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スペーシア・メールマガジン(隔週発行予定)    □[第214号]2008/9/16□    □配信数 704□?


スペーシア・メールマガジンの第214号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。

<内容・目次>
 ◆まちのトピック◆
  ・木造都市研究会 「木愛の会」 第一回設計競技 表彰式&座談会(9/29)
  ・土地月間・不動産鑑定記念講演会(10/6) 
 ◆名古屋まちづくり情報◆
  ・樹木を活用したアートの取り組み〜名古屋芸術の杜アートギャラリー ひまわり展〜
 ◆視察レポート◆
  ・トロント・ボストン探訪
 ◆読者の声◆  
 ◆スペーシアのこの頃◆

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◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○ 木造都市研究会 「木愛の会」 第一回設計競技 表彰式&座談会 ○
―高松伸会長を囲んで「新しい木の建築」について語る―

 木愛の会では、木造都市の創造にむけ、若い世代から新しい木造都市へと導く、
新しい木の建築の提案を求める設計競技を行いました。この表彰式にあわせ、
高松伸会長を囲む座談会を開催します。会場となる丸美産業本社社屋は、この7月
に竣工した高松伸会長設計による木質ハイブリッド工法では国内最大級の建築で
あり、将来の純木造ビルの建設を予感させるものです。コンクリート・鉄骨・ガラスに
よる建築があふれている現代において、あらためて「木造都市」を創造することが
できるのか。高松伸会長のお話も伺いながら、意見交換ができればと考えています。

【表彰式&座談会】
 ■日時 2008年9月29日(月)14: 00〜17:00
 ■場所 丸美産業株式会社本社
 ■参加費 無料
 ■内容
   14:00〜15:00表彰式 (1階)
   15:00〜17:00高松伸会長を囲む座談会 (5階会議室)

 ■注意 駐車場の準備はありません。公共交通機関でおこし下さい。
 ■参加申込み
  下記事務局まで、貴社名・ご芳名(ふりがな)・住所・TEL・FAX・E-mail
  を明記の上、メールにてお申込みください。
   木愛の会事務局(東海林建築設計事務所内)
     E-MAIL:info@tokairin.jp

【入賞者作品展示】 −ご自由に見学できます−
 ■日時 2008年9月29日〜10月5日(日)10:00 〜 17:00
 ■場所 丸美産業株式会社本社 1階ギャラリー

〜スペーシア・石田〜
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○ 土地月間・不動産鑑定記念講演会 ○

1.日時  平成20年10月6日(月)13:00〜15:30
(受付開始 12:30)

2.場所  ホテルヒルトン名古屋 5階 金扇の間
名古屋市中区栄1−3−3

3.テーマ  第一部「今後の愛知県の地価動向について」
        13:00〜13:45
        講師:樺部第一鑑定所代表取締役・不動産鑑定士 小川隆文氏

        第二部「森と暮らす、森に学ぶ」
        14:00〜15:30
        講師:俳優・(財)日本野鳥の会会長  柳生 博 氏

4.定員  350名

5.参加費  無料

6.申込方法 社団法人愛知県不動産鑑定士協会のホームページ
 (http://www.sun-inet.or.jp/~kantei/lecture.html)に申し込みメールにて
 お申し込みください。準備の都合もありますので、できるだけ9月19日(金)
 までにお申し込み頂きますようお願いします。

〜 西村不動産鑑定の西村 研二さんより情報提供いただきました。〜 

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◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○ 樹木を活用したアートの取り組み 
〜名古屋芸術の杜アートギャラリー ひまわり展〜 ○

 名古屋市の中心部に位置する久屋大通公園は樹木が多く、緑豊かな公園である。
その公園の一部であるいこいの広場で「名古屋芸術の杜アートギャラリー第4回
ひまわり展」(主催:名古屋芸術の杜をみんなでつくる会)が2008年9月13日に開催
された。樹木と樹木をロープでつなぎ、そこに約400点の「ひまわり」を題材とした
一般応募の作品を吊り下げて展示している。作品の規定は45cm四方の透明塩ビ板
の使用と雨に強い材料での制作という2点のみであり、子どもから高齢者まで幅広い
年代からの作品応募があり、また名古屋市の姉妹友好都市である南京市、シドニー市、
トリノ市などからも応募があり、多種多様な「ひまわり」が飾られていて面白かった。
作品自体も非常に鮮やかであるが、風で作品が揺れたり、塩ビ板に太陽の光が反射
したり、作品である「ひまわり」の周りに樹木の緑が存在するなど屋外で展示している
故の美しさも感じられた。
 「ひまわり」で有名なゴッホの展覧会が2005年に愛知県美術館で開催されたのを
きっかけに、市民が参加できる「ひまわり展」を開催してみようということで始まったそう
である。題材を「ひまわり」以外に変更しようという検討もあったが、「ひまわり」であれば
比較的簡単に誰でも描くことができるという理由で「ひまわり展」の開催は第4回を数え
ている。屋外展示であるために、雨天順延の予備日を設ける必要があるなど、主催者
側の苦労は多々あると想像するが、今後も続けてもらいたいイベントであり来年は参加
してみたい。残念ながら屋外展示は1日限りであったが、10月下旬からは地下街での
展示も予定されているのでぜひ足を運んでいただきたい。 (山崎 崇)

○「名古屋芸術の杜アートギャラリー第4回ひまわり展」
 ギャラリー展示
 日時:2008年10月20日(月)〜11月3日(月・祝) (最終日は午前中まで)
 場所:セントラルパーク地下北「情報ギャラリー」「市民ギャラリー」
   (地下鉄久屋大通駅 北改札前)
 主催者ウェブサイト:http://www.rinkei.co.jp/geijutsunomori/index.html
       「名古屋芸術の杜をみんなでつくる会」

 →ホームページに写真を掲載しています。
    http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/2008/himawariten/index.html

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◆視察レポート◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−
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○ トロント・ボストン探訪 ○

 9月1日から8日間の予定で、海外での「多様な中心市街地活性化事業」をテーマ
にした都市再開発事情調査団に参加し、カナダトロントとアメリカボストンを訪問した。
ここでは、公式訪問の合間にみた街の様子について簡単に報告をする。

【トロント】
 オンタリオ州の州都でありカナダ最大の都市。トロント市の人口は約250万人(2006年)
で長い歴史の中で移民が増加し形成された多民族都市。
 街のランドマークは一時地上建築では世界最高を誇った「CNタワー」で、地上553m、
展望台も447mの高さにありトロントの街が一望できる。
 街の中心部は道路が碁盤の目のように通り、LRTが市民の重要な交通手段として
活躍している。また地下には「PATH」と呼ばれる地下道が広範囲に亘り整備され、駅、
公共施設、民間施設等にアクセスしている。名古屋の地下街の感覚で利用していたら
自分の位置が分からなくなるほど。
 街並みは、1965年に完成したトロント市庁舎を筆頭にユニークなデザインの建物や
近代的な高層建築が林立し一大都市が形成されている。また、オンタリオ湖沿岸線周辺
には高層マンションが多く価格は湖に近ければ近いほど高く1億円以上に。かつては、
街のどこからでもCNタワーがみえまさに街のシンボルだったが、高層マンションにより
湖側からはその姿がかすむほどに。
 トロントは、今夏の五輪候補地として北京と最終選考まで争った都市で、その競技場
整備予定地は現在未利用のまま残されている。このエリアの開発が今回の調査目的の
一つで、現在大規模な開発事業が進められている。その開発の背景には移民による人口
増加があるようで、島国日本が抱える人口減少の問題はあまり意識されていない。

【ボストン】
 ボストン市の人口は約60万人(2006年)で、芸術、教育、自然、スポーツなど、様々な
分野で魅力的な都市といえる。現在の市域は、1960年ころから埋め立てにより形成され、
当時の3倍までに広がっている。
 街の中心は「ダウンタウン」と呼ばれるエリアで、アメリカで最も古いといわれる公園
「ポストコモン」や市庁舎を始めとする行政施設、商業施設が集積する。昔この地域は、
船乗り達の遊び場として栄えつつも環境の悪化が進んだことから、それらの建物を全て
取り壊し行政施設が整備された。市庁舎は設計コンペで決められたが、設計者は“1セント
硬貨の裏面にデザインされたリンカーン記念館を逆さにした”というデザインコンセプトで
設計して見事当選したらしい。
 ボストンといえばレッドソックスの本拠地「フェンウェイパーク」だが、残念ながら行程中は
試合がなく案内ツアーに参加し球場を視察。旧さが魅力の球場だが歴史的価値から文化財
として保全しようという動きがあり、日本と同様文化財指定を受けると手を加える事が難しく
なるらしく、スタンド等の増築や様々な改修工事が進められている。
 アメリカ最古の大学ハーバード大学は、中心部から地下鉄で15分ほどに立地する。大学
敷地内には、旧い建築様式の建物が並び、研究施設や美術館、博物館として利用され、
キャンパス内の建物を見ているだけでも時間を忘れる。また、大学周辺は学生や観光客目
当ての飲食店やショップが並び繁華街の雰囲気。
 同じく都心から地下鉄で15分ほどにはボストン美術館がある。建物は、当時のものに増築
され展示室は100を超え、現在も大規模な増築計画があり一部で工事が進められている。
展示コレクションの数とスケールは圧巻。
 ボストンの街は、道路が複雑に交差し起伏があり、地下鉄は100年以上の歴史を誇る。また、
球場や大学、高級住宅街コモンヒルにみられる旧い建築様式の建物が現存し、昔からの
都市基盤、街並みが残る。一方で、高層ビルの建設による摩天楼化も進みつつあり、こうした
新旧共存が都市化されたトロントとは違う街の魅力となっている。(村井亮治)

 →ホームページに写真を掲載しています。
   http://www.spacia.co.jp/Mati/sisatu/2008/toronto/index.htm

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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします) 

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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・ひまわり展当日は準備の人手が足りないということで、急遽スペーシアから2名参加
 させていただきました。当日はもちのき広場周辺で全国県人会まつりが行われ、多くの
 人々で賑わっていましたが、その人達にも久屋大通公園の違った魅力を知ってほしい
 と感じました。

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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
 を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
 できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
 ジンに掲載させていただきます。(このメールへの返信でお願いします)
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(株)都市研究所スペーシア  編集:石田
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