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 ◆  ■   ■  ■  ■  ■ ■  ■  □[第112号]2004/10/18
◆   ■  ■  ■■  ◆ ■ ■  ■■ □−−配信数 609−−□

 スペーシア・メールマガジンの第112号をお送りします。
 名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
 
<内容・目次>
  ◆名古屋まちづくり情報◆
   ・岐阜駅西地区再開発いよいよ着手
   ・美濃焼窯場めぐり−駄知どんぶりまつり・下石どえらあええ陶器祭り編−
  ◆読者の声◆  
  ◆スペーシアのこの頃◆ 

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 ◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○ 岐阜駅西地区再開発いよいよ着手 ○

 JR岐阜駅の西、電報電話局の跡地を中心とする約1.08haエリア(敷地面積:約
5,400u)で、20年の歳月をかけてきた市街地再開発事業が、いま、年内着工にむけて秒
読み段階に入っている。

 鉄道高架事業に伴う駅前周辺地区の再開発を促進させる第一弾として、岐阜市主導のも
と岐阜駅西地区第一種市街地再開発事業がスタートした。1984年に準備会設立、’88年都
市計画決定、’89年再開発組合設立と事業は順調に進んだ。しかし、事業着手が目前と
なった矢先、バブル崩壊もあって、予定していたキーテナントの三越百貨店が出店を撤
回、事業は大きな方向転換を迫られることになった。その後、他のキーテナント誘致に動
くものの、事業着手の目処がたたず、事業化が危ぶまれていた。
 組合は長引く事業に最終的な判断を下すため、市の都心居住促進政策を踏まえ、2002年
に住宅・商業施設を中心とする企画案で企業開発提案を一般公募したところ、事業実現の
可能性のある提案を受けることができた。応募者の中から(株)森ビル都市企画・(株)竹中
工務店の共同提案を採用、2者との間で’03年に事業推進協定を締結、新たな活動を展開
することとなった。
 組合、岐阜市、事業協力者をはじめとする関係者・関係機関の努力の結果、大和システ
ム(株)・(株)セイキョウホームによる分譲住宅共同企業体と岐阜県住宅供給公社が参加組
合員となり、それぞれ約240戸の分譲マンション、約100戸の高齢者賃貸住宅と福祉・医療
施設を、また、(株)岐阜放送がデジタル放送に対応した拠点施設として4階の施設を、取
得することが決まった。
 組合は、保留床処分が確実になり、事業フレームの構築が可能となったことから、今年
5月に都心居住者や駅利用客の利便性に配慮した都心型商業施設やスカイラウンジが一体
となった、地下1階・地上43階建て(約163m)の都心複合タワーの事業計画を正式に公
表した。再開発ビルが完成すると、居住が伴う複合ビルとしては中部地区一となるランド
マークタワーが駅前に出現することになり、組合には多くの市民から問い合わせが寄せら
れているようである。
 さらに、このランドマークタワーをもっと多くの市民に親しんでもらおうと、現在、組
合では今月29日を期限としてビルの「ネーミング募集」(組合ホームページからの応募可
能)も行っている。

 地区内関係権利者は、13件(うち土地所有者9件)と比較的少ないが、事業が長いだ
けに色々なことが内在し、現在、権利変換の同意のための最終調整が続けられている。権
利者は、今回の権利変換内容で合意できなければ、再開発はもう二度とまとまらないし、
また、関係者の努力を無駄にすることになるという点でまとまりつつある。過去の色々な
問題を調整し、権利者が合意するのも間近ではなかろうか。(浅野泰樹)

 →岐阜駅西地区市街地再開発組合のホームページ
  http://www.gifu-ekinishi-tower.jp

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○ 美濃焼窯場めぐり 
 −駄知どんぶりまつり・下石どえらあええ陶器祭り編− ○

 10月の週末は各地でお祭りやイベントが数多く開催されている。そのため、見に行きた
い祭りやイベントが同じ日に重なってしまい、あきらめなければならないこともあると思
う。しかし、「美濃焼窯場めぐり」という、杯の市之倉(多治見市)、タイルの笠原(笠
原町)、とっくりの下石、どんぶりの駄知(ともに土岐市)と特色ある4つのやきもの産
地の工業組合が協力して、同じ日に開催している陶器まつりがある。

 10月2日(土)、3日(日)の開催2日間のうち、私が訪れた土曜日は雨が時折ぱらつ
くというあいにくの天気であった。まず、土岐市駅から無料のシャトルバスに乗って、駄
知どんぶりまつりを訪れることにした。陶器市、窯元めぐりなど様々なイベントが用意さ
れていたが、一番興味を引かれたのは、体育館の会場で行われていた「どんぶり積み上げ
コンテスト」である。子どもが2人1組になって制限時間内にどれだけどんぶりを積み上
げていけるかという非常にシンプルなゲームであるが、どんぶり産地の駄知ならではのイ
ベントである。思ったような記録が出なかったり、自分の記録が破られたりした子どもが
再挑戦を要望するなど盛り上がりを見せていた。積み上げられるどんぶりの横には大人が
付き添い、参加する子どもにはどんぶりが割れてしまった際に目を保護するためのゴーグ
ルが着用させるなどの配慮も見られた。
 次に会場間をつなぐシャトルバスに乗り、下石どえらあええ陶器祭りに訪れた。130の
窯元の作品を一同に展示している一窯一徴展や窯元めぐりなど、駄知と同様に様々なイベ
ントが用意されていた。下石の取り組みとして興味深かったのは、「窯元もろ板陶器市」
である。もろ板とは、窯元内でやきものを載せる板のことで、普段私たち消費者が見るこ
とは無いものである。窯元が売っているという雰囲気を作るためにもろ板に載せてやきも
のを販売している。やきものだけでなく、その下にある年季の入ったもろ板も眺めてみる
と面白いと思う。
 のんびりと回っていたため、2つのまつりを訪れるのが限度であったが、主要駅と会場
をつなぐバス、会場間をつなぐバスは無料である上、長時間待たされることも無く非常に
便利であった。無料シャトルバスのネットワーク化同様、まつり開催期間限定の地域通貨
「陶器のコイン」の取り組みも今年も続けられていた。「陶器のコイン」については先輩
所員のレポートに詳細が記されているので、参考にしていただきたい(参考:
http://www.spacia.co.jp/rubadub/2004/mino.htm)。

 来年は、市之倉と笠原を訪れてみたいと思う。「美濃焼窯場めぐり −陶の里フェス
ティバルin市之倉・かさはら窯ぐれ祭り編−」をお楽しみに。  (山崎崇)

→ホームページに写真を掲載しています。 
 http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/minoyaki/index.htm

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 ◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介− info@spacia.co.jpへ
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 (みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします) 

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 ◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・名古屋市栄の久屋大通でオープンカフェの社会実験が始まっています。10/8〜10に
 も実施する予定が台風のため中止。ようやく10/15〜24の予定ではじまりましたが、
 また台風の予報。どうなることやら・・・。

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 を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
 できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
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(株)都市研究所スペーシア  編集:石田
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