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 ◆  ■   ■  ■  ■  ■ ■  ■  □[第15号]2001/1/29
◆   ■  ■  ■■  ◆ ■ ■  ■■ □−−配信数 372−−□

  スペーシア・メールマガジンの第15号をお送りします。
 名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
 
<内容・目次>
  ◆まちのトピック ◆
    ・EXPO1500日前記念シンポジウム(2月10日) 
 ◆名古屋まちづくり情報◆ 
    ・港を取り巻くアートのまちづくり〜Artport2000〜 
  ◆視察レポート◆
    ・花のお江戸のパティオ 
  ◆図書紹介◆
    ・街が動いた ベンチャー市民の闘い
  ◆読者の声◆  
  ◆スペーシアのこの頃◆ 

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 ◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○ EXPO1500日前記念シンポジウム(2月10日) ○
  〜市民参加による博覧会を目指して〜

2005年に開催される国際博覧会は、「市民参加型」による博覧会を目指しており、多様な
形態による市民参加が求められています。そこで、「みんなが参加できる博覧会及び市民
団体の連携」のあり方について考えるシンポジウムが瀬戸市で開催されます。
講演者としまして博覧会協会事務総長でいらっしゃいます坂本春生氏がご出席されます。
ご関心のある方は、ぜひご参加ください。

日 時 :平成13年2月10日(土) 13:30〜16:00
場 所 :せとしんエンゼルホール
主 催 :2005年日本国際博覧会推進瀬戸地区協議会
共 催 :瀬戸市

→詳細は下記HPをご参照下さい。
  http://www.setocci.or.jp/expo2005/

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 ◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○  港を取り巻くアートのまちづくり〜Artport2000〜 ○

 意外と知られていない現代アートのメッカである名古屋。数多くの小さなギャラリーが
頑張っています。こうした動きは、文化不毛の地と揶揄される表の文化に対するカウン
ターカルチャー・サブカルチャーとして名古屋に根付いているのかも知れません。このよ
うな現代アートは、それ自体が持っている同時代性や、場の持っているエネルギーの表象
としての役割などから、地域の多様なリソースと結びつきやすいものです。それも一般的
には負のリソースと評価される資源や市民との結びつきが疎遠な空間との結びつきです。
例えば、廃校となった小学校とか、産業の現場である工場や倉庫などです。

 今回紹介するアートポートもそんな流れを汲むイベントでした。場所は、名古屋港ガー
デンふ頭東部の倉庫群の一角。開催期間は、2000年7月1日〜11月26日でした。
主宰は、アートポート開催実行委員会で、名古屋市と名古屋港管理組合で構成されていま
す。開催内容は、絵画や映像、インスタレーションなどのオープンスタジオやフライデー
ナイト・フォーラム、メディアセレクト(展示)、遊びの公庫などです。
 特徴的だったのは、「遊びの倉庫」で、子ども達のアジトとして倉庫を開放し、子ども
たちにとっての刺激的な空間を創作するものでした。一方、こうした場とアートの意義、
さらには港の今後の展開方向については、フライデーナイト・フォーラムで議論され、美
術ジャーナリストの村田真氏の「場から生まれるアート」では、アーティストインレジデ
ンスの可能性が議論され、「港のアートセンターへ:世界のこれまで、名古屋のこれか
ら」では、名古屋港のアートのまちづくりの可能性が模索されたりと大変有意義な議論が
展開されました。
 こうした議論を受け、今後も名古屋発の現代アートの実験場として名古屋港での展開は
大いに期待されるところです。今後も名古屋港からは目が離せないゾ!
(古池嘉和)

 →Artport2000のホームページ
  http://www.artport.city.nagoya.jp/artport.html

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 ◆視察レポート◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−  
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○ 花のお江戸のパティオ ○

 以前、11月のメールマガジンで弊社堀内より西春町のパティオ事業についての紹介が
あったが、同じ再開発チームとして?ちょっとそこに関連した報告をしたい。

 昨年2000年4月、表参道の駅を上がったすぐのところ、“天下のルート246”に
面した場所に「南青山プラース」がオープンした。通路、中庭をとりまくブティックやカ
フェ、美容室などの店舗により構成されるコート型低層ファッションスクエアである。敷
地は約2000u、私道や敷地延長部分を含んだ変形敷地のため、高度利用が難しいとされ駐
車場だった土地を、東急不動産の「プラース事業・第二弾」として変身させた。
 ちなみに第一弾は1997年11月にオープンした「代官山プラース」である。どちら
も低未利用地に対し、事業用借地権などを用いて行う暫定利用型の商業施設開発である。
そのため当然ながら、建物はとても簡単にできている。2年前はじめて「代官山プラー
ス」を通りかがりに見たときは、まだ隣で工事中であった代官山アドレスの仮設店舗かと
思ったほどである。それにもかかわらず、まったく安っぽさは感じさせない、それ以上に
巧くパティオ(中庭)が使われていた。通りがかったのはちょうど夕暮れ時、帰宅途中の
ちょっと大人な若者たちが集い、しっかりと都会のオアシスの顔を創っていた。
 そのプラースが南青山にもできたと聞いて、是非見に行きたかった。地方と違い、通り
に面していなくてもなんとかなる東京という立地条件の良さはもちろん考えられるが、そ
れ以上に不整形な敷地をかえって魅力的にする事業内容は、十二分に名古屋のまちづくり
の参考になると思う。
 共同事業を進めていくと、いつも突き当たる敷地形状の問題。しかし必ずしも整形にま
とまった土地がなければできないわけではない。花のお江戸の開発は、条件も規模は全く
違うけれど、やっぱりワクワクさせてくれる。小さな開発にもちゃんと花(華)があるの
だ。  (山内豊佳)
 
 →ホームページでは写真も加えより詳しく報告しています 
  http://www.spacia.co.jp/Mati/sisatu/edo.htm

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 ◆図書紹介◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−  
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○ 街が動いた ベンチャー市民の闘い ○
 
 「まちづくり誕生」で始まる第1章は名古屋で起こった歴史的なまちづくり運動である
「名古屋・栄東」をとりあげている。
 まちづくりのルーツが名古屋にあったということを知らない名古屋のまちづくり関係者
も増えた。今ではまちづくりといえば、世田谷区や横浜市、神戸市の取り組みの方が有名
だが、まちづくりの発祥の地が名古屋であるということは、もっとPRしていきたい。そ
の意味で、この本でその歴史を振り返り、現在の目で評価されているのはうれしいこと
だ。

 ここでは、このほかに、大阪・天神橋、高松・丸亀町、長野県飯田市、大阪府豊中市と
いう先進的なまちづくりの取り組みをとりあげている。いずれも住民を中心とするまちづ
くりの人間ドラマが語られており、興味深いが、自分にとっては、専門家の関わりや役割
といった点で考えさせられた。
 私の恩師や知っている人の名前もでてくる。こんなことをやっていたんだ、と本書で初
めて知ったことも。一般市民向けというよりも専門家としてまちづくりに関わっている人
間が読むべき本かもしれない。 (石田)

 →ホームページに表紙の画像を掲載しています。
   http://www.spacia.co.jp/Mati/tosyo/matigaugoita.htm

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 ◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−mm@spacia.co.jp へ
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・第14号になりましたね。編集ご苦労様です。いつもありがとうございます。
 (中略)
 さて,私の恩師となられる名市大経済学部の先生方の報告があります。
 機会があればご参加下さい。
 日本いや名古屋は、大学がもっと現代社会の第1線と接点をもつべきです。
 国立大学も独立行政法人化、大学の入学対象年齢はもう3〜4年で現水準の
 約60〜70%に減少します。
 大学の知資産を、社会から受託したり、共同研究をもっと進めるべきです。
 産・学融合の実践と結果で、大学の淘汰生き残りがかかります。
 (後略)
 →報告会の案内ありがとうございます。このメールマガジン発行前に終わってしま
  ったので「まちのトピック」には掲載しませんでしたが、情報提供いただければ、
  どんどん紹介したいと思いますのでよろしくお願いします。

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・ニュースをありがとうございます。
 今後ともよろしくお願いいたします。
 私も研究日記をつけています。
 またリンクさせていただきます。
 →リンクありがとうございます。当HPからのリンクも設定させていただきました。
  相互リンクという形でネットワークが広がっていけばと思います。

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・名古屋市を離れてやがて2年、ともするとご当地の情報が不足がちで
時々はメールマガジンにお世話になっています。 
 (中略)
 随分前になりますが、高名な商業コンサル氏がマックの店舗について、
 綿密な市場調査の反映であり、立地そのものが(マック的な意味での)商業ポテン
 シャルの高さの証明だとご高説を伺ったことを記憶しています。
 また、都市景観室在籍中、マックに限らずCIの看板を変えることの難しさを見聞し
 ておりました。
 稀に地域の特殊性に鑑みてCIを変えたとなると、それはそれで地域ポテンシャル 
 の高さの証左となり、全国区になりえます。
 したがって、マックが立地し、かつスタンダードなCIが変更されているとなると
 二重のステータスというわけです。
 というわけでぼんやり類似の着想があったことでもあり、
 たまたま、昨夏イタリアのいくつかの都市を巡る機会があって、
 行った先々でマックの外装を追っかけた次第です。
 いくつか名前も知らなかった小都市もみんな日本のスタンダード
 とは違っていたので驚きました。かといって、地域の特殊性に鑑みてという
 印象ももちえず、(これが結構派手!)、結果的には日本マックとイタリアマックの
 戦略上の違いだろうと納得して忘れておりました。
 今般、ホームページの存在を知り情報提供した次第。
 (後略)
 →元旦の日経流通に「英国の経済誌「エコノミスト」は各国の物価と為替水準が適正
  な水準にあるか、ハンバーガーの値段をもとに計算する「ビッグマック」指数という
  手法を提案した」という記事がありました。マックは、いろんな意味で世界を見る
  指標といえそうです。

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 ◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・「スペーシアはラバダブといい、メルマガといい、この不景気の中、結構余裕ですね」
 という声が聞かれますが、不景気だからこそ、PRが重要というところでしょうか。
 とはいえ、コンサルタントにとって忙しい季節が到来。まちのトピックの記事集めも大
 変。皆様からの情報提供もよろしくお願いします。

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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
 を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
 できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
 ジンに掲載させていただきます。
   メールマガジン投稿用アドレス mm@spacia.co.jp
◎バックナンバーはホームページに公開しています。
   http://www.spacia.co.jp/mm/index.htm
◎今後の配信を希望されない場合は、このまま返信して下さい。
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(株)都市研究所スペーシア  編集:石田
 〒460-0034 名古屋市中区栄5-16-14 新東陽ビル5F
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