視察レポート

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シェアサイクル・レポート8 熊谷市自転車シェアリング

 シェアサイクル・レポート8弾。中山道徒歩の旅の途中で見つけ利用してみた。
 ポートの看板のQRコードから専用アプリをダウンロードして会員登録。クレジットカードを登録すればすぐに使える。自転車のQRコードを読み込めば解除でき、アプリ上の操作で、貸し出し、途中の施錠、返却ができる。専用アプリの操作で、使用時間もポートの位置もすぐにわかり、使いやすい。
 料金は20分50円。月額1500円。
 実験段階のためか、ポートは3箇所しかなく、またメインのポートと思われる熊谷駅前のポートが駅の駐輪場にあるためわかりにくいのが残念。中山道沿いにポートがあったので気づいたが、熊谷駅で下車した時に気づいたかどうか...。
 使いやすいシステムなので、これでポート数が増え、わかりやすい場所に設置されれば普及するのではと思うが、アプリ開発にどれだけの費用がかかるのかが気になるところ。

 以上は当日乗車の感想としてアップしたものだが、看板に記載されていた「INTERSTREET」を検索してみると、金沢のまちのりにも関わっている株式会社ペダルが一昨年から開発を進めていた車載型バイクシェアリングシステムで、熊谷市でこの6月1日よりサービスを開始したことわかった。そこには、特筆すべき点として、アプリ利用の車載型でこれまで難しいとされていた電子マネーや現金の無人取扱いを路上端末機で可能があげられていた。

 アプリの地図に阿蘇市がでてくるので、調べてみると8/21~11/24に実証実験として実施されているようだ。アプリがこのまま使えるということであれば、他都市での展開の可能性も高いように思う。

中山道沿いのポート。この看板のQRコードからアプリをダウンロードできる。
中山道沿いのポート。この看板のQRコードからアプリをダウンロードできる。
自転車ごとにQRコードがついている。
自転車ごとにQRコードがついている。
メインと思われる熊谷駅のポート
メインと思われる熊谷駅のポート
熊谷駅だと、クレジットカードを登録しなくても現金でも可能。1日700円。観光客を対象にしているのか。しかし、いっぱい残っており、あまり利用されてないにではないかと思われる。
熊谷駅だと、クレジットカードを登録しなくても現金でも可能。1日700円。観光客を対象にしているのか。しかし、いっぱい残っており、あまり利用されてないにではないかと思われる。
アプリの画面。ポート数は3か所。全国マップをみることができ、阿蘇市にもポートがあった。
アプリの画面。ポート数は3か所。全国マップをみることができ、阿蘇市にもポートがあった。
(2019.9.2/石田富男)

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