はなやぎ」のまちづくりが進められ
ています。平成11年3月には第3セクター(株)華柳が設立され、駐車場とワインバーの経
営が行われています。地区内には、地域振興整備公団による都市型産業基盤施設「たじみ
創造館」が完成し、ギャラリー及び工房や新しいライフスタイル提案型のテナントなどが
オープンしています。街路の整備や緑化が行われるとともに、古い建物や蔵を活用した民
間の飲食店やギャラリー、アンテークショップなどもオープンしており、「ちょっときど
りたくなる来街者」をイメージしたまちづくりが進められています。駅からはやや離れた
ところに位置していますが、訪れたくなる雰囲気を有しています。

 多治見市では住宅マスタープランの中でも中心市街地における住環境の再生を重点課題
としてとりあげており、中心市街地の活性化をささえる定住人口の増加策が検討されてい
ます。事業の具体化にはまだ時間がかかりそうですが、中心市街地の居住支援が活性化に
つながることを証明してくれることを期待したいと思います。   (石田富男) 

→このレポートは建築学会東海支部都市計画委員会住宅部会での報告及び現地
 視察をもとにまとめました。住宅部会では「中心市街地の住宅施策を考える」を
 テーマに活動しており、ホームページで報告しています。
 http://www.interq.or.jp/chubu/jutaku/
 スペーシアのホームページにも、現地視察の際の写真を掲載いたしました。
 http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/tajimi.htm

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 ◆視察レポート◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−  
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○ キャンパスプラザ京都を訪れて ○ 

 京都というまちの特性を語るとき、神社仏閣の多さに加え、歴史ある大学の多さもあげ
られる。大学関係者は17万人を超えると言われ、市民の一割にあたる。地価高騰のあお
りを受けて、一時期はキャンパスの郊外移転が進み、「大学のまち京都」が危ぶまれた
が、ここ数年「大学を核としたまちづくり」が進められている。

 「キャンパスプラザ京都」は京都の42大学・短大が参加し、大学という枠を越えた市民
・地域社会と大学の交流を目指す、大学コンソーシアム京都(1994年発足98年に財団法人
化)の活動拠点である。京都駅の北に面し、延べ床面積11,677u、地上6階・地下1階建
てのモダンな建物に、学生・社会人・地域の人々が集い交流している。まず施設ありきで
はなく、6年間積み重ねられた活動の受け皿として施設が完成した。
 目玉の1つは、大学コンソーシアム参加大学で、またキャンパスプラザで開講されてい
る「京都学」と呼ばれる講座である。「仏教」「生け花」「茶道」「香道」などの京都な
らではの歴史や環境を生かした講座は、単位互換制度を利用する学生にも市民講座でも非
常に人気が高い。また、予想外にニーズが高かったのは、学生交流の支援とリメディアル
(大学の講義を受けられる水準に教育すること)であるという。学生交流の停滞と、学生
の理解能力の低下は京都に限らず、全国の大学が抱える問題であり、たまたま大学連携を
行なったことから、明確になったのではないかと担当者は言う。
大学コンソーシアム発足当時、ちょうど京都で学生生活を送っていたのだが、せっかく京
都に来たのだから、と池坊短大の茶道講座を単位互換制度で履修しようとした。しかし、
まだ大学コンソーシアムは試行段階であったため、文学部社会学科の学生は履修できな
く、非常に悔しい思いをした。4年間を京都というまちで過ごし、大学の枠を越えて「京
都学」を学ぶことにより、まちへの愛着を深める学生は多いのではないだろうか。
      (竹内郁)

→詳細は、(財)大学コンソーシアム京都ホームページ
   http://www.consortium.or.jp/

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 ◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−mm@spacia.co.jp へ
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・都市基盤整備公団 中部支社 事業開発課 竹内です。
 メールマガジンに千種二丁目地区の共同開発事業者決定の内容を記載していただきあり
 がとうございました。
 また、いろいろ相談及び情報提供させていただきたいと思いますのでよろしくお願いし
 ます。
→こちらこそありがとうございました。「メールマガジン等でネタが無い場合ご活用くだ
 さい」という言葉に甘えて利用させていただきました。今後とも情報提供お願いい
 たします。

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・先日関西で見学会を行いました。
 京都市:新風館(烏丸御池)
 大阪市:HOOP(天王寺)、BIGSTEP(ミナミ)
 西宮市:アクタ西宮(西宮北口再開発ビル)
 神戸市:キャナルタウン兵庫(兵庫駅前)
 あたりが評判良かったです。既に見ていらっしゃるかと思いますが・・・。
→スペーシア社員旅行へのご助言ありがとうございます。mm@spacia.co.jp 宛のメールで
 はありませんでしたが、紹介させていただきました。最近、関西に行ってないので、知
 らないものが多いです。時間をみつけて訪問してみたいと思います。

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 ◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・前号のメールマガジンに対してマックユーザーの方から「文字化けで読めない」という
 メールをいただきました。何度か試して、ようやく原因がわかりました。1文字のた
 めに、メールのすべてが文字化けしてしまうということがあることを初めて知りまし
 た。いい勉強になりました。
 返事をいただいた方には、再送させていただいたのですが、他にも読めないメールを
 受け取られた方があると思います。ご迷惑をおかけしました。今後は、このようなこと
 がないように十分注意いたしますので、今後ともよろしくお願いいたします。

・スペーシアのホームページを1998年1月に公開して3年5ヶ月。ようやくカウンターが
 1万カウント目前となりました。最初の1年はほとんどアクセスがありませんでした
 が、最近は月に500ぐらいとなってます。ようやく、存在が知られるようになってきた
 というところでしょうか。

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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
 を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
 できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
 ジンに掲載させていただきます。
   メールマガジン投稿用アドレス mm@spacia.co.jp
◎バックナンバーはホームページに公開しています。
   http://www.spacia.co.jp/mm/index.htm
◎今後の配信を希望されない場合は、このまま返信して下さい。
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(株)都市研究所スペーシア  編集:石田
 〒460-0034 名古屋市中区栄5-16-14 新東陽ビル5F
  TEL 052-242-3262 FAX 052-242-3261
   URL    http://www.spacia.co.jp/
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