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 ◆  ■   ■  ■  ■  ■ ■  ■  □[第205号]2008/5/12
◆   ■  ■  ■■  ◆ ■ ■  ■■ □−−配信数 708−−□

 スペーシア・メールマガジンの第205号をお送りします。
  名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
 
<内容・目次>
  ◆まちのトピック◆
   ・愛知住まい・まちづくりコンサルタント協議会 総会記念講演会(5/23)
   ・5月24日(土)春のかさでらまつりを開催!
  ◆名古屋まちづくり情報◆
   ・出会いと癒しの場「樂游館」/愛知県常滑市
  ◆視察レポート◆
   ・京都の景観づくり 〜新景観政策〜
  ◆読者の声◆  
  ◆スペーシアのこの頃◆

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  ◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○ 愛知住まい・まちづくりコンサルタント協議会 総会記念講演会 ○
  「神戸・新開地のまちづくり〜実践的タウンマネージメントと専門家の役割〜」

  愛知住まい・まちづくりコンサルタント協議会では毎年総会にあわせて講演会を開催し
ています。今回はまちづくりの実践について学ぶをテーマに神戸市の新開地でタウンマ
ネージャーとして活躍されている古田氏をお招きします。誰でも参加可能です。お気軽に
ご参加ください。

【日時】2008年5月23日(金)15:00〜17:00
【会場】(財)名古屋都市センター 11階大研修室
      名古屋市中区金山町一丁目1番1号 金山南ビル

【講 師】古田篤司氏
  (プロフィール)  
   新開地まちづくりNPO事務局長
   立命館大学大学院政策科学研究科・都市プランニングプログラム非常勤講師、
   中小機構中心市街地商業活性化アドバイザー、経済産業省中心市街地活性化
   室「まちづくり人材育成調査事業」専門委員(2006 年度)ほか

【参加申込み】
  下記までお申込ください。締め切り5/16(金)
   愛知住まい・まちづくりコンサルタント協議会事務局/
    社団法人地域問題研究所 宮原知沙 宛 
    miyahara@chimonken.or.jp
  ちらしが下記にあります。
http://www.interq.or.jp/japan/ai-machi/katudou/2008/080523/080523.pdf

〜スペーシア・石田〜

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○ 5月24日(土)春のかさでらまつりを開催! ○

  名古屋市南区の笠寺でまちづくりを進める「かんでらmonzen亭」では、
笠寺観音を始め、地域に残る3つお寺と旧ユニー笠寺店の空き店舗を利用して、
まちを舞台にした『春のかさでらまつり』を開催します。

  24日当日は、朝10時半から夜8時まで、11の企画が目白押しです。
  ◆笠寺観音前のため池「亀池」でのごみ釣り大会
   ◇流行のご当地検定「笠寺の達人クイズ
  ◆プロフットサルチーム「名古屋オーシャンズ」を迎えての初めてのフットサル、
   ◇都市計画ネタでは、笠寺のジオラマを参加者で作り、最後は鉄道模型を走らせる
「まち建」、
  ◆ジャズから二胡まで登場する音楽フェス、
その他、ネイルアートあり、ファッションショーあり、
LEDを使った120の行燈がお寺を照らすあかりイベントありと、
子供からお年寄りまで楽しんでいただける内容になっています。

詳細は、http://minamix.net/kandera/modules/mydownloads/
からプログラムや企画内容が掲載されているリーフレットをダウンロードしていただけま
す。
商店街と地域が一体となった街の活性化の試みをぜひ見に来てください。

また、1週間前の土曜日(17日)には、プレイベントとして、
松下電工(株)のご支援により、笠寺に残る旧東海道の街並みのライトアップの実験を行
います。
こちらも笠寺観音界隈で、18時から行いますので、足をお運びください。
お待ちしております。

○●○
  かんでらmonzen亭ホームページ:http://minamix.net/kandera/
  問い合わせ先:t1217@venus.dti.ne.jp (青山)        ●○●

〜かんでらmonzen亭の青山さんから情報提供いただきました〜

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  ◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○ 出会いと癒しの場「樂游館」/愛知県常滑市 ○

  常滑市にはまちづくりの取組みとして注目できる取組みが2つある。1つは中部国際空港
の対岸にあたり、観光スポットとしても注目されている「やきもの散歩道であり、もう1
つは大野町で取り組まれているまちの活性化にむけた市民の取組みである。
  大野町は、かつて廻船問屋による海運業をはじめ、鍛治や味噌、酒造などで栄えたとこ
ろで、5月に行われる大野祭りに見られるように古い歴史を有し、その面影がまちの随所
に残るまちである。まちの活気が失われる中で、大野コミュニティという市民団体が「尾
張大野古今散策」というまちの魅力を発信する取組みを行ったり、古い町家をギャラリー
やバーなどに活用するなどの取組みが行われている。大野コミュニティが発足し20年以上
が経過、古今散策も昨年が第9回。こんな大野町に生まれた魅力的な空間を紹介したい。

  「樂游館」。普段使わない漢字を使ったこの場所には、館長の岡さんの思いが込められ
ている。
  ここをはじめて訪問したのは昨年の9月。会議スペースとして使わせてもらったのだ
が、訪問した後に、興味深い取組みとして保存しておいた朝日新聞5/18の記事
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000180705180001
のことを思いだした。1階は喫茶スペースとげたや鼻緒の展示。2階は36畳の大広間。何故
か懐かしい感じがして、ゆったりとした気分に浸ることができる。岡さんの経歴も興味深
い。本職はグラフィックデザイナー。豊橋に住み、ワークショップによる公園づくりに取
り組んだプラスベータのメンバーであり、そのノウハウが詰まった「こんな本がほしかっ
た・・・ プラスベータ流 まちづくりワークショップ・マニュアル」のデザインも手が
けられたという。最近、作成された世間遺産マップも岡さんのデザインだ。
  ここでは、異なる文化が出会う場として、岡さんの多様な人脈を活かして様々な魅力的
な取組みが行われている。昨年10月の古今散策の際には、第3回世間遺産写真展が開催さ
れるとともに、釧路でアウトドアガイドをされている安藤誠氏のあぐら講座が開かれた。
実は安藤氏のことはよく知らずに樂游館の夜の雰囲気を味わってみたくて再訪したのだ
が、釧路湿原やアラスカ・オーロラの話とその人柄に魅了され、子どもを連れてこればよ
かったと思ったほど。今年3月に行われたホーロー看板展とそのコレクターである豊川の
佐溝氏と岡さんの対談+ライブという異色の取組みも興味深かった。私が拝見したのはこ
の2つだけだが、その他にも魅力的な企画がいっぱい。この5月24日(土)には「あんぽん
たんかな」という歌藝の宴が行われるという。
  様々な出会いと癒しの場。こんな場所が生まれることにより、まちの魅力はさらに高ま
る。各地のまちづくりでこんな場所が生まれることを期待したい。(石田富男)

  樂游館HP http://rakuyukwan.web.fc2.com/
  大野コミュニティHP http://www.chitanet.or.jp/users/10011063/

→ホームページに写真を掲載しています。
  http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/2008/rakuyukan/index.html

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  ◆視察レポート◆  −まちづくりに参考になるものを紹介−
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○ 京都の景観づくり 〜新景観政策〜 ○

  住まい・まちづくりに係わる愛知のコンサルタントで構成される協議会「通称:まちコ
ン」の春恒例の視察会に参加し、京都を訪問した。視察会では、下鴨神社(賀茂御祖神
社)や下鴨神社の西を流れる賀茂川周辺を見学し、具体的な景観政策については京都市の
職員から直接お話しを伺うことができた。
  京都市では、歴史的な町並みや建造物を保全するため、昨年度より、新景観政策が実施
されている。新景観政策は、歴史的な町並み・眺望景観や借景・建物の高さ・建物等のデ
ザイン・屋外広告物の5つの政策と支援制度から構成されており、今回訪れた下鴨神社と
賀茂川は眺望景観や借景の保全地域(眺望景観保全地域)に指定されている。眺望景観の
保全においては、保全の対象となる景観や借景に対していくつかの視点場が設けられてお
り、その視点場から保全対象までの範囲を眺望景観保全地域として、建物の高さや意匠、
色彩などを規制している。
  実際に、眺望景観保全地域となっている賀茂川右岸から「大文字」への眺望を視察した
が、賀茂川を挟んで古民家、大文字と広がる眺望は非常に素晴らしかった。視点場となっ
ている賀茂川右岸を散策していると、同じ「大文字」への眺望でも、歩くたびにその表情
が異なるのが印象的だった。数十分の散策ではあったが、様々な景色を堪能でき贅沢な時
間を過ごすことができたと思う。京都市には全部で38箇所の眺望景観保全地域があるが、
素晴らしい眺望を求めて視点場を散策するというのも、また京都の新しい楽しみ方になる
のではないかと思う。
  新景観政策は、これまでの景観政策よりもより細かく規制が定められ、京都に残る歴史
的な景観を残そうという強い意志が感じられる。全国でも歴史的な町並みや建造物が減り
その保全が重要視される中、全市的に規制が強化されている京都市の取り組みは先駆的政
策とも考えられ、非常に興味深い。これから10年後、20年後の京都市の姿が楽しみであ
る。(喜田祥子)

  京都市HP http://www.city.kyoto.lg.jp/

→ホームページに写真を掲載しています。
  http://www.spacia.co.jp/Mati/sisatu/2008/kyoto/index.htm

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  ◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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  (みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします) 

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  ◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・スペーシアでは毎年6月に社員旅行を行っていますが、自分たちが行きたいところを出
  し合い、その中から行き先を決定し、企画をたてます。今年は新入社員が企画を担当。
  魅力的な企画立案はまちづくりにも通じるところがあると思っています。(ishida)

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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
  を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
  できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
  ジンに掲載させていただきます。(このメールへの返信でお願いします)
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(株)都市研究所スペーシア  編集:石田
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   TEL 052-242-3262 FAX 052-242-3261
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