コラム
石田富男
インターネットの活用がまちづくりを大きく変える可能性を持っています。まちづくりに関する様々な情報を持っている自治体はもっとホームページ(HP)を有効に活用すべきであると考えます。 しかし、実際には観光情報などを中心としたHPが多く、有効に活用されているとはいいがたい状況です。そこで、自治体HPを「まちづくり」の視点から評価し、ランキングをつけるというHPを作成いたしました。 情報公開度、利用のしやすさ、市民参加を意識した双方向性の3つの視点から20項目の評価基準を設定し、得点づけを行っています。現段階では「試案」の段階で、評価方法や評価結果については、様々な異論があるものと思いますが、評価の高いHPは、他の自治体の参考になることも多いと考えています。 これまでに愛知県31市、愛知県57町村、三重県13市、岐阜県14市について評価を行いました。人口規模の大きな自治体の得点が高くなる中で、可児市が13点と検討しているのが目を引きます。 また、情報や意見交換の場として掲示板を設置しました。 「それぞれの自治体の方々がお互いに情報交換しようとするととても大変だと思いますし、 一般の人からの意見などを同時に見ることも不可能だと思います。それがここではできますね!」という意見もいただいています。 この試みが自治体HPの充実につながり、まちづくりに有効に活かされることを願っています。みなさんからご意見・ご感想もお待ちします。 http://www.spacia.co.jp/hp-rank/ |