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 ◆  ■   ■  ■  ■  ■ ■  ■  □[第129号]2005/6/13
◆   ■  ■  ■■  ◆ ■ ■  ■■ □−−配信数 683−−□

 スペーシア・メールマガジンの第129号をお送りします。
 名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
 
<内容・目次>
  ◆まちのトピック◆
   ・まちづくり講演会(平成17年度「まちづくり月間」行事) 
   ・2005年度愛知県 人にやさしい街づくり連続講座の受講者募集
  ◆名古屋まちづくり情報◆
   ・JR岐阜駅前再開発事情
   ・志段味環境循環型モデル住宅 見学レポート
  ◆読者の声◆  
  ◆スペーシアのこの頃◆ 

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 ◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○ まちづくり講演会(平成17年度「まちづくり月間」行事) ○

 国土交通省では、住民の積極的な参画のもとに創意と工夫を生かしたまちづくりを
推進することを目的として、昭和58年度から毎年6月を「まちづくり月間」と定め、
まちづくりについて住民の理解と協力を得るため、様々な啓発活動を幅広く実施し
ています。
国土交通省中部地方整備局、愛知県、名古屋市、及び独立行政法人都市再生機構
中部支社では、平成17年度「まちづくり月間」の啓発活動の一環として、「みんなです
すめる私の街の都市再生」をテーマに、身近なまちづくりへの理解と協力を深めてもらう
ための講演会(無料)を開催します。

●日時:
平成17年 6月17日(金)14:00〜16:45(開場13:30)
●場所:
名古屋市中区役所ホール(名古屋市中区栄四丁目1番地8号)
●講師:
○藻谷 浩介 (もたに こうすけ)
 日本政策投資銀行 地域企画部 参事役
 演題「誰のために誰がやるのか? あなたの街の市街地活性化」
○山崎 弘子 (やまざき ひろこ)
 特定非営利活動法人 まちづくり役場 理事長
 演題「長浜物語 ― 町衆と黒壁の十五年」
   〜多様な主体による地域再生に向けて〜
●対象者
一般の方々及び行政職員(定員500名)
●申込み
不要(当日受付・入場無料)
●主催:
国土交通省中部地方整備局、愛知県、名古屋市、独立行政法人都市再生機構中部支社
●協賛:
(社)中部建設協会、(財)愛知県都市整備協会、愛知県住宅供給公社

〜愛知県住宅企画課の後藤光利さんから情報提供いただきました〜
 下記からちらしが入手できます。
 http://www.pref.aichi.jp/jutakukikaku/news/webpress_news048.html

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○ 2005年度愛知県 人にやさしい街づくり連続講座の受講者募集 ○

 今年度も「愛知県 人にやさしい街づくり連続講座」を、7月23日(土)より全10
回、 開催いたします。
 この講座は、愛知県の「人にやさしい街づくり」プロジェクトの一環で毎年開催さ
れているもので、地域で人にやさしい街づくりを実践していただくことを期待するも
のです。
 関係者の方々や市民活動に意欲のある方に、受講者募集のご案内をお願いいたします。
 今年度は、講座がはじまって10年。2004年に「人にやさしい街づくりの推進に関する
条例」が改正され、さらに人にやさしい街づくりが広がろうとしています。
講座内容は、「人にやさしい街づくり ―私らしくまちで暮らす―」というテーマ
で、車いすでまちに出かける、講義あり、グループでワークをして提案する、など非常に
やりがいのあるものとなっています。

詳しくは、以下の募集要項をご覧ください。
http://www.hitomachi.npo-jp.net/2005youkou/
受講申込書も、ダウンロードできます。

●申し込み期限:2005年7月8日(金)午後5時まで(必着)
●問合せ・申込先 
 特定非営利活動法人 ひとにやさしいまちづくりネットワーク・東海
 FAX:052−792−1156
 郵送:〒463-0096 名古屋市守山区森宮町100番地  
 E-mail:hitomachi@npo-jp.net

〜スペーシア・浅野健〜

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 ◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○ JR岐阜駅前再開発事情 ○

 2000年に準備組合が設立されてから約5年、2009年完成を目標に岐阜市が進めて
いる「杜の中の駅」構想、そのリーディングプロジェクトとして期待さてきた吉野町6丁
目東地区市街地再開発事業「大岐阜ビル」が5月24日に竣工した。駅前の景観を重
視、外壁に使われた美濃焼のタイルが重厚感を醸し出している。環境対応促進型事
業の採択を受け、壁面緑化や屋上庭園の整備をするとともに、1階にはポケットパーク
が設けられ、都市の癒し空間づくりを工夫している。また、2階は、ビルに連結して公共
歩廊が整備された。竣工には間に合わなかったが、近く、JR岐阜駅に直結することに
なり、JRと名鉄の間を行き交う人々に快い空間を提供することになる。
 地方都市における再開発は、一般に、施設需要で厳しい状況が続いており、岐阜市も
事務所需要は空室率が高く、厳しい環境にある。しかし、再開組合、行政及び関係機関
の努力により、保険会社のコールセンターを誘致、新たな需要を呼び込むことにより、4
階のメディカルモールの一部を除き、事務所・店舗は、全室テナントが決まっての竣工を
迎えることができた。
 一方、駅前再開発第2弾となる駅西地区では、2007年夏の完成を目標に岐阜市シテ
ィ・タワー43の工事が進んでいる。この目玉事業の一つである高層分譲マンションは、5
月より分譲が開始された。モデルルームの来訪者は1500組、第1期、200戸に対して
447件、第2期、43戸に対して142件の応募があり、ともに即日完売だった。売れ残るの
ではないかという、事業参画しなかった多くのディベロッパーの評価はものの見事に外れ
た。購買要因は、今後の購入層の分析結果に待たれるが、事業のシンボル性、福祉施
設との一体化、駅前という利便性などが、潜在的な需要を喚起したものと思われる。
 JR岐阜駅東地区再開発組合の大松理事長は、竣工式で「岐阜駅前の新しい顔となる
ばかりでなく、多くの若者の雇用の場を提供できた意義は大きい」と、事業の成功を宣言
するとともに、「この成功を他の地区は、弾みにしてほしい」と語った。岐阜市内では高
島屋の再開発以来、4半世紀ぶりの再開発であるが、岐阜市内では他にも多くの地区で
再開発の検討が進められている。2地区が築いた成果は、他の地区にも良い影響をあた
えるものと思われる。  (浅野泰樹)

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○ 志段味環境循環型モデル住宅 見学レポート ○

 この住宅は、名古屋市出身の現代美術家・荒川修作氏が基本構想を描き、名古屋
市・名古屋市住宅供給公社が守山区に建設した、実験住宅です。建物はRC造の平
屋建て(A棟)が1棟、2階建てが3棟(B〜D棟)あり、2LDK7戸の集合住宅です。
 住宅のコンセプトは主に3つあります。1つ目は「環境に配慮した試み」です。中部電
力、東邦ガス、日立、INAXといった企業とのコラボレーションで、外壁緑化、太陽光
発電、風力発電、地下貯留槽による雨水利用、家庭用燃料電池、多機能エコキュート、
家庭用ガスコージェネレイーションシステム、リサイクル建材の使用、など、実に多く
の要素が盛り込まれています。
 2つ目は「コミュニティを生む仕掛け」です。4棟の住棟は中庭に面して囲むように配
置され、さらに花壇作りや水遊びができる空間が設えられています。住宅内のプラン
も特徴的で、家の中心にダイニングキッチンを置き、それを中心に個室が取り囲む間
取りになっています。
 3つ目は「身体感覚を呼び覚ます空間の創造」です。これは「養老天命反転地」や現
在建築中の「三鷹天命反転住宅」とも共通するテーマです。荒川氏はこう語っていま
す。「私がデザインした建築空間で生活すると、普段とは違う体の動きをしなければな
らない。体を動かすうちに活力が生まれ、今までとは違った意識や新しい感覚が芽生
えてくる。(日経アーキテクチュア)」このコンセプトを一番よく表している住棟がA棟
です。他の3棟はあまり「普段とは違う体の動きをしなければならない」ことがないよう
に造られてしまっています。このあたりに、公共が造る住宅は常識を否定するコンセ
プトを鵜呑みにできないジレンマが表われています。
 この住宅は、NHKの名番組「課外授業ようこそ先輩・荒川修作」でも紹介され、子
供たちを招き授業が行われていました。番組の中で荒川氏は「何にでもNo!No!
と言いなさい。」と、自分の生き方を教えていたのが印象的でした。建築界ではバリ
アフリーは常識ですが、段差だらけのA棟内部で、子供たちが生き生きと走り回る
姿を見ていると、人間として本来必要とする空間とは何か、という問題を考えさせら
れます。
 住宅は見学が可能ですが、見学日が決められているため、下記webでチェックして
ください。 (堀内 研自)

志段味環境循環型モデル住宅
 → http://www.jkk-nagoya.or.jp/shidami-model/index.html

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 ◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介− info@spacia.co.jpへ
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 (みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします) 

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 ◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・6/24から6/27まで社員旅行で所員の大半が不在となります。よろしくお願いします。

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 できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
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(株)都市研究所スペーシア  編集:石田
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