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 ◆  ■   ■  ■  ■  ■ ■  ■  □[第193号]2007/11/26
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  スペーシア・メールマガジンの第193号をお送りします。
  名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
 
<内容・目次>
  ◆まちのトピック◆
   ・愛知住まい・まちづくりコンサルタント協議会公開シンポジウム(12/5)
  ◆名古屋まちづくり情報◆
   ・岐阜シティ・タワー43
  ◆図書紹介◆ 
   ・集合住宅と日本人〜新たな「共同性」を求めて〜
  ◆読者の声◆  
  ◆スペーシアのこの頃◆

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  ◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○ 愛知住まい・まちづくりコンサルタント協議会 2007年度 公開シンポジウム
   名古屋圏広域連携による観光戦略
  〜地域資源を活用したまちづくりへの展開〜

 名古屋圏には観光資源となりうる多くの魅力資源が存在しているものの、連携されてお
らず、名古屋圏全体での情報発信が不足しており、観光地として捉えられることが少ない
と思われます。そこで、名古屋圏にある魅力資源の広域連携による観光戦略について、3
名の講師にそれぞれの立場から語っていただきます。そして、観光をキーワードに地域資
源を活用したまちづくりへの展開について考えます。

【日時】2007年12月5日(水) 13:30〜16:30(開場 13:00)
【場所】(財)名古屋都市センター 14階 特別会議室
     (名古屋市中区金山町1丁目1番1号 金山南ビル )
【定員】100名
【講演】
   「観光活性化に向けた地域の役割」 
    水尾 衣里 氏(名城大学人間学部准教授・工学博士)
   「中部における産業観光」 
    須田 ェ 氏(東海旅客鉄道(株)相談役)
   「観光立国の実現に向けた国の取り組み」 
    永田 健 氏(国土交通省中部運輸局企画観光部長)

【鼎談】
   「名古屋圏広域連携による観光戦略〜地域資源を活用したまちづくりへの展開〜」
    水尾 衣里 氏 ・ 須田 ェ 氏 ・ 永田 健 氏

【申し込み】
  氏名、所属、電話番号、FAX番号記載の上、下記まで
   申し込み締め切り日 平成19年11月28日(水)
  ※定員になり次第締め切らせていただきますので、お早めにお申込ください。

●宛 先: 愛知住まい・まちづくりコンサルタント協議会事務局
       社団法人 地域問題研究所 担当:宮原知沙 宛
        miyahara@chimonken.or.jp
 
〜スペーシア・石田〜

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  ◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○ 岐阜シティ・タワー43 ○

  岐阜市の中心市街地活性化の起爆剤として期待されていた岐阜シティ・タワー43が10
月13日にオープンした。
  JR岐阜駅にデッキで直結する2階メイン商業フロアーは、約3,250u(店内通路を含
む)に30店舗が出店している。五木ひろしがプロデュースする土産物店「GENSEN」や
キャッシー・中島のハワイアンキルトの店など、岐阜初出店の店を配置し、他地区にない
魅力づくりに配慮している。また、店内装飾は「木」を基調に、照明にも工夫が凝らされ
ていて、今までの岐阜にない店舗空間となっている。アトリウムのある1階商業フロ
アー、約2,100uは、服部家具店の他2店舗と業務床となっている。食品スーパーの誘致
が期待されていただけに、2階に比べ商業施設としてはやや賑わいに欠ける感がある。
  本施設の目玉である43階スカイラウンジは、岐阜市内が一望でき、夜景が美しいとあっ
て、専用エレベーが一日中フル稼働する程の人気ぶりである。入場無料も魅力となり、開
業1カ月で約8万人が訪れていると聞く。現在は、スカイラウンジに上がった客が降りる
とき、2階店舗に誘導されているため、商業施設にとっても大きな効果をもたらしてい
る。店舗も1日9千人の入り込み目標人数を大きく上回る約68万人が来館しているとい
う。
  現在、6m程の巨大クリスマスツリーがアトリウムに飾られ、商業施設は、クリスマス
・年末商戦も相まって、人気の高さが持続すると思われる。
  しかし、見るところ、物販店の中には苦戦しそうな店も既に見られ、オープン直後の
人気が一段落した時の商業運営が重要になるのであろう。また、岐阜シティ・タワー43
のみの商業施設では、店舗規模・業種構成をとっても魅力創出には限界がある。岐阜駅前
が真に「岐阜県都の玄関口」になるためには、問屋町西部南街区を始め、連鎖的な再開発
により、商業的な広がりと、スカイラウンジのような商業以外でのさらなる魅力付加が必
要となろう。(浅野泰樹)

岐阜シティ・タワー43のHP  www.haroro.com/citytower43

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  ◆図書紹介◆  −まちづくりに参考になるものを紹介−
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○ 集合住宅と日本人〜新たな「共同性」を求めて〜 ○
    竹井隆人 著  平凡社
 
  仕事柄、マンションの計画に関わることが多いが、マンションの入居者の中には自治会
に加入しない方が多いく、地域のコミュニティの形成に大きな影を落としている。なんと
かならないものかと目に付いたのが、この「集合住宅と日本人」という本である。

  本書では意図的に「コミュニティ」という言葉の使用を避けている。理由は「コミュニ
ティ」という言葉が「ある種の言霊にも似たイリュージョン(幻想)を排す」からであ
る。実務でも、まちづくりの名のもと生み出されるコミュニティが、親睦のみコミュニ
ティ、一過性のコミュニティ、特定の者しか参加しないコミュニティ等々であった場合、
それらが地域の問題解決を実行できる組織に成りえるのかという疑問は常に持ち続けてい
た。同時に、本書で言及されている、「コミュニティ」という言葉の使い方に対する批判
は、耳の痛い話でもあった。

  本書では、政治学の立場から都市居住の諸問題について、「私的政府」を中心とする
「共同性」を形成することが問題解決の大きな力となることを主張している。ここで言う
「私的政府」とは簡単に言えばマンションの管理組合のような組織、「共同性」とは集団
における個人の権利や自由への制限を共同する性質である。元々、マンション住人の地域
参画の問題から手に取った本に、そのマンションの管理組合的な組織に問題解決のヒント
があったという結論に新鮮な驚きと共に大きな可能性を感じた。そして、集合住宅におけ
る「共同性」という視点から日本人論を展開している点はとても読み応えがあった。
(堀内 研自)

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  ◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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  (みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします) 

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  ◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・先号の発行が1日遅れてしまいましたが、実は自宅のパソコンから発信するつもりで
  いたのですが、何故か行が乱れてしまって送信がうまくいかず、仕方なく、翌日、
  事務所から発信しました。以前はうまく送信できていたのですが、不思議です。

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  を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
  できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
  ジンに掲載させていただきます。(このメールへの返信でお願いします)
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(株)都市研究所スペーシア  編集:石田
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