現在の位置:TOPスペーシアメールマガジン>172号 WWW を検索 スペーシアサイト を検索

 

  ◆ ■    ◆    ◆ ■   ◆
 ◆  ■◆   ◆    ■  ■  ◆   都市研究所スペーシア
■   ■ ■  ■   ■   ■   ■      メールマガジン
 ◆  ■ ■ ■■  ■    ■  ■■    (隔週発行予定)
  ■ ■◆  ■ ■  ■   ■  ■ ■  
 ◆  ■   ■  ■  ■  ■ ■  ■  □[第172号]2007/2/5
◆   ■  ■  ■■  ◆ ■ ■  ■■ □−−配信数 670−−□

 スペーシア・メールマガジンの第172号をお送りします。
 名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
 
<内容・目次>
 ◆まちのトピック◆
  ・岐阜県 景観シンポジウム 岐阜グランドホテル(2/26)
 ◆名古屋まちづくり情報◆
  ・再開発ビルの工事が進む勝川地区
 ◆図書紹介◆ 
  ・発想法 創造性開発のために
 ◆読者の声◆  
 ◆スペーシアのこの頃◆ 

☆*****************************************************************
 ◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
******************************************************************☆
○ 岐阜県 景観シンポジウム 岐阜グランドホテル ○

 毎年企画されている岐阜県・岐阜県都市計画協会主催の「景観シンポジウム」が、
今年度は岐阜市で開催されます。
 今回も前回同様、東京大学教授の西村幸夫氏の講演を中心に、
地元まちづくり会の会長と、NPO法人理事及び岐阜市まちづくり景観室長の
パネルディスカッションを行います。
(岐阜県都市建築部都市政策課
http://www.pref.gifu.lg.jp/pref/s11654/gyoumu/Book1.htm)

【日 時】平成19年2月26日(月)午後1時30分〜午後4時20分(受付は午後1時より)
【場 所】岐阜グランドホテル 西館2階「雪の間」
     岐阜市長良648(長良川畔)
     TEL;058−233−1111
     JR岐阜駅、名鉄岐阜駅よりタクシーで約15分
     車での来場は可能です。無料駐車場あり。
     http://www.gifugrandhotel.co.jp/

【内 容】
1.東京大学教授 西村幸夫氏の講演
2.パネルディスカッション(コーディネーター;西村 幸夫)
 ・川原町まちづくり会 会長;後藤 直剛
 ・NPO法人歴史文化建造物等保存会・トラスト岐阜理事;田中 清之
 ・岐阜市まちづくり景観室長;山田 哲士

【主 催】岐阜県 岐阜県都市計画協会
【参加費】無料
【申込み】申込みは下記のE−メールに申し込むか、下記ホームページにアクセスして
      申し込み用紙に必要事項を記入して、FAXにて申し込んでください。

E−メール・・・・・ c11654@pref.gifu.lg.jp
ホームページ・・・
http://www.pref.gifu.lg.jp/pref/s11654/keikan/sinnpojiumu.htm

〜スペーシア嘱託・田中〜

☆*****************************************************************
 ◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信− 
*****************************************************************☆
○ 再開発ビルの工事が進む勝川地区 ○

 長年関わってきた勝川地区の再開発事業の工事が着手して1年以上が経過した。大規模
な分譲マンションからなるビルとは別に、地元商店街の一部となる小規模な再開発ビル2
棟が、昨年12月から相次いで完成した。全ての店舗の本格的な営業はまだで、今後順次
オープンを迎えることになるが、工事仮囲いに囲まれた殺風景な様子から新しい勝川の姿
へと変わりつつあり、地元住民からの期待も大きくなってきている。

 また、最近では再開発区域と県道を挟んだ南側の駅前広場とその広場に面する既存の商
業ビルとを繋ぐペデストリアンデッキが架けられたり、公共エレベーターやペデストリア
ンデッキと接続する公共階段が設置されるなど、勝川駅周辺整備事業の関連工事も進みつ
つあり、車で通っても街が変わっていく様子を伺うことができる。このデッキは、勝川駅
前広場に隣接するビルを結び、安全で快適な歩行者空間の確保と回遊性創出に寄与するも
ので、最終的にはJR勝川駅の高架化にともない、駅舎へとつながりデッキレベルで駅と
各ビルとが直結することになる。勝川地区の再開発事業でも、駅利用者の利便性と回遊性
を考慮し、再開発区域の間を通る商店街上空に連絡通路を設け、再開発事業により整備す
る駐車場施設まで延伸させている。再開発の駐車場に車を停めて、地上に降りることなく
デッキ等を経由してJRに向かう、そんな利用も可能となる。

 勝川地区の再開発事業は、権利者の悲願であり、また長年続いてきた勝川駅周辺の整備
事業の集大成でもある。事業の中核は、6月頃に完成する“2街区”の店舗と住宅からな
る再開発ビルで、権利者が熱望していた生鮮スーパーの入店が予定されている。権利者ら
が思い描いてきた青写真が具体的な姿となって現れるまであともう少しというところまで
きた。(村井亮治)

 →ホームページに写真を掲載しています。
   http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/katigawa-sai/index.htm

☆*****************************************************************
 ◆図書紹介◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−   
******************************************************************☆
○ 発想法 創造性開発のために/川喜田二郎著 ○

 この本はご存知の方も多いだろう。KJ法生みの親・川喜田二郎氏がその手法・思想・哲
学を解説した本である。初版は1967年であり、実にもう40年も前に書かれている。KJ法
は、今では住民参加ワークショップでの意見集約の際に、当たり前のように顔を出す言葉
で、ワークショップ=KJ法といったイメージさえ定着している感もある。さらには、KJ法
=意見分類の単なる手法のような、間違ったイメージさえ垣間見られる。本書によると、
KJ法とは(少々乱暴なまとめだが)、あるテーマに関して、遠い近いに関わらずテーマに
つながりそうな散在する様々な情報を、分類し、組み合わせ、統合化することで、その中
から、全体に通ずる文脈を見つけ出し、それとともに、さらにその中から新しい意味を創
り出していくという、「発想をうながす」手法であるということだ。単に意見を分類・ま
とめるのではなく、新たな発想が主眼なのだ。
 私自身も業務上、ワークショップの中でKJ法を実践してきた経験を持つが、手法的な部
分に気をとられ、この本に記されている発想法を十分に実践できたかを問われれば、恥ず
かしながら、NOである(理由は様々あるのだが・・・)。今更ながらではあるが、この本
を読んでKJ法に込められた考えを改めて知った次第である。
 また、本書のむすびには、KJ法の真髄は「無の哲学」だとある。それは、「おのれの小
さな我に固執」せず、「外からあらゆるものを受け入れてみようとする姿勢」を持ち、そ
の中から「新しい意味を創りだし」、「人と人の心をつないでゆく」ことだそうだ。その
意味では、KJ法は「国際的にも国内的にも、人間が、あるいは民族や国民が、はなればな
れになってゆくような状況に対して、逆にそれを結合してゆく方法」ともなるとある。
 これはKJ法について書かれたことだが、翻って住民参加ワークショップのファシリテー
ト全体にも通じることではなかろうかと思う。私にKJ法をはじめ、その他ファシリテート
手法全般について教えてくれたかつての上司は、民族対立による紛争絶えないアフリカ
で、その融和に向けてファシリテートするのが夢だと語ってくれたことがある。そこには
単なる手法論としてだけではなく、その下に込められた深い可能性を理解していた心が
あったのだろう・・・と、今振り返るとそう思う。(櫻井高志)

☆*****************************************************************
 ◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
*****************************************************************☆
・吉岡@茨城県です。
  名古屋市はいいですね、すばらしい開発ができて。
  私どもは、何の説明も無く、いきなり変な生活道路を造られてしまい
  困っています。
 詳しくは下記ブログへ
 http://blog.livedoor.jp/fwgf8538/
→「再開発なのに、前より不便になる」とは・・・。本当に何のための再開発かと
  思いますね。

☆*****************************************************************
 ◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
******************************************************************☆
・1/27中日新聞に「名城西『ものづくり文化の道』 名商がガイドブック」の記事が掲載
 されました。写真の説明で「ガイドブックを執筆した井澤知旦さん」とありましたが、
 井澤1人が執筆したわけではなく、井澤が会長をしている「ものづくり文化の道」推進
 協議会が執筆したものです。本文を読まずに勘違いされた方に念のため。

####################################################################
◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
 を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
 できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
 ジンに掲載させていただきます。(このメールへの返信でお願いします)
◎バックナンバーはホームページに公開しています。
   http://www.spacia.co.jp/mm/index.htm
◎今後の配信を希望されない場合は、このまま返信して下さい。
--------------------------------------------------------------------
(株)都市研究所スペーシア  編集:石田
 〒460-0008 名古屋市中区栄5-1-32 久屋ワイエスビル5階
  TEL 052-242-3262 FAX 052-242-3261
  URL    http://www.spacia.co.jp/
####################################################################