現在の位置:TOP>まちのトピックス>すまいまちづくりコラム>名古屋の歩き方・走り方 WWW を検索 スペーシアサイト を検索

 
 

名古屋の歩き方・走り方

《「でいなか歩」と「でいなら走」》
 名古屋の歩き方・走り方があるのをご存知でしょうか?一つは「でいなか歩」、もう一つは「でいなら走」がそれです。
 地下鉄のエスカレーターで事故があってから、この標語が壁面に張られ、上りか下りかで読む文字順がかわります。それでも人々はエスカレーターの片側を空け、そこを人々が歩いていきます。
名古屋ではエスカレーターの右側を空けますが、これは東京と同じです。大阪に行くと左側を空けます。ただし、新幹線構内では東京方式で右側を空けるようです。では、京都ではどうなのか?聞くところによると先頭者に合わせて乗る。融通性に富んだ乗り方であり、実際を見ていると、そうでした。

《自転車功罪》
 最近は自転車への注目度が高い。@健康の維持・向上に役立つ自転車、ACO2を排出しない環境に優しい自転車、Bちょっとした移動の手段として利便性の高い自転車等々。「自転車ツーキニスト」の言葉まで生まれています。一方、違法駐輪や自転車に伴う交通事故が問題になっています。自転車事故は、最近では絶対数は減少してきていますが、全交通事故に対する比率は増加傾向にあります。平成20年で全国の自転車事故件数は162,525 件であり、全交通事故の21%、うち死亡者数は717人(交通事故死亡者数の14%)負傷者数162,250人(交通事故負傷者数の17%)を占めているのです。
http://www.npa.go.jp/bicycle/index.htm#05
 Aの理由が成立するには、自転車が自動車からの転換対象になることが理想です。ある人が「自転車通勤はけしからん。公共交通の破壊者である。」と言っています。つまり多くの人は公共交通(バスや鉄道)からの転換で自転車を使っているので、公共交通の需要減少=公共交通の採算割れに貢献しているということです。手元にデータがありませんが、公共交通からの転換で自転車利用がどれくらいの割合があり、それによって廃止された路線(ルート)があるのでしょうか?(だれか教えてください。)
 Bの理由の反面として、違法駐輪や交通事故があげられています。だから自転車はけしからんと。ある人がその現況を自転車売上げの8割を占めるママチャリがルールもマナーもなく歩道を走り、違法駐輪することを理由にあげています。本来の自転車のメリットをママチャリが打ち消しているとの主張です。

《自転車ツーキニストの一人として》
 かく言う私も目下《自転車ツーキニスト》になっています。理由は@であり、血圧とコルステロール値を下げるためです。(地下鉄から自転車への転換です)
 従来の通勤形態は「自宅←(自動車)→野並←(地下鉄)→会社」ですが、すべてを自転車で通勤するなら、雨天時には「野並→自宅」でタクシー(深夜のためバスはない)を使わざるを得ません。そこで「自宅←(自動車に自転車を積み込む)→野並←(自転車)→会社」を想定して、自動車に積める24インチのロードバイク(折り畳めるが、折り畳まずとも乗せられる長さ)を購入しました。泥除けやスタンドを頼みましたが、恰好が悪いのでやめたほうがよいとアドバイスを受けました。(売らんがために勧めたりしない?)
 自転車通勤片道10kmで40分(表定時速15km)。行きは国道41号を北上するのですが、広幅員のため車道外側帯が概ね確保されているので、そこは快適に走行できます。歩道に自転車通行帯があるものの、歩道から車道を横断する際には、ママチャリのような緩慢なスピードと柔らかいクッションがないと、タイヤ1インチ幅のロードバイクでは衝撃が大きすぎて走れません。車道外側帯に駐車されている場合、慣れないと歩道側に回るのですが、慣れてくると車道側を走れるようになります。ヘルメットをかぶってそれなりのスピードで走ると自動車もその存在を認めてくれるようです。今のところクラクションを鳴らされたことはありません。
 駐輪はどうしているのか?また重量10.4kgでタイヤも簡単に外せるので、盗難されやすい自転車です。大枚をはたいているので、盗まれたら大変と事務所内に収納しています。違法駐輪ではありません。
偉そうに書いていますが、まだ10数往復しかしていません。購入してすぐに長い長い梅雨に入ったからです。そして最近ようやく日が照りだしました。日焼けがシミにならないか心配しつつも、6ケ月先の引き締まった体型をイメージして、走り続けようとしています。乞うご期待。

(2009.8.19/井澤知旦)